妙心寺 退蔵院「なまずTシャツ」
夏の定番ファッションといえばTシャツ! 最近は京都の社寺や老舗もオリジナルのTシャツを扱うところが増えてきました。その施設ならではの個性あふれるデザインは京都好きにおすすめしたいものばかり。お土産に購入して、日頃から京都を身近に感じませんか。
宝蔵寺「髑髏Tシャツ」
新京極通の1本東にある裏寺町通は繁華街が近くにあるのを忘れるくらいの静けさが漂い、多くのお寺が建ち並びます。江戸時代の絵師 伊藤若冲の菩提寺である宝蔵寺もそのひとつ。
伊藤若冲をはじめ若冲派の作品を多く所蔵し、毎年、若冲の誕生日である2月8日前後に寺宝展を開催しています。
寺宝展でひときわ人気を集めるのが伊藤若冲筆の『髑髏図(どくろず)』です。「髑髏Tシャツ」はその作品をモチーフにして、若冲生誕300年を迎えた2016年に作られました。髑髏のワンポイントがおしゃれで、お寺のスタッフさんも日頃から着用されているそうです。
XXLまであり、サイズ展開も豊富。今年(2025)7月にはカーキが新たに仲間入りを果たしました。
Tシャツを着たら、目を引く髑髏がじつは伊藤若冲の作品だと思わず人に伝えたくなりますね。
■宝蔵寺
【拝観時間】10:00~16:00 ※境内のみ
【拝観休止日】月曜日
【拝観料】無料
【アクセス】市バス「四条河原町」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://www.houzou-ji.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/uraderahouzouji/
一澤信三郎帆布「布包Tシャツ」「120周年記念Tシャツ」
外観
形に模様、多種多様なかばんが揃う一澤信三郎帆布。京都の街を歩いていると、お店のタグがついたかばんを見かけることもしばしば。職人さんの丁寧な手仕事や確かな品質には老舗のこだわりが感じられます。
じつはお店の方が着用しているTシャツにもこだわりがあります。なんと一澤信三郎帆布では、夏のユニフォーム用に毎年新作のTシャツを作っているそうです。驚くのはデザインが社内公募ということ。春頃に投票が行われ、夏前には完成させるという流れを、かれこれ20年以上も続けているといいます。
数あるデザインのなかでも、背面に京都らしいモチーフが散りばめられた「布包Tシャツ」はお土産にぴったりという声が多かったため、販売にいたったそうです。
ここで愛用者に嬉しい情報を。一澤信三郎帆布は今年(2025)で創業120周年を迎え、記念に新柄の「いぶき」と新色の「あさぎ」がラインアップに加わりました。椿の花びらから着想を得た「いぶき」のデザインは、ご当代の信三郎さんによる考案。はじける生命力に、120年のエネルギーが感じられます。
一方、「あさぎ」はおよそ20年ぶりになる新色。目の覚めるような爽やかな色味は、かばんを持っているだけで元気が出そうです。
「いぶき」のデザインは今年(2025)のTシャツにも採用され、先日販売が始まったばかり。現在、多くのスタッフさんが着用されていますので、お買い物の際にあわせてご覧になってみてください。
■一澤信三郎帆布
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】火曜日、季節により無休
【電話】075-541-0436
【アクセス】市バス「知恩院前」から徒歩約2分 Google map
【公式ホームページ】https://www.ichizawa.co.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/ichizawa_shinzaburo_hanpu/
高台寺「妖女Tシャツ」「百鬼夜行Tシャツ」
北政所ねねが豊臣秀吉の菩提を弔うために建立した高台寺。夏の風物詩としてお馴染みの「百鬼夜行展」(8月31日まで)は今年で20年目を迎えます。8月1日(金)から18日(月)にかけては「夜間特別拝観」も行われ、賑わいます。
「百鬼夜行展」の期間中、方丈には2019年に奉納された藤井湧泉筆の『妖女赤夜行進図』が飾られています。真っ赤な背景に13名の女性が描かれ、妖しくも美しい姿にとらわれてしまいそうです。
妖女Tシャツ(サイズ:M、L、XL、XXL)3,800円。前面は無地です
その姿をTシャツに採り入れたのが今年(2025)7月に発売したばかりの「妖女Tシャツ」です。背面に妖女を大胆にプリントしたデザインは、お寺の方のアイデア。表情が見えない後ろ姿というのが妖しさを際立たせています。
高台寺開創四百年記念に描かれた『高台寺百鬼夜行絵巻』を題材にした「百鬼夜行Tシャツ」もあります。お寺ゆかりのものが妖怪に姿を変えて行進する様子が描かれているのですが、登場する妖怪たちは可愛らしさ満点! Tシャツにプリントされた提灯の妖怪もユーモラスです。「百鬼夜行Tシャツ」の在庫は残りわずか。気になる方は早めにお求めください。
可愛らしい妖怪に心を惹かれたら、唐傘のお化けをモチーフにした刺繍お守りをいかがでしょう。EXサービス会員なら、事前予約で拝観料とオリジナル刺繍お守りがセットになったプランを購入できます(9月30日まで)。
高台寺では、今後も「百鬼夜行展」の開催のたびに新しいTシャツを制作する計画があるそうですから、どうぞお楽しみに!
\EXサービス会員の皆様へ/
※9月は百鬼夜行展を開催していません。
■高台寺 百鬼夜行展
【日程】2025年7月15日(火)~8月31日(日)
9:00~17:30(受付終了17:00)
※8月10日(日)、22日(金)は休止
【料金】600円
※高台寺のみ夜間拝観期間(8/1~18)中も百鬼夜行展を観覧できます
【電話】075-561-9966
【アクセス】市バス「東山安井」バス停から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】https://www.kodaiji.com/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kodaiji
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kodaiji_zen_temple/
妙心寺 退蔵院「なまずTシャツ」
退蔵院は妙心寺に46ある塔頭のひとつで、一年を通して公開されています。境内奥にある「余香苑」は昭和の作庭家として知られる中根金作が手掛け、桜、藤、つつじ、蓮など四季折々の植物に出合える心地の良いお庭です。
お寺を知るうえで欠かせないのは国宝『瓢鮎図(ひょうねんず)』です。室町幕府4代将軍 足利義持の命を受けて画僧の如拙が描いた作品で、「ひょうたんでなまずを捕まえるにはどうしたら良いか」という義持の難問に対する回答を31人の高僧が書き記しています。あり得ないことに知恵を絞る、当時の遊び心が垣間見えるとともに、如拙の技量が冴えわたる最高傑作としても評価が高い作品です。
『瓢鮎図』にあやかって制作されたのが「なまずTシャツ」。「捕まえられるものなら捕まえてごらんなさい」と不敵な笑みを浮かべるなまずが背面に大きくプリントされています。禅宗において一筆書きの円は悟りや宇宙をあわらすとされるため、もしかしたら悟りに囲まれたなまずはすでに捕まえられているのかも…! 禅問答が始まってしまいそうなTシャツは禅寺ならでは。
「なまずTシャツ」は黒色もあります。なまずが可愛すぎて着づらいという方には、黒のTシャツのみ背面が無地(前面にひょうたんのワンポイントのみ)のタイプもありますので、お好みにあわせてどうぞ。
【拝観時間】9:00~17:00
【拝観料】600円
【電話】075-463-2855
【アクセス】JR山陰本線(嵯峨野線)「花園駅」から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】http://www.taizoin.com/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kyoto.taizoin
【公式Instagram】https://www.instagram.com/taizo_in/
下鴨神社「糺の森Tシャツ」「八咫烏Tシャツ」
楼門
国家鎮護のお社として長い由緒を持つ下鴨神社は、ちりめん生地がかわいい「媛守(ひめまもり)」や繊細なレースを使った御守りなど、魅力的な授与品を多数扱っています。
糺の森Tシャツ(サイズ:レディースのMのみ)4,500円
もちろんTシャツもあります。
女性におすすめなのが、神紋の双葉葵をポップにデザインした「糺の森Tシャツ」。水玉模様からは、清水がこんこんと湧き出る境内の御手洗池を連想させます。
ご祭神の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が八咫烏(やたがらす)に姿を変えたという逸話から作られたのが「八咫烏(やたがらす)Tシャツ」です。前面に「KYOTO JAPAN」、背面に大きく金文字が入ったインパクトのあるデザインは当初、外国人向けのお土産に考えられていたそうですが、今年(2025)7月から授与を開始するやいなや、日本人を中心に人気を博して完売に! 入荷次第、再販されるとのことですので楽しみにお待ちください。
それぞれのTシャツは楼門を入って左奥にある授与所でお求めいただけますよ。
【参拝時間】6:30~17:00、授与所9:00~16:30
【参拝料】境内無料
【電話】075-781-0010
【アクセス】市バス「下鴨神社前」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://www.shimogamo-jinja.or.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/shimogamojinja/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kamomioyajinja/
松井酒造「神蔵Tシャツ」
銘酒「神蔵」で知られる松井酒造は、享保11年(1726)に但馬国(現在の兵庫県)で創業し、江戸末期より京都で酒造りを続ける老舗酒蔵です。2022年7月のリニューアルでは日本酒のテイスティングができるカウンターテーブルや、ジンやラムづくりのための蒸留器を新設。日々、お酒好きの注目を集めてやみません。
「神蔵」をはじめ、松井酒造のほとんどの商品の題字は書家の紫舟さんによるもの。洗練された字はそれだけでTシャツのメインビジュアルになりそうですが、「神蔵Tシャツ」は一見しただけではどこのTシャツか分かりません。
じつは、前面に書かれた英字は日本酒ならではの発酵である「並行複醗酵」をあらわしているそうです。さらに、袖にはアルコール発酵の化学式が印字されるなど、酒蔵ならではのポイントが詰まっています。普段着にしてもおしゃれで、お店のスタッフさんも愛用しているそうです。
神蔵「南風HAE」
お酒のご紹介もあわせて。夏季限定商品の神蔵「南風HAE」は、今年(2025)、瓶とパッケージが新しくなりました。画家の中島潔さんによる絵が爽やかな瓶の色に映えます。メロンやバナナのようなフルーティーな香りに、ラムネを彷彿とさせる清涼感が特徴の夏らしい逸品です。
他にも、TWSC2025(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)で最高金賞を受賞した「京都ジン 輪廻 Old Tom MIKE」、銀賞を受賞した「京都ジン 輪廻 In Bloom」や、かぼすと山椒を使ったリキュールなど、おすすめはたくさん! ぜひ、テイスティングルームで好みのお酒を見つけてくださいね。
\EXサービス会員の皆様へ/
⇒お得な松井酒造満喫プランを販売中! 詳しくはこちら(8月30日まで)
■松井酒造
【営業時間】9:00~18:00 ※テイスティングルームは11:00~18:00(ラストオーダー17:30)
【定休日】日曜日、祝日、年末年始
【電話】075-771-0246
【アクセス】市バス「京大正門前」バス停から徒歩約6分、京阪鴨東線「出町柳駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://matsuishuzo.com/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/KurabitoMatsuishuzo
※掲載内容は2025年8月13日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。