クレープとエスプレッソと嵐山
カフェやパン、クレープなどさまざまな業態の店舗を全国に展開する「パンとエスプレッソと」。京都では特に嵐山エリアへの出店が顕著で、2019年に「パンとエスプレッソと嵐山庭園」と「パンとエスプレッソと福田美術館」が立て続けにオープンしました。
そして、昨年(2024)から今年にかけて3つのニューフェイスが登場! それぞれのお店の魅力やおすすめメニューをご紹介します。ぜひ、秋の嵐山散策の参考にしてくださいね♪
囲と囲曲(カコとイマ)
2025年5月、JR嵯峨嵐山駅から歩いて5分ほどの場所にオープンした「囲と囲曲(カコとイマ)」はワッフルの専門店。
古民家を改装した店内は和の風情がたっぷり。1階はテーブルやカウンター席で、2階は靴を脱いで上がるスタイルです。1人掛けテーブルやカウンター席が充実しているので、ひとり旅でも利用しやすいのが嬉しいところ。
メニューにはワッフルを使ったプレートがたくさん並びます。じつは「囲と囲曲(カコとイマ)」では、ワッフルではなく「ムッフル」と呼んでいます。その理由は、「パンとエスプレッソと」の名物である食パンの「ムー」の生地を使っているから。「ムー」は耳までしっとりと柔らかく、バターの風味豊かな味わいは「ムッフル」にもいかされています。パンの工程と同じように、ひとつずつ手包みで作ることで、外はカリっと、中はモッチモチの生地に仕上がるそうです。
また、お砂糖が控えめのため、チキンやとんかつなど、おかずとの相性もバッチリ。
モーニングプレート 1,800円(ドリンクは別途)
9月3日(水)には新たにモーニングプレートが仲間入りしました。ウィンナー、目玉焼き、ベーコン、アボカド、ほくほくのジャガイモ、トロトロのチーズ付きのトマトなど、朝の定番が盛りだくさん。「ムッフル」にのせてガブリと頬張れば、いっそう美味しく感じられます。
具材は追加でカスタマイズも可能です。お店は朝8時から営業していますので、朝食をしっかりとってから嵐山観光を楽しみたい人におすすめ。
「ムッフル」はテイクアウトもできます。「抹茶チョコレート」や「九条葱と西京味噌」など京都らしい味もあり、心が惹かれます。「ひとつに絞り切れない!」という人には、お持ち帰りボックスもありますので、ご安心を。
■囲と囲曲(カコとイマ)
【営業時間】8:00~18:00(ラストオーダー17:00)
【定休日】不定休
【アクセス】JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」から徒歩約5分 Google map
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kako.and.ima
和レ和レ和 アラシヤマ
「和レ和レ和 アラシヤマ」は2024年9月に嵐電「嵐山駅」のすぐ近くにオープンした定食カフェです。先ほどご紹介した「囲と囲曲(カコとイマ)」然り、「パンとエスプレッソと」はユニークな店名のお店が多いのですが、こちらは何と読むか分かりますか? 正解は「われわれはあらしやま」!
店内に広がるのは宇宙空間… ではなく、京都らしい落ち着いた風情。お庭に面して大きな窓が取り付けられ、開放的な雰囲気が魅力です。
朝8時からの営業とあって、朝食にぴったりの献立ばかり。
「蘭王たまごのだし巻き定食」は、大分県産の蘭王たまごを4つも使用しただし巻きがメイン。ふっくらトロトロの味わいにご飯が進みます。朝食、昼食の区切りはなく、いつでもオーダーが可能というのも嬉しいポイントです。お茶漬けや豆腐ハンバーグ定食などの定番に加えて、季節限定メニューもありますので、気になる方は公式Instagramでチェックを。
揚げたてお豆腐どーなつ(プレーン)300円
テイクアウトなら「揚げたてお豆腐どーなつ」をいかがでしょう。プレーン、抹茶、山椒とチョコの3種類があり、揚げたてをいただけます。アツアツで外はカリッと、中はしっとり♪ 嵐山散策でお腹がすいたときに、ちょうど良いサイズのおやつです。
■和レ和レ和 アラシヤマ
【営業時間】8:00~18:00(ラストオーダー17:00)
【定休日】不定休
【アクセス】嵐電嵐山本線「嵐山駅」から徒歩約2分、JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」から徒歩約10分 Google map
【公式Instagram】https://www.instagram.com/warewarewa_arashiyama
クレープとエスプレッソと嵐山
最後にご紹介するのは、「パンとエスプレッソと嵐山庭園」の敷地内に2024年4月にオープンした「クレープとエスプレッソと嵐山」です。「パンとエスプレッソと嵐山庭園」はかやぶき屋根が特徴のカフェのほかに、パンを扱うお店が別棟にあり、「クレープとエスプレッソと嵐山」はパンのお店と同じ建物内に新たに設けられました。
「パンとエスプレッソと」では京都のほかに6店舗、クレープのお店を展開していますが、抹茶のメニューは京都だけのオリジナル。こだわりのクリームをたっぷり使用した商品や、旬のフルーツと合わせたものもありましたが、生地そのものの味わいを楽しめる抹茶バターシュガーをオーダーしました。
クレープを焼く様子を目の前で見ていると、鉄板の大きさにびっくり! 直径40センチほどの鉄板に抹茶を練りこんだ生地を薄く伸ばし、香り高い抹茶とジャリジャリ食感のお砂糖をたっぷりとふりかけます。車折神社のすぐそばに本店を構える「八十八良葉舎(はとやりょうようしゃ)」から取り寄せているという良質な抹茶は香り高く、食欲をそそります。
クレープを手に持つとずっしり重みがあり、食べ応え満点。最初のうちはサクサクした食感ですが、食べ進めるうちにバターがジュワっと溶けて抹茶味のソフトクッキーを食べているような美味しさがあります。
店内にはイートイン席を併設。天気が良ければ、表にあるベンチに座って食べるのも気持ちが良さそうです。
■クレープとエスプレッソと嵐山
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】不定休
【アクセス】嵐電嵐山本線「嵐山駅」から徒歩約5分、JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」から徒歩約15分 Google map
※掲載内容は2025年9月22日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。