嵯峨野・嵐山エリアガイド

嵯峨野・嵐山エリアガイド

平安時代の貴族たちにも好まれた風光明媚な嵐山は、シンボルともいえる渡月橋周辺に、由緒あるお寺や神社が点在します。世界遺産・天龍寺の回遊式庭園は、春夏秋冬それぞれ美しい表情を見せてくれる日本初の史跡・特別名勝。大堰川で舟遊びを楽しむもよし、竹林の小径をそぞろ歩いて嵯峨野の古刹巡りをするもよし。近年開館した福田美術館やリニューアルオープンした嵯峨嵐山文華館など新名所にも注目が集まり、季節が変わるたび何度でも訪れたくなるエリアです。

平安時代の貴族たちにも好まれた風光明媚な嵐山は、シンボルともいえる渡月橋周辺に、由緒あるお寺や神社が点在します。世界遺産・天龍寺の回遊式庭園は、春夏秋冬それぞれ美しい表情を見せてくれる日本初の史跡・特別名勝。大堰川で舟遊びを楽しむもよし、竹林の小径をそぞろ歩いて嵯峨野の古刹巡りをするもよし。近年開館した福田美術館やリニューアルオープンした嵯峨嵐山文華館など新名所にも注目が集まり、季節が変わるたび何度でも訪れたくなるエリアです。

このエリアのみどころ

旧嵯峨御所 大本山 大覚寺

旧嵯峨御所 大本山 大覚寺(きゅうさがごしょ だいほんざん だいかくじ)

平安貴族が舟遊びをしたと伝わる大沢池が有名。絶好のリフレクションスポットで、春は大沢池の水際を彩る桜並木、初夏や秋は放生池に浮かび上がるモミジと心経宝塔にご注目を。写経の根本道場としても知られ、五大堂にて写経・写仏体験ができます。

スポット情報

西芳寺[苔寺]

西芳寺[苔寺](さいほうじ[こけでら])

夢窓疎石(むそうそせき)の作庭と伝わる京都屈指の名庭は、約120種類もの苔が一面を覆い尽くし、そのことから「苔寺」と呼ばれています。参拝は事前申込制で、本堂で心静かに写経をした後、お庭を散策。緑色が織りなす色彩をゆっくり堪能してみて。世界遺産登録。

スポット情報

常寂光寺

常寂光寺(じょうじゃっこうじ)

平安の歌人・藤原定家の山荘跡があったと伝わる寺院。苔とモミジが織りなす風景が見事で、茅葺の仁王門や石畳の参道などしっとりとした古都の風情を感じます。新緑・紅葉スポットとしてお馴染みですが、春は山桜やミツバツツジなどの花々が咲き、華やかな境内に。

スポット情報

天龍寺(てんりゅうじ)

桜に花々、紅葉など季節ごとに美景が楽しめる禅寺。法堂の天井に描かれた「雲龍図」は、どこから見ても目線が合うことから「八方にらみの龍」でも知られ、その姿は迫力満点です。庫裏の玄関では大きな「達磨図」がお出迎え。達磨さんをモチーフにしたお寺グッズは、お土産にもぴったり。世界遺産登録。

スポット情報

嵐山・渡月橋(あらしやま・とげつきょう)

嵐山のシンボルとしておなじみ。亀山上皇の「月が橋を渡るように見えた」という言葉が名前の由来で、平安時代から長く愛され続けています。川辺を歩くのも気持ちいいですが、嵐山通船の矢形船に乗って違う目線で楽しむのもおすすめ。毎年12月には嵐山花灯路が開催され、あたり一面が幻想的な雰囲気に包まれます。

スポット情報

とくにこれがおすすめ!

スタッフのおすすめポイント!

スタッフのおすすめポイント
天龍寺を訪れるなら「朝」に注目。嵐山と亀山を借景とした「曹源池庭園」は、天気の良い朝に訪れれば、日光が差し込む素晴らしい風景に出会えることも。桜と紅葉シーズンは、通常より早い時間に開門されるので、早起きしてお出かけすれば、混雑を回避しつつ絶景が見られるはず。

おすすめのスポット

竹林の小径(ちくりんのこみち)

竹林の小径(ちくりんのこみち)

映画やドラマにも登場する名所中の名所で、青々とした竹林が約300m続きます。天龍寺の北門から出れば、竹林にすぐ到着。笹ずれの音やマイナスイオンに包まれる“癒やし”のひとときが過ごせます。縁結びの神様で知られる野宮神社もあるのであわせてお参りを。

二尊院

二尊院(にそんいん)

釈迦如来と阿弥陀如来の二尊がご本尊。総門から約200mの参道は「紅葉の馬場」と呼ばれ、秋はもちろん、初夏の青もみじも格別の美しさです。鐘楼横の長い石段を上がると、比叡山や仁和寺の五重塔などが見渡せる静かなビュースポットがあります。

祇王寺

祇王寺(ぎおうじ)

「平家物語」に描かれた悲恋の舞台として知られる寺院。初夏の新緑、秋の紅葉名所としても名高いスポットです。草庵の吉野窓は、境内の緑葉を通って差し込む日差しが、障子に色とりどりの色彩を映し出すことから、別名「虹の窓」とも。

松尾大社

松尾大社(まつのおたいしゃ)

お酒の神様として全国的に有名。「服酒守」や「醸酒守」など、お酒にまつわる授与品も揃います。山吹の名所としても知られ、4月から5月にかけて「山吹まつり」を開催。約3,000株もの山吹が花を咲かせ、境内を彩ります。

地蔵院[竹の寺]

地蔵院[竹の寺](じぞういん[たけのてら])

竹林とモミジ、苔が織りなす美景を静かに楽しめるお寺。方丈茶室の猪目窓からは、四季折々の風景を眺められます。境内には「一休禅師母子像」が建てられていて、一休さんともゆかりが深いスポットです。ゆるっとした表情がかわいらしい「だるまもり」も人気。

鈴虫寺[華厳寺]

鈴虫寺[華厳寺](すずむしでら[けごんじ])

堂内で鈴虫を飼われていて、一年中音色が絶えないことから「鈴虫寺」の呼び名で親しまれ、令和5年(2023)には創建300年を迎えます。ユーモアあふれるお坊様の鈴虫説法が人気。わらじを履いた「幸福地蔵」は、ひとつだけ願いごとをかなえてくれると伝わります。

福田美術館

福田美術館(ふくだびじゅつかん)

京の人気絵師・伊藤若冲や円山応挙など、江戸から近代にかけての画家の作品を約1,500点収蔵。展示内容の一部の作品を除きますがほとんどの作品が撮影OKです。併設のカフェからは渡月橋と大堰川を一望することも。アート巡りなら、徒歩約3分の嵯峨嵐山文華館も訪れてみて。

東映太秦映画村

東映太秦映画村(とうえいうずまさえいがむら)

東映京都撮影所のオープンセットが広がるテーマパーク。時代劇に登場する忍者などの衣装に着替えられる変身スポットもあり、子どもも大人も楽しめます。令和2年(2020)には、新たに「エヴァンゲリオン京都基地」がオープンし、村内に初号機が登場。実際に乗ることも可能です。

平野屋(ひらのや)

平野屋(ひらのや)

愛宕神社の一の鳥居のたもとにある、創業400年を超える茶店。建物にも歴史が感じられます。夏は鮎料理、冬はぼたん鍋と季節の味覚を堪能。愛宕神社の参道をイメージした、江戸時代からの名物団子「志んこ」は、米粉をこねた素朴なお菓子で、軒先でいただくことも。

とくにこれがおすすめ!

スタッフのおすすめポイント!

スタッフのおすすめポイント
このエリアは楽しい「乗り物」が豊富。車夫さんによる観光案内が評判の「人力車」や、春は桜、秋は紅葉に彩られた保津川の渓谷を走る「嵯峨野トロッコ列車」、亀岡から嵐山までの渓流を舟で下る「保津川下り」など、乗り物好きにおすすめです。夏の風物詩「嵐山の鵜飼」では、観光屋形船に乗って、鵜飼を見学することもできます。
(写真:保津川下り)

スタッフがおすすめする!

嵯峨野・嵐山 エリアのずらし旅ポイント

嵯峨野・嵐山エリアのずらし旅ポイント 常寂光寺
日本屈指の観光地として知られる嵯峨野・嵐山エリアのずらしポイントは、「あえて雨の日を選ぶ」。メリットは“人出が少なくなる”だけではありません。このエリアには、西芳寺や祇王寺、常寂光寺、地蔵院などモミジと苔の名所がたくさんあり、雨を受けると、より一層美しい緑に。晩秋の頃は、しっとりと濡れて色鮮やかな“敷きもみじ”が楽しめますよ。

掲載内容は2021年4月時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

エリアガイド・マップ