2026年は午年! 京都の“馬”ゆかりの神社へお参り

  • 散策

藤森神社

藤森神社

来る2026年の干支は「午(うま)」。古くから馬と人間は関わりが深く、京都にはゆかりの地が多くあります。馬のように颯爽と駆けぬけ、何事もウマくいく一年になりますように… 新年の京都旅は、馬ゆかりの神社へお参りしませんか。

※年末年始の参拝時間は異なる場合があります。事前に公式ホームページ・SNSをご確認ください

【藤森神社】たくさんの“馬”に出会って、HAPPYな一年に♪

  • 西参道

    西参道

  • 神馬像

    神馬像

  • 手水舎

    手水舎

  • 競馬関係者やファンの参拝も多く、名馬の絵が奉納されています

    競馬関係者やファンの参拝も多く、名馬の絵が奉納されています

京都の“馬ゆかりの神社”といえば、藤森神社をイメージされる方が多いのではないでしょうか。「菖蒲の節句」発祥の地と伝わり、旧暦の午月午の日にあたる5月5日開催の「藤森祭」で「駈馬神事」が執り行われることから、“勝運と馬の神様”として篤く信仰されています。神馬像をはじめ、馬をモチーフにした手水舎、これまで奉納された多数の絵馬を展示する絵馬舎など、境内は“馬”づくし♪
  • 拝殿前に2つの大絵馬が登場!

    拝殿前に2つの大絵馬が登場!

  • 「馬九いく」絵馬

    「馬九いく」絵馬

拝殿前には、午年にちなんだ2つの大絵馬が登場。じつは大絵馬の設置は、前回の午年以来12年ぶりという嬉しい光景です。「馬九いく」絵馬には九頭の馬が描かれ、それぞれに「九つの幸せ」を伝える「勝」や「健」などの漢字が書かれています。その意味は、絵馬横のボードでチェックしてみてくださいね。
  • 午年限定特別御朱印(一例) 左:500円、右:1,000円(無くなり次第終了)

    午年限定特別御朱印(一例) 左:500円、右:1,000円(無くなり次第終了)

  • 開運守 各1,000円 ※色は選べません

    開運守 各1,000円 ※色は選べません

  • 一年を通して人気の「馬のおみくじ」(各500円)。午年はおめでたい金色バージョン(700円)が登場予定

    一年を通して人気の「馬のおみくじ」(各500円)。午年はおめでたい金色バージョン(700円)が登場予定

続いては新年の気になる授与品です。午年限定特別御朱印は、「馬九いく」絵馬の絵や縁起の良い「左馬(ひだりうま)」、「切り絵」などを用意されています。お守りも豊富で、「開運守」は“新年の運試し的な授与品”。黄色(運気上昇)、ピンク(良縁成就)など、色によってご利益が異なるお守りが袋に入っていて、どれを拝受できるかは袋を開けてからのお楽しみです。

参拝の際は、宝物殿にもお立ち寄りください。貴重な社宝はもちろん、日本各地の馬の郷土玩具や民芸品、世界各地の馬の置物など、先代宮司さん自慢のコレクションが展示されています。

宝物殿前には、馬がデザインされた自動販売機が! 飲み物を購入すると、馬の鳴き声「ヒヒ~ン!」にはじまり、「幸運に恵まれますように」という宮司さんのありがたいお言葉が流れ、インパクト抜群です。参拝後のひとやすみには、こちらで飲み物をどうぞ。

たくさんの“馬”に出会える藤森神社にお参りすると、素敵な2026年になりそうですね♪

■藤森神社
【参拝時間】境内自由、授与所・宝物殿9:00~17:00
【参拝料】境内・宝物殿無料
【アクセス】京阪本線「墨染駅」から徒歩約7分、JR奈良線「JR藤森駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://fujinomorijinjya.or.jp/
【公式X】https://x.com/fujinomori505

【粟田神社】かっこいい! 躍動感あふれる神馬像

  • 神馬像

    神馬像

  • どこから見てもかっこいい!

    どこから見てもかっこいい!

  • 参道

    参道

都へ続く街道の出入口「京の七口」のひとつ「粟田口」に鎮座する粟田神社。古の旅人は同社で祈願し旅路についたと伝わり、“旅立ちの守護・旅行安全の神様”として知られます。

参道の石段を登ると、迎えてくれるのは青銅製の神馬像。明治末期に島津久吉・まさ夫妻が奉納したもので、左脚先から尻尾までの幅はなんと約4.1メートル! 高さは約2.5メートルもある、立派な神馬です。今にも駆けだしそうな、躍動感あふれる姿が印象的ですよね。授与所には神馬像をモチーフにしたお守りもあります。
  • 「うま」のおみくじ 100円

    「うま」のおみくじ 100円

  • おみくじ掛けに結ばれる“馬”たち

    おみくじ掛けに結ばれる“馬”たち

粟田神社といえば“旅立ちの守護”にちなみ「ハト」のおみくじが人気ですが、じつは、2025年始め頃から「うま」のおみくじが仲間入り。神馬像とは対照的な表情に、ほっこりします♪ 新年はたくさんの「うま」のおみくじが結ばれそうですね。

■粟田神社
【参拝時間】境内自由、授与所8:30~17:00
【参拝料】境内無料
【アクセス】市バス「神宮道」バス停から徒歩約5分、地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】https://www.awatajinja.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/awatajinja
【公式X】https://x.com/awata_shrine
【公式Instagram】https://www.instagram.com/awata_shrine/

\藤森神社と粟田神社は、対象スポットです!/

【貴船神社】“絵馬発祥の社”で、願いを込めて絵馬を奉納

  • 絵馬の起源を伝える、「黒馬」と「白馬」の像

    絵馬の起源を伝える、「黒馬」と「白馬」の像

  • 表参道

    表参道

鴨川の源流にあたる貴船川のほとりに鎮座し、水の供給を司る神様を祀る貴船神社。その昔、日照りや長雨が続くと、朝廷は貴船神社に勅使を派遣し、雨乞いの際は「黒馬」を、雨止みの際は「白馬」または「赤馬」を奉納し祈願していました。生きた馬を献上する儀式は次第に簡素化し、板に馬の絵を描いた「板立馬」が奉納されるように。これが、現在の「絵馬」の原型と伝わります。
  • 何事もうまくいく絵馬 各1,500円

    何事もうまくいく絵馬 各1,500円

  • 白馬黒馬の絵馬 700円

    白馬黒馬の絵馬 700円

“絵馬発祥の社”だけに、縁起の良さそうな「何事もうまくいく絵馬」をはじめ、「白馬黒馬の絵馬」や「和泉式部の絵馬」、季節をイメージした「モミジの絵馬」など、種類が豊富。2026年の願いを込めて、ぜひ、奉納してみてはいかがでしょう。

■貴船神社
【参拝時間】6:00~18:00、授与所9:00~17:00
【参拝料】境内無料
【アクセス】京都バス「貴船」バス停から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://kifunejinja.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kifunejinja
【公式X】https://x.com/kifunejinja
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kifunejinja/

【上賀茂神社】神馬「神山号」に会いに行こう!

  • 楼門

    楼門

  • 細殿 ※2025年お正月のイメージ

    細殿 ※2025年お正月のイメージ

京都最古の神社のひとつで、世界文化遺産にも登録されている上賀茂神社。御祭神 賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)が神山(こうやま)に降臨された際、お告げに従い走馬を行ったことから“乗馬発祥の地”と伝わり、現在も「賀茂競馬」など馬にまつわる神事が多く執り行われています。
  • 日曜日・祝日、祭典の日に神事「神山号」が出社します

    日曜日・祝日、祭典の日に神事「神山号」が出社します

  • 馬みくじ(各500円)など、馬をモチーフにした授与品が豊富

    馬みくじ(各500円)など、馬をモチーフにした授与品が豊富

上賀茂神社は、神馬がいる神社としても有名です。「神山号」と名付けられた白馬は日曜日・祝日、祭典などの際に出社(9:30~15:00頃※)。「神馬舎」では、人参をあげることもできますよ。年始めに白馬を見ると一年の邪気が祓われるという故事から、1月7日には「白馬奏覧神事(はくばそうらんじんじ)」が行われます。当日は「厄除け七草粥」(有料)の接待もあり、多くの参拝者で賑わいます。

「神山号」や「白馬奏覧神事」にまつわるお話は、12月24日(水)公開ブログでたっぷりお届けする予定ですのでお楽しみに♪

※神山号の体調や天候によって出社されない場合もあります

■上賀茂神社
【参拝時間】5:30~17:00、授与所8:00~17:00
【参拝料】境内無料
【アクセス】市バス「上賀茂神社前」バス停からすぐ Google map
【公式ホームページ】https://www.kamigamojinja.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kamigamojinja.official/
※掲載内容は2025年12月17日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. 「そう京」編集部

おすすめコンテンツ