京都最大級の
伽藍を持つ禅寺
東福寺
九條道家が創建した臨済宗東福寺派の大本山。
九條家の菩提寺として嘉禎2年(1236)から19年の歳月をかけて建立され、規模は東大寺につぎ、教行は興福寺にならうという意味から、東福寺と名づけられました。
本尊は釈迦如来。本堂は昭和9年再建、三門は現存最古の三門で国宝。禅堂、浴室、東司(とうす)、愛染堂など重要文化財に指定される建築も多くあります。本坊庭園は昭和の作庭家、重森三玲が手掛けたもの。秋は通天橋から望む渓谷「洗玉潤」の紅葉が、圧巻の美しさを誇ります。
東福寺には
25の個性豊かな塔頭が
あります
塔頭とは、大寺院の敷地内にある小さな寺院のことで、本山の住職が隠居した場所や、高僧の墓所として建てられたお寺を指します。東福寺には光明院、芬陀院、天得院をはじめとする独自の庭園や歴史をもつ個性豊かな塔頭があります。