1月に行きたいイベント5選 初詣ほか

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初詣

下鴨神社

 

さぁ、まもなく新年の幕開け。1月は初詣ご利益めぐりなど、新春らしいイベントが古都を彩ります。毎年恒例の「京の冬の旅」の特別公開も、1月6日(土)からスタート。今回は約半数が初公開といいますから、ますます楽しみになりますね♪ 2018年の“初旅”は京都へ出かけませんか?



一度は体験してみたい! 古都・京都で「初詣」


お酒の神さまで有名な「松尾大社」


新しい年を迎えたら、まずは素晴らしい一年となるよう初詣へ。古都・京都には由緒ある神社がたくさんあります。商売繁盛、縁結び・・・ 様々なご利益のなかから自分にぴったりの神社をみつけて、お参りに出かけてみましょう。境内に飾られる干支の大きな絵馬を眺めたり、京都の神社ならではの歳時を体験するのも楽しいですよ。

⇒ご利益別に京都の初詣スポットをご紹介!
⇒やっぱり縁結びが気になる・・・ という方は「京都で良縁・縁結び祈願」をチェック!


女性守護の「市比賣神社」


「神社がたくさんあって、どこへお参りに行けば良いのかわからない~!」とお悩みの方は、地元スタッフが実際にお参りに行く初詣スポットを、参考にしてみてください。絵馬やおみくじなどのエピソードを交えながらお届けしています。

⇒地元スタッフは、こちらへお参りに行っています♪


福をもたらす新春巡礼♪
日本最古と伝わる「都七福神めぐり」



1月の京都では、“新春巡礼・巡拝”が各所で行われます。特に有名なのが「都七福神めぐり」。いまでは全国的な「七福神めぐり」ですが、実は京都が発祥の地とされています。商売繁昌の「ゑびす神」、開運招福の「大黒天」など七福神が祀られた社寺を新春にめぐれば、“七難撲滅”のご利益があるとされ、良き一年が過ごせるそうですよ。


豪華な“都七福神メンバー”はこちら


布袋尊(萬福寺)


【ゑびす神】商売繁盛/恵美須神社(詳細情報はこちら)
【大黒天】開運招福/松ヶ崎大黒天[妙円寺](詳細情報はこちら)
【毘沙門天】七福即生/東寺[教王護国寺](詳細情報はこちら)
【弁財天】福徳自在/六波羅蜜寺(詳細情報はこちら)
【福禄寿神】延寿福楽/赤山禅院(詳細情報はこちら)
【寿老神】不老長寿/革堂[行願寺](詳細情報はこちら)
【布袋尊】諸縁吉祥/萬福寺(詳細情報はこちら)

「都七福神めぐり」期間中、六波羅蜜寺では1日(月・祝)~3日(水)に無病息災を願う「皇服茶(おうぶくちゃ)」、恵美須神社では8日(月・祝)~12日(金)に商売繁盛を願う「十日ゑびす大祭(初ゑびす)」が行われます。東寺では6日(土)から通常非公開の五重塔内部の特別公開がスタート。歳時と合わせて七福神をめぐるのも、楽しい旅となりそうです。

「1日で効率よくめぐりたい!」という方には、京都定期観光バスの「都七福神めぐり」(8,800円)がおすすめ。それぞれ離れた場所にあるので、アクセスに悩む心配もご無用! 嬉しい「七福神弁当」も付いています。

各社寺で、私が皆さんにぜひチェックしていただきたいのが、境内にいらっしゃる“七福神”。「ゆるみくじ」でご紹介した福禄寿のおみくじ(赤山禅院)をはじめ、鳥居の上でニッコリ微笑む“ゑびすさん”(恵美須神社)や天王殿の愛嬌ある“布袋さん”像(萬福寺)など、どれも思わず笑顔になっちゃいますよ♪

■都七福神めぐり
【日程】2018年1月1日(月・祝)~31日(水)
※拝観・参拝・朱印受付時間等は、社寺により異なります
【場所】恵美須神社、松ヶ崎大黒天[妙円寺]、東寺[教王護国寺]、六波羅蜜寺、赤山禅院、革堂[行願寺]、萬福寺
【料金】朱印料各300円、色紙(大護符)1,500円~2,000円
【問合せ】075-561-6980(都七福神事務局/六波羅蜜寺)


まだまだあります! 新春の福めぐり


御香宮神社(伏見五福めぐり・京都十六社朱印めぐり)


★伏見五福めぐり
お酒のまち「伏見」を代表する社寺をめぐります。干支が描かれた専用色紙が可愛らしく、五社全ての御朱印をいただき色紙を完成させると、その年の干支土鈴がいただけます(先着2,000名)。
【日程】2018年1月1日(月・祝)~15日(月)
【場所】長建寺、藤森神社、大黒寺、乃木神社、御香宮神社
【料金】朱印料各300円、色紙1,000円
【問合せ】075-611-0559(洛南保勝会/御香宮神社)

★京都十六社朱印めぐり
健康長寿から出世開運まで、ご利益豊富な神社を巡拝。専用の朱印帳(無料)にご朱印をいただき全てめぐると、その年の干支置物がいただけます。
【日程】2018年1月1日(月・祝)~2月15日(木)
     9:00~17:00
【場所】今宮神社、わら天神宮、御霊神社[上御霊神社]、市比賣神社、京都 熊野神社、東天王 岡崎神社、熊野 若王子神社、豊国神社、粟田神社、新熊野神社、六孫王神社、吉祥院天満宮、藤森神社、御香宮神社、西院 春日神社、長岡天満宮
【料金】朱印料各300円
【問合せ】075-611-0559(御香宮神社)
【公式ホームページ】http://www.kyoto-16sha.jp/

★泉山七福神めぐり
泉涌寺(せんにゅうじ)の塔頭に祀られる七福神など9ヵ所を参拝。はじめに即成院で福笹を受け取り、各所で吉兆の授与品を福笹につなげながらめぐります。こぶ茶や小豆粥などの無料接待(数に限りがあります)もあり、1日を通して楽しめます。
【日程】2018年1月8日(月・祝)
    8:00~16:00
【場所】泉涌寺(楊貴妃観音堂)、即成院、戒光寺、今熊野観音寺、来迎院、雲龍院、悲田院、法音院、新善光寺
【料金】福笹無料、吉兆の授与品300円~
【問合せ】075-561-1551(泉涌寺)
【公式ホームページ】http://www.mitera.org/


冬の恒例イベントがスタート!
第52回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開


【京の冬の旅 初公開】常林寺 阿弥陀三尊像


毎年恒例の「京の冬の旅」非公開文化財特別公開(以下、京の冬の旅)。普段はお目にかかれない仏像や襖絵、庭園などの秘められた文化財が、期間限定で公開されます。2018年は、日本の転換期となった明治維新から150年を迎える節目の年。今回は「明治維新150年記念」と「西郷隆盛」をテーマに、幕末・明治維新や西郷隆盛ゆかりの寺院など15ヵ所の特別公開が行われます。そのほぼ半数が「京の冬の旅」初公開とのことで、いまから楽しみですね。

⇒詳しい情報は、歳時『第52回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開』をチェック!


気になるカテゴリーを絞って、めぐるのも楽しい!


【京の冬の旅 初公開】相国寺 林光院 襖絵「虎図」


公開箇所のなかで私が気になるのは、「襖絵」などのアート♡ 薩摩藩ゆかりの相国寺 林光院では、今年(2017年)完成したばかりの「龍虎」「蓮」「松」などの水墨画が公開されます。愛らしい「虎図」は「京の冬の旅」パンフレットの表紙を飾っているんですよ♪ それから伏見稲荷大社 御茶屋の棟方志功の作品も見逃せません。襖絵「御牡丹図(おんぼたんず)」や初公開の「火華旺韻図(かかおういんず)」など、どれも彩色が美しくステキなんです!(期間中、展示替えあり)


【京の冬の旅 初公開】妙覺寺「大涅槃図」


歴史を感じる作品でいえば、妙覺寺の「大涅槃図」が気になります。高さはなんと約5.9メートル! 狩野元信が描いたと伝わる超大作に、きっと皆さん驚かれることでしょう。「京の冬の旅」期間中は、塩澤文男氏による12メートルにもなる巨大仏画の公開制作も行われているので、新旧の作品鑑賞が楽しめそうですね。

他にもたくさんの魅力的な文化財が特別公開されます。お目当てのスポットをみつけて、「京の冬の旅」へ! 往復新幹線と嬉しい特典がセットになった「お得な旅行プラン」も発売中です♪

■第52回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開
【日程】2018年1月6日(土)~3月18日(日)
    10:00~16:00(受付終了)
【料金】1ヵ所600円
※日程・料金ともに、公開箇所により一部異なります。詳しくは公式ホームページでご確認ください。
【問合せ】075-213-1717(京都市観光協会/9:00~17:00、12月29日~1月3日休)
【公式ホームページ】http://kyokanko.or.jp/huyu2017/

イヌとニワトリで、干支くらべ!
京都国立博物館の「いぬづくし」と細見美術館の「はじまりは、伊藤若冲」


「暖かい室内で楽しめるところはないかな・・・?」という方におすすめしたいのが、アート鑑賞。1月の京都では、いろいろな展覧会が行われますが、新年ということで“干支”にちなんだアートはいかがでしょうか。


花卉鳥獣図巻(部分) 国井応文・望月玉泉筆 京都国立博物館


2018年の干支・戌(いぬ)を愛でるなら、京都国立博物館(以下、京博)で開催中の特集展示「いぬづくし-干支を愛でる-」へ。今年(2017年)開館120周年を迎え、「国宝」展が大きな話題となった京博では、年末年始恒例で、干支にちなんだ作品を展示されています。古くから犬は、人間の良きパートナーとして愛されてきました。美しい絵や人形などの作品から、犬と人間の関係性に思いを馳せてみましょう。

京博では新春イベントとして、人気マスコットキャラクター「トラりん」の登場や「芸舞妓 春の舞」、「書道パフォーマンス」が予定されています。イベントの詳細は公式ホームページでご確認ください。


■特集展示「いぬづくし-干支を愛でる-」
【日程】2017年12月19日(火)~2018年1月21日(日)
    9:30~17:00(受付終了16:30)、金曜日・土曜日は~20:00(受付終了19:30)
【休館日】月曜日(祝日の場合は翌日)、2017年12月25日(月)~2018年1月1日(月・祝)
【場所】京都国立博物館 詳細情報はこちら
【料金】520円
【問合せ】075-525-2473(テレホンサービス)
【公式ホームページ】http://www.kyohaku.go.jp/

伊藤若冲 雪中雄鶏図(部分)


去り行く2017年の干支・酉(とり)を惜しんで鶏を愛でるなら、来年(2018年)開館20周年を迎える細見美術館の「はじまりは、伊藤若冲」展へ。2016年に生誕300年を迎え、“若冲ブーム”が巻き起こったことは記憶に新しいですよね。細見美術館では若冲作品を多数所蔵されており、20周年記念展の第一弾のテーマが「若冲」となりました。若冲といえば数多くの「鶏」を描いたことで有名です。同展では「雪中雄鶏図(せっちゅうゆうけいず)」をはじめ、江戸絵画の優品が展示されます。


■開館20周年記念展 I 細見コレクション「はじまりは、伊藤若冲」
【日程】2018年1月3日(水)~2月25日(日)
    10:00~18:00(受付終了17:30)
【休館日】月曜日(祝日の場合は翌日)
【場所】細見美術館 詳細情報はこちら
【料金】1,300円
【問合せ】075-752-5555
【公式ホームページ】http://www.emuseum.or.jp/


一休さんゆかりのお寺で、
新年の誓いをたてる 「一休善哉の日」



“一休さん”こと一休禅師が晩年を過ごしたと伝わる一休寺。京都府南部の京田辺市にあり、近鉄「京都駅」からは40分ほど。同寺では1月生まれの一休さんにちなみ、毎年1月の最終日曜日を「一休善哉(いっきゅうぜんざい)の日」として、一年間の善き行いの誓いを絵馬に書いて奉納します。その後、一碗の善哉をいただき成就を願います。



いまでは誰もが知る「善哉」ですが、実は名付け親は一休さん。大徳寺の住職からお餅の入った小豆汁をごちそうになり「善哉此汁(よきかなこのしる)」と、一休さんがおっしゃったことが由来なのだとか。そんなエピソードがあると知れば、ぜひ一休寺を訪ねてみたくなりませんか? 境内は庭園や一休像など見どころが多く、かわいらしい授与品も揃っています。京都駅から少し足をのばして、一年の誓いを立てましょう。


■一休善哉の日
【日程】2018年1月28日(日)
    10:00~16:00
【場所】一休寺[酬恩庵] 詳細情報はこちら
【料金】1,000円(拝観料・絵馬代・祈祷料・善哉代込)
【問合せ】0774-62-0193
【公式ホームページ】http://www.ikkyuji.org/

 

Written by. かりー

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