京都で新緑を満喫♪ 今年の初夏は、八瀬に行こう!

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八瀬
 

 

桜のシーズンが終了すれば、新緑が美しい初夏の幕開けです! 初夏の京都を楽しむなら、比叡山の山麓にある“八瀬エリア”がおすすめ。青もみじや苔が見どころのお寺や、いたるところに鳩のかわいらしいモチーフがある神社など、八瀬の注目スポットを散策コース風にお届けします♪ 街の喧噪から離れて、ゆっくり新緑に癒やされてみませんか?

★八瀬エリアへのアクセス★
<”1dayチケット“を使って現地へ!>
JR「京都駅」→JR奈良線→JR「東福寺駅」乗換→京阪本線→「出町柳駅」乗換→叡山電車叡山本線→「八瀬比叡山口駅」下車(所要時間約45分)
⇒八瀬エリアへのアクセスに便利でお得な1dayチケット付旅行プランはこちらから。

<“電車+バス”で、スムーズに現地へ!>
JR「京都駅」→地下鉄烏丸線(国際会館行)→「国際会館駅」乗換→京都バス19系統→「八瀬駅前」バス停下車(所要時間約35分)

<“バス一本”でゆったり現地へ♪>
JR「京都駅」→京都バス17・18系統→「八瀬駅前」バス停下車(所要時間約50分)


【八瀬もみじの小径】散策のスタートはここから♪ 穴場の青もみじスポット

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「八瀬駅前」バス停から3分ほど歩くと、叡山ケーブル「ケーブル八瀬駅」のすぐ側に散策道・八瀬もみじの小径(こみち)があります。初夏になると約3,700平方メートルの敷地が一面青もみじに覆われ清々しい気配に包まれます。沿道には、昭和16年(1941)に設置されたラジオ塔や、昭和41年(1966)まで使われていた水力発電所跡など、“近代化遺産”が遺っているので、眺めながら歩くのも楽しいですよ♪ 少し坂もあるので、歩きやすい靴でお訪ねくださいね。

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散策道の途中には、高さ約18メートルもある立派な「平安遷都紀念塔」があります。元々は、“平安遷都千百年祭”の成功を後世に伝えるため、平安神宮の北側に建立されたものです。昭和初期に、丸太町通の拡張と市電敷設のため、こちらの場所に移築されたのだとか。ぜひその歴史にも注目して見てみてください。

■八瀬もみじの小径
【入場時間】入場自由
【料金】無料
【電話】075-781-4338(叡山ケーブル・ロープウェイ 鋼索係事務所)
【アクセス】叡山電車叡山本線「八瀬比叡山口駅」から徒歩約5分、京都バス「八瀬駅前」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】http://eizan.keifuku.co.jp/


【瑠璃光院】この時季だけの限定公開!
床板や机に映り込む青みじは圧巻の美しさ

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八瀬もみじの小径から高野川沿いを南へ10分ほど歩き、瑠璃光院へ。普段は非公開のお寺ですが、春と秋だけ特別公開しています。境内には数十種のもみじが植えられてるそうで、秋の紅葉はもちろん、初夏の青もみじも美しいもの。書院前には「瑠璃の庭」が広がり、2階の大きな机や床に映り込む風景は、息を呑むほどの美しさです。

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「瑠璃の庭」は、瑠璃色に輝く浄土の世界が表現されていて、厚い苔に覆われた庭のなかを「一条のせせらぎ」が流れています。1階の書院からは2階からの景色と異なり、苔の絨毯ともみじの“緑”が織りなす初夏景色を眺められますよ。

⇒1日150名限定! 瑠璃光院の夜間特別拝観を貸切でご覧いただける「瑠璃光院 夜の特別拝観」プランの詳細はこちらから。


■瑠璃光院「春の特別拝観」
【日程】2018年4月15日(日)~6月15日(金)
    10:00~17:00
【料金】2,000円
【場所】瑠璃光院 詳細はこちら
【公式ホームページ】http://rurikoin.komyoji.com/

【蓮華寺】閑静なお寺の新緑で、心清らかに

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瑠璃光院を離れ、15分ほど歩くと蓮華寺に到着します。江戸時代初期に加賀藩家老・今枝近義(いまえだちかよし)によって、現在の京都駅付近より移築されたお寺です。初夏には山門から書院へ続く参道が芽吹き立ての新緑に包まれ、ついつい立ち止まって眺めてしまうほど。射干(しゃが)やミヤコワスレなど愛らしい草花も顔をのぞかせます。


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書院前には、石川丈山作と伝わる見事な池泉鑑賞式庭園が広がります。閑静なお寺なので、ゆったりと腰を下ろしてお庭観賞をどうぞ。タイミングがよければ景色をひとり占めできることもありますよ。青もみじがさわさわと揺れる音や水のせせらぎに耳をすましていると、心が清らかになっていくかのよう。本堂の天井に描かれた仏師の西村公朝筆「龍図」もみどころのひとつです。

蓮華寺
【拝観時間】9:00~17:00
【拝観料】400円
【電話】075-781-3494
【アクセス】叡山電車叡山本線「八瀬比叡山口駅」から徒歩約13分、京都バス「上橋」バス停から徒歩すぐ Google map


【三宅八幡宮】かわいい鳩と爽やかな新緑が旅の疲れを癒やす

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蓮華寺から歩いて12分ほどの場所にある三宅八幡宮は、遣隋使として知られる小野妹子が宇佐八幡宮(大分県)から勧請したことが始まりと伝わります。見どころはなんといっても“鳩”! 三宅八幡宮は鳩を神様の使いとしていて、狛犬ならぬ“狛鳩”や石灯籠など、境内のいたるところに鳩のモチーフを見つけることができます。いろいろな場所に隠れているのでぜひ探しながら散策してみてください。

 

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狛鳩がたたずむ鳥居のそばには、山から引いた水を用いた池と噴水があり、たくさんの木々が生い茂っています。実は新緑が美しい穴場スポットでもあるのです! 水面を抜ける爽やかな風が、旅の疲れを癒やしてくれることでしょう♪

三宅八幡宮
【参拝時間】境内自由、絵馬資料館10:00~15:00
【参拝料】境内無料、絵馬資料館300円
【電話】075-781-5003
【アクセス】叡山電車鞍馬線「八幡前駅」から徒歩約3分、京都バス「八幡前」バス停から徒歩すぐ Google map
【公式ホームページ】http://www.miyake-hachiman.com/

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八瀬には注目スポットが他にもあります! 以前、スタッフブログの「SNSにアップしたい! アートな京都のお寺」に登場した猫猫寺(にゃんにゃんじ)や、「京都であったか~♪ 八瀬の里で「かまぶろ」と鶏鍋を満喫!」でご紹介した八瀬かまぶろ温泉 ふるさとも、同じ八瀬エリア。ぜひあわせて訪れて、初夏の旅を満喫してくださいね。

 

Written by. オパン

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