洛北・八瀬で“癒しのひととき”をみつけて

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蓮華寺

蓮華寺

現在、「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンは「京都がくれる癒し」をテーマに展開しています。CMでは、ナレーションを担当する女優・安藤サクラさんが、“旅人”として初めて映像に登場。京都でのさまざまな癒しのひとときが流れるなか、青もみじのお庭を眺めるシーンがポスターになりました。そのお庭があるのは、のどかな八瀬にたたずむ蓮華寺です。周辺にはこの地ならではの癒しスポットも。街の喧噪から離れて、ゆるり“癒しのひととき”をみつけに行きませんか。

\「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン特設サイト/

八瀬エリアへのアクセス方法

  • 叡山電車「八瀬比叡山口駅」前

    叡山電車「八瀬比叡山口駅」前

  • 比叡山と高野川

    比叡山と高野川

  • 透き通るほど美しい高野川

    透き通るほど美しい高野川

「八瀬」は、比叡山の麓、高野川周辺に広がる自然豊かな地。“絶景リフレクション”でおなじみの瑠璃光院があるものの、京都観光のなかでも、まだあまり知られていない穴場的なエリアといえます。JR「京都駅」からのアクセス方法は、主に下記の3つ。街中から少し離れるだけで、こんなにも穏やかな風景に出合えるのは京都の魅力のひとつです。

■乗換2回
JR「京都駅」→JR奈良線→JR「東福寺駅」乗換→京阪本線→「出町柳駅」乗換→叡山電車叡山本線→「八瀬比叡山口駅」下車(所要時間約45分)

■乗換1回
JR「京都駅」→地下鉄烏丸線(国際会館行)→「国際会館駅」乗換→京都バス19系統→「八瀬駅前」バス停下車(所要時間約35分)

■乗換なし
JR「京都駅」→京都バス17・18系統→「八瀬駅前」バス停下車(所要時間約50分)

【蓮華寺】みどりに包まれ、癒しの庭園鑑賞

  • 書院に腰をおろし、ゆっくり庭園鑑賞を

    書院に腰をおろし、ゆっくり庭園鑑賞を

  • お庭のなかを歩くこともできます

    お庭のなかを歩くこともできます

  • 池の中では鯉がスイスイ♪ 心地よさそうです

    池の中では鯉がスイスイ♪ 心地よさそうです

  • 苔も生き生きしています

    苔も生き生きしています

まずはCM・ポスターに登場する蓮華寺をご紹介。かつては京都駅付近にありましたが、江戸時代初期に加賀藩家老・今枝近義(いまえだ ちかよし)によって現在地に移されたというお寺です。書院前に広がるのは、石川丈山作と伝わる池泉鑑賞式庭園。青もみじや苔の“みどり”に彩られ、高野川から水を引き入れた池は透き通るほど美しく、鯉も心地よさそうに泳いでいます。

境内は静寂に包まれ、書院に腰をおろしていると、モミジが揺れる音、鳥の声が聞こえることも。街中では体験できない、蓮華寺ならではの癒しのひとときです。“何も考えず、ただぼーっとお庭を眺める”、それだけで心身がリフレッシュできるはず。

参道

参道

■蓮華寺
【拝観時間】9:00~17:00
【拝観料】500円
【電話】075-781-3494
【アクセス】京都バス「上橋」バス停から徒歩すぐ、叡山電車叡山本線「八瀬比叡山口駅」から徒歩約13分 Google map

【八瀬もみじの小径】青もみじの小径をのんびり歩く

  • 平安遷都紀念塔

    平安遷都紀念塔

叡山ケーブル「ケーブル八瀬駅」のすぐ横には、八瀬もみじの小径(こみち)が広がります。約3,700平方メートルの敷地が青もみじに包まれ、歩くだけで気分も爽快! ラジオ塔や水力発電所跡といった“近代化遺産”が遺り、小径の奥には高さ18メートルほどの立派な「平安遷都紀念塔」も。元は“平安遷都千百年祭”の成功を後世に伝えるため平安神宮の北側に建立されたものですが、昭和初期に現在地へ移築されました。

■八瀬もみじの小径
【入場時間】入場自由
【料金】無料
【電話】075-781-4338(叡山ケーブル・ロープウェイ 鋼索係事務所)
【アクセス】叡山電車叡山本線「八瀬比叡山口駅」から徒歩約5分、京都バス「八瀬駅前」バス停から徒歩約3分 Google map

【瑠璃光院】一度は眺めたい“絶景リフレクション”

  • 机に青もみじが映り込む“絶景リフレクション”が大人気

    机に青もみじが映り込む“絶景リフレクション”が大人気

  • どこから眺めても美しい!

    どこから眺めても美しい!

いまや、京都のもみじ名所のひとつに名を連ねる瑠璃光院。通常非公開となり、紅葉シーズンの特別拝観は予約制になるほど大人気。初夏・夏の特別拝観は予約不要で、ゆったりとした時間が流れています。書院2階の大きな机に青もみじが映り込む風景は、まさに“絶景リフレクション”。机の上にカメラを置いて撮影できるのも嬉しいポイントです。
  • お茶席(1,000円)

    お茶席(1,000円)

  • 写経スペース

    写経スペース

瑠璃光院の“癒しポイント”は風景だけではありません。「瑠璃の庭」を前にした特等席でお抹茶がいただけるほか、写経体験もできます。拝観受付時に写経セットが手渡されるのですが、文字数は少なく筆記はボールペンで、チャレンジしやすいのが魅力。みどりに癒されたら、心静かに写経をし、自身と向き合ってみませんか。

■瑠璃光院
【拝観時間】10:00~17:00(受付終了16:30)
※春季特別拝観は2024年4月13日(土)~6月16日(日)の予定
※夏季特別拝観は2024年7月13日(土)~8月18日(日)の予定
【拝観料】2,000円
【アクセス】叡山電車叡山本線「八瀬比叡山口駅」から徒歩約13分 Google map
【公式ホームページ】https://rurikoin.komyoji.com/

⇒瑠璃光院の見どころガイドはこちら

【三宅八幡宮】愛らしい“鳩”がいっぱい

小野妹子によって創建されたという三宅八幡宮。かん虫封じ、病気平癒のご利益で知られ、地元では子供の守り神を祀る神社として親しまれています。境内を歩くと、いたるところで“鳩”のモチーフに出合います。これは、ご祭神・八幡大神のお使いが鳩といわれることから。どれもかわいらしく、特に灯籠に並べられた鳩みくじ(400円)にほっこりします♪
鳥居前に鎮座する、狛犬ならぬ“狛鳩”も印象的。付近には新緑に包まれる池と噴水があり、例年6月下旬には半夏生が見頃を迎えます。

■三宅八幡宮
【参拝時間】境内自由、授与所9:00~16:00
【参拝料】境内無料
【電話】075-781-5003
【アクセス】叡山電車鞍馬線「八幡前駅」から徒歩約2分、京都バス「八幡前」バス停から徒歩すぐ Google map
【公式ホームページ】http://www.miyake-hachiman.com/

【茶店ポッポ】境内のお茶屋でひとやすみ

  • 鳩餅と薬草茶セット 380円

    鳩餅と薬草茶セット 380円

  • 店内。春は、窓の外に藤が見えるそう

    店内。春は、窓の外に藤が見えるそう

三宅八幡宮にお参りしたら、境内の「茶店ポッポ」でひとやすみをどうぞ。鳩にちなんだ店名もかわいいお店です。いただきたいのは、やはり、明治創業の和菓子店「双鳩堂」の鳩をモチーフにした「鳩餅」。三宅八幡宮の門前菓子として人気で、もっちりとした食感と昔ながらの味わいに和みます。店頭では、不定期で地元野菜や雑貨を販売するマルシェが行われているそう。タイミングが合えば、ぜひチェックしてみて。
  • 外観

    外観

  • 手作りの鳩の暖簾

    手作りの鳩の暖簾

■茶店ポッポ
【営業時間】11:00~16:00
【営業日】金曜日~月曜日
【電話】075-791-1950
【アクセス】叡山電車鞍馬線「八幡前駅」から徒歩約2分、京都バス「八幡前」バス停から徒歩すぐ Google map
【公式ホームページ】https://kimiakiyasui.wixsite.com/tyamisepop
【公式Instagram】https://www.instagram.com/tyamisepop/
※掲載内容は2024年6月5日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. 「そう京」編集部

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