“机にリフレクションするモミジの絶景”ですっかりお馴染みとなった、瑠璃光院(るりこういん)。現在、「春季特別拝観(6月16日までの予定)」が行われていますが、一昨年(2022)からは「夏季特別拝観」もはじまり、夏の京都の新たな楽しみのひとつとして定着しつつあります。今夏の日程は、7月13日(土)から8月18日(日)までの予定。「瑠璃光院ってどんなところ?」という方のために、“見どころ”をたっぷりご紹介しましょう♪
\夏の瑠璃光院を楽しむ、おすすめプラン!/
瑠璃光院へアクセスするには?
瑠璃光院が位置するのは、市街地から少し離れた比叡山の麓にある八瀬(やせ)エリア。JR「京都駅」からのアクセス方法は複数ありますが、おすすめは下記の3つです。
【乗換2回! 脱・交通渋滞の電車移動】
JR「京都駅」→JR奈良線「東福寺駅」乗換、京阪本線(鴨東線)「東福寺駅」→「出町柳駅」乗換、叡山電車叡山本線「出町柳駅」→「八瀬比叡山口駅」から徒歩約13分
【乗換1回! 交通渋滞多発エリアは地下鉄でスイスイ移動】
JR「京都駅」→地下鉄烏丸線「国際会館駅」乗換、京都バス19系統「八瀬駅前」バス停から徒歩約10分
【乗換なし! 時間がかかってでも直通派】
JR「京都駅」→京都バス17系統「八瀬駅前」バス停から徒歩約10分
混雑を極力回避するなら、電車やバスをうまく乗換ながら移動する方法がおすすめ! バスは本数が限られているので、事前に時刻表をチェックしましょう♪
⇒瑠璃光院のある八瀬エリアのおすすめ情報を紹介しています
【乗換2回! 脱・交通渋滞の電車移動】
JR「京都駅」→JR奈良線「東福寺駅」乗換、京阪本線(鴨東線)「東福寺駅」→「出町柳駅」乗換、叡山電車叡山本線「出町柳駅」→「八瀬比叡山口駅」から徒歩約13分
【乗換1回! 交通渋滞多発エリアは地下鉄でスイスイ移動】
JR「京都駅」→地下鉄烏丸線「国際会館駅」乗換、京都バス19系統「八瀬駅前」バス停から徒歩約10分
【乗換なし! 時間がかかってでも直通派】
JR「京都駅」→京都バス17系統「八瀬駅前」バス停から徒歩約10分
混雑を極力回避するなら、電車やバスをうまく乗換ながら移動する方法がおすすめ! バスは本数が限られているので、事前に時刻表をチェックしましょう♪
⇒瑠璃光院のある八瀬エリアのおすすめ情報を紹介しています
「八瀬比叡山口駅」から瑠璃光院までは、大きく迂回が必要です
「八瀬比叡山口駅」から瑠璃光院までは、駅前すぐに架かる橋を渡ればアクセス可能だったのですが・・・ 川に架かっていた橋が撤去されてしまいました。瑠璃光院はもとより、叡山ケーブル「ケーブル八瀬駅」などへは、少し車通りのある国道の歩道を経由して向かいましょう。
いよいよ瑠璃光院に到着!
叡山電車「八瀬比叡山口駅」から約13分、京都バス「八瀬駅前」バス停からは約10分、そばを流れる高野川沿いを下流側に向かって歩いて行くと、瑠璃光院に到着です。この門構え、一般的なお寺とはちょっと違った佇まいに思えませんか? その理由はまた後述。門をくぐった左手側の小屋で拝観受付を済ませたら、中に進んでみましょう!
緑あふれる絶景が待っています♪
いよいよ建物の中へ・・・ といきたいところですが、じっくりとご覧いただきたいのが玄関前のこの光景。素晴らしいですよね♪ 青もみじだけでなく、苔や常緑樹で緑に包み込まれます。晴れの日も良いですが、雨の日もまた艶やかで綺麗ですよ!
玄関を入ったら左に進みましょう
玄関で靴を脱いだら、いよいよ建物の中へ。「どっちに進もうか・・・」と迷いそうになりますが、左手側に進みましょう。そして階段を上がって2階へ行くと…
お待ちかねの“あの部屋”に到着
ご覧ください、美しさを説明する言葉は必要ありませんね! どのあたりから眺めようかな・・・ とつい考えてしまいますが、このお部屋に着くやいなや、多くの方が一目散に向かう場所があります。その場所とは・・・ そう、“あの机”です。
譲りあって撮影を楽しみましょう♪
黒塗りの机の天板に美しく反射した青もみじ♪ このリフレクション風景が、インスタグラムなどSNSを中心に話題となり、瑠璃光院人気に拍車をかけたと言っても過言ではないでしょう。周りの方への配慮も忘れずに、アレコレ角度を変えながらとっておきの一枚を撮影してくださいね。
写経体験でちょっとひと息・・・
こちらは“机の部屋”のお隣に設けられた写経スペース。じつは玄関から入る際に“写経セット”が手渡され、このスペースで誰でも体験できるのです。ひとつひとつの文字は大きく、そして文字数も少なめで、筆記にはボールペンを使用! それほど時間を要することもないので、「ちょっとひと息」も兼ねて、心静かに体験してみてください。
まだまだ見どころは続きます!
2階の拝観を終え、順路に従って進むと、先ほどとは別の階段で1階に降りることとなります。降りた先で目に飛び込むのが「八瀬のかまぶろ」の文字。
壬申の乱で知られる大海人皇子(おおあまのおうじ)が、かつてこの辺りの地で、流れ矢を背中に受け、その治療のために窯風呂に入ったと伝わるそう。諸説あるようですが、“矢”を“背”に受けたことが転じ、この地が“八瀬”になったとも。八瀬の窯風呂の歴史は1300年にも及ぶそうですが、現存するものは多くありません。お風呂というよりはサウナのような貴重な遺構を見学したら、ふたたびお庭鑑賞へ向かいます。
壬申の乱で知られる大海人皇子(おおあまのおうじ)が、かつてこの辺りの地で、流れ矢を背中に受け、その治療のために窯風呂に入ったと伝わるそう。諸説あるようですが、“矢”を“背”に受けたことが転じ、この地が“八瀬”になったとも。八瀬の窯風呂の歴史は1300年にも及ぶそうですが、現存するものは多くありません。お風呂というよりはサウナのような貴重な遺構を見学したら、ふたたびお庭鑑賞へ向かいます。
緑の絶景を前に一服
こちらは、先ほどの“机の部屋”のちょうど真下にあたる一室からの風景。青もみじにくわえ、苔の緑がお見事ですね~♪ 瑞々しい雨の日の眺めも良いですよ!「瑠璃色に輝く浄土」を表して作庭されたという“瑠璃の庭”を眺めながらお抹茶(1,000円)をいただくこともできます。“青もみじ”・“苔”・“抹茶”と、みどり三昧でほっこり。気分がリフレッシュされることでしょう。
御朱印は本堂でいただけます
ご本尊である阿弥陀如来像を祀る本堂へやって来ました。そのお部屋の片隅で発見! そう、御朱印です。日付はご自身で記入するタイプのものですので、書き間違いにご注意を。代金は「基金箱」の中にお入れください。
かつては別荘でした
本堂から続く廊下の窓に広がる光景もお見事ですが、建物が“数寄屋風”であることが気になりませんか? 先ほどご覧いただいた山門といい、少しお寺っぽくないというか・・・ じつは現在見ることができる瑠璃光院の建物やお庭は、大正末期から昭和にかけて個人の別荘として建てられたもの。どこか“山荘“ともいうべき佇まいを覗かせるのは、そういう理由があったのですね。
こちらのリフレクションも見逃せません!
こちらは“臥龍(がりょう)の庭”。“瑠璃の庭”に負けず劣らずの緑美しいお庭です。綺麗に磨き上げられた廊下に、お庭の緑が綺麗に映り込みます。
「春季特別拝観」と「夏季特別拝観」は予約不要!
数年前より、「秋季特別拝観」は事前予約制となっていますが、「春季特別拝観」と「夏季特別拝観」は予約不要。当日思い立ったら、すぐに行くことができるのも嬉しいポイントです。時季だけでなく、時間帯や天候によっても異なる表情を見せてくれる瑠璃光院。ぜひ、緑が作り出す絶景を見瑠璃光院を訪れてみてくださいね!
【拝観時間】10:00~17:00(受付終了16:30)
※春季特別拝観は2024年4月13日(土)~6月16日(日)の予定
※夏季特別拝観は2024年7月13日(土)~8月18日(日)の予定
【拝観料】2,000円
【アクセス】叡山電車叡山本線「八瀬比叡山口駅」から徒歩約13分 Google map
【公式ホームページ】https://rurikoin.komyoji.com/
※掲載内容は2024年5月20日時点の情報です。最新情報は掲載先へご確認ください。