
「そう京」キャンペーン25周年 8
「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンというと、春の桜、秋の紅葉のイメージが大きいかと思います。でも、実はそれ以外の季節にもしばしばキャンペーンを行っていて、なかでも「初夏」は、それまであまり採り上げられることのなかった季節に焦点を当て、爽やかなポスターが話題となりました。
京都がもっともフレッシュに輝く季節。今回は、初夏のキャンペーンのなかから、思い出深いスポットをピックアップします!
ちょっと休んでいきませんか? きれいな季節ですよ。
【1997年 詩仙堂】

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「初夏は花の季節」と印象づけたのが、 1997年のキャンペーン 。舞台となったのは、京都市左京区にある 詩仙堂 でした。睡蓮、京鹿子、額紫陽花、紫露草、丈山菊・・・ こんなにたくさんの花があり、素敵な名前が付けられていることに、驚いてしまいます。
「丈山菊」は薄紫色の小さな花で、いわゆるミヤコワスレのこと。詩仙堂に隠棲した江戸時代初期の文人・石川丈山の命日である「丈山忌」の5月23日に合わせるように、境内に可憐な花を咲かせます。
※5月23日は拝観休止です。
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“初夏=カラフルな季節”と教えてくれたスポット
【2007年 城南宮】

城南宮 は、洛南を代表する花名所。『源氏物語』に登場した80種余りの草木が植栽された神苑 「楽水苑」 は、「源氏物語花の庭」と名付けられ、一年を通し様々な花が咲き誇ります。 2007年の「そう京」ポスター を飾ったのは、「室町の庭」の藤棚とツツジ。「このなかにいくつの色があるのだろう・・・」というほどにカラフルな景色で、初夏の瑞々しさが凝縮されています。
例年、藤は5月上旬、ツツジは5月下旬までが見頃。その後にはカキツバタや睡蓮などが咲き継ぎ、城南宮の初夏を華やかに彩ります。
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「日本のみどり色」って、こんなにあったんですね・・・
【2011年 常寂光寺】

「みどり色」とただひと言で言い表すこともできますが、「みどり色」って実は1色ではなかったんだ。そう気づかせてくれたのが、この 2011年 常寂光寺 のキャッチコピー でした。
芽吹きたてのモミジのみどり、苔のみどり、木漏れ日までもみどり色に染まっているかのよう。フレッシュな空気が、写真を通して伝わってくるようで、思わず深呼吸したくなりませんか?
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「紅葉の名所」を初夏に訪れる贅沢
【2015年 東福寺】

花とともに初夏を代表するものが、「青もみじ」。新緑の季節には、芽吹きたてのみどりをまとったカエデが、古都に爽やかな風を運んでくれます。そんな青もみじに注目したのが、2015年。 東福寺 や 永観堂 など、紅葉名所の初夏景色をお届けしました。
紅葉の時期には混雑する社寺も、5月から6月にかけては少し落ち着いたシーズンです。京都らしい穏やかさを感じながら、ぜひ旅をしてみてください。
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