
「そう京」キャンペーン25周年 9
1993年の10月に始まった「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン。2018年10月に25年を迎えたことを記念して、その季節の過去キャンペーンをピックアップしてきた“「そう京」キャンペーン25周年”シリーズも、ようやく「夏」を迎えることになりました。
夏のキャンペーンは、“夏の思い出”に注目したポスター&TVCMが多く、「父さんが連れていく京都」の副題が付いたシリーズを覚えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな懐かしいポスターをピックアップしながら、“親子で訪ねたい”この夏のおすすめ情報をご紹介します!
迫力の雲龍図に目を見張る、夏。
【2007年】妙心寺

右京区花園にある臨済宗妙心寺派の大本山「妙心寺」は、2007年夏のポスターに登場。法堂(はっとう)の鏡天井に描かれた「雲龍図」を親子が見上げる、迫力あるポスターでした。この「雲龍図」は、江戸時代の絵師・狩野探幽が8年の歳月を費やして描いたもの。見る角度によって龍の表情が変わり、通称「八方にらみの龍」と呼ばれています。
≪おすすめ情報!≫

妙心寺 三門
2019年の夏、妙心寺では非公開寺院特別拝観「松翠(しょうすい)の禅」を開催。通常非公開の三門(重文)の拝観と坐禅体験ができます。花園会館の宿泊とセットになったプランも用意されているので、夏の思い出に親子で参加してみるのはいかがでしょうか。
⇒妙心寺の詳細情報はこちら
■非公開寺院特別拝観「松翠の禅」
【日程】2019年7月18日(木)~27日(土)、8月18日(日)~28日(水)
14:00~16:00
【料金】2,000円、宿泊参加12,200円
【募集人数】各日40名(定員になり次第締め切り) ※参加前日までにお申込みください。お申込み方法は公式ホームページをご確認ください。
【問合せ】075-466-5381(妙心寺参拝課)
【公式ホームページ】https://www.myoshinji.or.jp/hp/event/1022
1200年輝き続ける炎に驚く、夏。
【2008年】延暦寺

2008年の夏ポスターの舞台となったのは、天台宗の総本山「比叡山 延暦寺」。延暦寺の本堂にあたる国宝の「根本中堂(こんぽんちゅうどう)」には、その内陣に3つの大きな灯籠があり、1200年灯され続ける“不滅の法灯”が光り輝いています。
根本中堂はご本尊の薬師如来を祀る「内陣」と、参拝者がお参りをする「中陣・外陣」に分かれていて、内陣の床は、なんと中陣よりも3メートルほど下に位置します。ご本尊は中央の須弥壇のなかに安置され、ポスターの親子が立っている床と同じ高さになっているそう。お姿を見ることは叶いませんが、仏様が同じ目線にあることを感じると・・・ なんだか身近な存在に思えてきませんか?
≪おすすめ情報!≫

根本中堂の改修工事現場
根本中堂は、現在、約10年をかけた大改修工事中。毎月第2土曜日には修理現場の見学会が開催されています。また、月に2回ほど、参加費無料の土曜講座も開かれていますので、お参りとあわせて参加されてみてはいかがでしょうか。
⇒比叡山 延暦寺の詳細情報はこちら
★過去のブログも参考までにご覧ください♪
⇒【たいけん・発見!】紅葉シーズン到来! 比叡山延暦寺 回峰行の聖地へ
■根本中堂見学会
【日程】2019年4月~11月の毎月第2土曜日
10:30~、14:00~
【料金】無料 ※別途、要巡拝料
【募集人数】各回30名 ※事前申込み不要
【問合せ】077-578-0001
【公式ホームページ】https://www.hieizan.or.jp/archives/3585
⇒土曜講座の詳細はこちらをご確認ください
スケールの大きさに感動する、夏。
【2009年】東福寺

2009年のポスターを飾ったのは、臨済宗東福寺派の大本山「東福寺」。親子がいるのは、通常非公開の三門(国宝)の楼上です。残念ながら2019年の夏には三門に上がることはできませんが、地上から眺めるだけでも、青空に映える重厚な堂宇が圧感です。
≪おすすめ情報!≫

東福寺 三門
東福寺の夏の見どころといえば、この三門を彩る蓮の花! 境内の一番南側となるため見逃しがちなので、ぜひ注目してみてくださいね♪ そして、毎月行われている日曜坐禅会や、毎年8月2日から4日に行われる暁天(ぎょうてん)講座なども、夏の朝を清々しくはじめることができるので、おすすめですよ。お子様には難しいかもしれないので、“一世代上の親子”で楽しまれてみてはいかがでしょうか♪
⇒東福寺の詳細情報はこちら
\東福寺の見どころガイドはこちら!/
⇒【京さんぽ】京都の紅葉名所「東福寺」、知られざる見どころをチェック!
■日曜坐禅会
【日程】日曜日 ※月によっては開催しない週もあります
6:30~7:30(6:00からのお掃除にも参加できます)
【料金】無料 ※予約不要
【場所】東福寺 大禅堂
【問合せ】075-561-0087
【公式ホームページ】http://www.tofukuji.jp/
荘厳な社殿に神様を感じる、夏。
【2013年】石清水八幡宮

ずらりと並ぶ神職さんが印象的な、2013年のポスター。舞台となったのは、京都府の南部・八幡市の男山山頂に鎮座する「石清水八幡宮」です。ライトアップされた朱塗りの社殿が荘厳な雰囲気ですが、残念ながら常には見られない、このポスターだけの特別な光景でした。とはいえ、国宝にも指定される本社社殿は、随所に精緻な彫刻が施され、昼間に見ても感動する美しさがあります。
毎年9月15日に行われる三大勅祭のひとつ「石清水祭」や、ゴールデンウィーク中の5月4日に行われる「石清水灯燎華」などのお祭りの際に社殿のライトアップが行われますので、「一度は見たい!」という方は、その日を狙って訪ねてみてくださいね。
≪おすすめ情報!≫
石清水八幡宮の参拝に便利な、京阪電車の男山ケーブル。麓の「八幡市駅」と「男山山上駅」約400メートルの区間を約3分で結ぶ便利なケーブルカーで、2019年6月19日(水)に18年ぶりに車両デザインが一新されました!

(左上)あかね号(右上)こがね号
(左下)車内の様子(右下)シンボルマーク
赤い車両の「あかね号」は「陽(赤)の遣い」、黄色の「こがね号」は「月(黄)の遣い」をコンセプトとし、情緒的なメタリックカラーが目を惹きます。シンボルマークは、八幡さんのお使いでもある「鳩」。石清水八幡宮の御神紋「流れ左三つ巴」をモチーフとして、あかね号には「吽形」、こがね号には「阿形」の鳩マークが入っています♪
また、2019年10月1日(火)には「男山ケーブル」の名称が「石清水八幡宮参道ケーブル」に変更、ケーブルの「八幡市駅」→「ケーブル八幡宮口駅」に、「男山山上駅」→「ケーブル八幡宮山上駅」にそれぞれ改称。最寄りの京阪「八幡市駅」も、「石清水八幡宮駅」となります! ケーブルを使ってスムーズなお参りができますので、ぜひ気軽に訪れてみてくださいね。
⇒石清水八幡宮の詳細情報はこちら
\石清水八幡宮の見どころガイドはこちら/
⇒【京さんぽ】石清水八幡宮の見どころは? 国宝の社殿、ハト、お祭りなど