渓谷を埋め尽くすモミジ・カエデの美しさに、訪れる人の絶えない東福寺。その魅力は自然美だけではありません。京都を代表する禅寺だけに建築やお庭など、境内のいたるところに見どころがいっぱいです。
さぁ、2025年秋「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの舞台、東福寺へご案内しましょう。お寺を満喫できる、とっておきのプランもご用意していますので、ぜひ最後までご覧ください。
\2025年秋「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン特設サイト/
さぁ、2025年秋「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの舞台、東福寺へご案内しましょう。お寺を満喫できる、とっておきのプランもご用意していますので、ぜひ最後までご覧ください。
京都最大級の伽藍を誇る禅寺、東福寺
「京都駅」からJR奈良線に乗車し約3分、ひとつめの「東福寺駅」で降り、そこから歩いて10分ほど。東福寺は「京都駅」からわずか15分という、アクセス便利な場所に位置します。
円爾弁円(聖一国師)の尊像を安置する開山堂(重文)
まずは歴史について触れましょう。
東福寺は、鎌倉時代の関白・九條道家が円爾弁円(えんに べんえん・べんねん、聖一国師)を開山に九條家の菩提寺として創建した臨済宗東福寺派の大本山。奈良の東大寺と興福寺になぞらえ、京都最大の伽藍を目指し、嘉禎2年(1236)から19年もの歳月をかけて建立されました。「東福寺」という寺名は両寺院から1文字を取ったものです。
東福寺は、鎌倉時代の関白・九條道家が円爾弁円(えんに べんえん・べんねん、聖一国師)を開山に九條家の菩提寺として創建した臨済宗東福寺派の大本山。奈良の東大寺と興福寺になぞらえ、京都最大の伽藍を目指し、嘉禎2年(1236)から19年もの歳月をかけて建立されました。「東福寺」という寺名は両寺院から1文字を取ったものです。
臨済宗の本山寺院には、それぞれの特徴をとらえた「〇〇面(づら)」という俗称があります。例えば妙心寺は「算盤(そろばん)面」、建仁寺は「学問面」で、気になる東福寺は「伽藍(がらん)面」。圧巻のスケールを誇る七堂伽藍を有し、訪れると、まずその大きさに驚きます。
境内の南に構える「三門」は、室町時代初期に再建されたもの。禅寺の三門としては日本最古にして最大で、楼上内部には宝冠釈迦如来像を中心とした仏像が並び、画僧・明兆(みんちょう)の極彩画が描かれています。楼上からは、東福寺境内が一望でき、ニデック京都タワーも見えます。通常非公開ですが、例年秋には特別公開が行われていますので、紅葉狩りとあわせて楽しんでみてはいかがでしょう。
■三門の特別公開
【日程】2025年11月8日(土)~12月7日(日)
9:00~16:00(受付終了15:30)
【拝観料】1,000円
境内の南に構える「三門」は、室町時代初期に再建されたもの。禅寺の三門としては日本最古にして最大で、楼上内部には宝冠釈迦如来像を中心とした仏像が並び、画僧・明兆(みんちょう)の極彩画が描かれています。楼上からは、東福寺境内が一望でき、ニデック京都タワーも見えます。通常非公開ですが、例年秋には特別公開が行われていますので、紅葉狩りとあわせて楽しんでみてはいかがでしょう。
■三門の特別公開
【日程】2025年11月8日(土)~12月7日(日)
9:00~16:00(受付終了15:30)
【拝観料】1,000円
禅堂
境内には、日本最大最古の坐禅道場「禅堂」や禅寺において日本最古の“トイレ”と伝わる「東司(とうす)」、東大寺の大湯屋に次ぐ歴史を誇る「浴室」という、焼失を免れた室町時代の貴重な建物も遺ります(いずれも重文・非公開)。最大級・最古級を誇る建築を前にすると、長い歴史を感じるとともに、多くの僧が修行してきたことを実感します。
秋の絶景がズラリ! 紅葉の見どころ
①東福寺でお馴染みの“深紅の雲海”
壮大な伽藍とともに人々を惹きつけるのが、京都屈指を誇る紅葉の美。
見頃は、例年11月中旬から下旬。約2,000本の紅葉が境内を彩り、なかでも東福寺の秋を代表する絶景といえば、橋から眺める“深紅の雲海”です! 2025年秋「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンでは、この臥雲橋から通天橋を望む風景がポスターに採用されました。
見頃は、例年11月中旬から下旬。約2,000本の紅葉が境内を彩り、なかでも東福寺の秋を代表する絶景といえば、橋から眺める“深紅の雲海”です! 2025年秋「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンでは、この臥雲橋から通天橋を望む風景がポスターに採用されました。
境内を東西に横切るように渓谷「洗玉澗(せんぎょくかん)」があり、その上に架かるのが、“東福寺三名橋”と称される臥雲橋・通天橋・偃月橋(えんげつきょう)。
なかでも注目は、本堂と開山堂を結ぶ通天橋です。長さ約26メートル、幅約2.7メートルと最も大きく、歩いてみると紅葉が間近に迫り、橋であることを忘れてしまいそう。洗玉澗は例年、日当たりの関係から北側から色づきはじめます。全体が深紅に染まる風景も良いですが、赤・黄・緑の“グラデーション紅葉”も美しく、時季を早めにずらして楽しむのもおすすめです。
ちなみに通天橋が架けられたのは、天授6年(1380)のこと(現在の橋は昭和36年再建)。眺めの良さから観光用の橋と思われそうですが、じつは、修行僧が渓谷を上り下りする労を減らし、境内をスムーズに行き来できるように架けられた“修行の橋”なのです。
⇒“東福寺三名橋”を詳しく知る
※紅葉期間中の混雑時には、通天橋・臥雲橋での写真撮影が禁止となる場合があります
なかでも注目は、本堂と開山堂を結ぶ通天橋です。長さ約26メートル、幅約2.7メートルと最も大きく、歩いてみると紅葉が間近に迫り、橋であることを忘れてしまいそう。洗玉澗は例年、日当たりの関係から北側から色づきはじめます。全体が深紅に染まる風景も良いですが、赤・黄・緑の“グラデーション紅葉”も美しく、時季を早めにずらして楽しむのもおすすめです。
ちなみに通天橋が架けられたのは、天授6年(1380)のこと(現在の橋は昭和36年再建)。眺めの良さから観光用の橋と思われそうですが、じつは、修行僧が渓谷を上り下りする労を減らし、境内をスムーズに行き来できるように架けられた“修行の橋”なのです。
⇒“東福寺三名橋”を詳しく知る
※紅葉期間中の混雑時には、通天橋・臥雲橋での写真撮影が禁止となる場合があります
②洗玉澗から見上げる
通天橋を渡ったら、洗玉澗へ下りましょう。先ほどまで見下ろしていた紅葉を、今度は見上げて楽しめます。頭上が深紅のアーチに覆われ、太陽の光にきらめく紅葉もまた美しいものです。
“通天もみじ”
洗玉澗を埋め尽くす紅葉のなかには、聖一国師が中国(宋)より持ち帰ったと伝わる“通天もみじ”があります。葉先が3つに分かれ、黄色く染まるのが特徴。その名の通り、通天橋付近で見ることができるので、ぜひ、探してみてくださいね。
③晩秋の“散り紅葉”
12月を迎えピークを過ぎると、ひらりひらりと舞い散る紅葉たち。洗玉澗を彩った紅葉は降り積もり、深紅の絨毯となります。特に注目したいのが、通天橋を入ってすぐ左側のエリア。艶やかな紅葉が一面に広がるシーンで、東福寺の秋は締めくくりを迎えます。
紅葉の見頃は年によって異なります。訪れる際は、モミジの色づき状況をお届けする「京都紅葉情報2025」で現在の様子をチェックしてみましょう。
⇒紅葉の色づき状況をチェック!(現在は2024年の見頃の様子を公開中)
紅葉の見頃は年によって異なります。訪れる際は、モミジの色づき状況をお届けする「京都紅葉情報2025」で現在の様子をチェックしてみましょう。
⇒紅葉の色づき状況をチェック!(現在は2024年の見頃の様子を公開中)
昭和の名作庭家・重森三玲が手掛けた本坊庭園
紅葉シーズンの本坊北庭
紅葉とともに人気を集めているのが、「本坊」の苔を配した市松模様の庭。紅葉の見頃は遅く、例年、通天橋エリアの紅葉が落葉し“散り紅葉”となる頃に赤く染まります。
本坊の中心となる方丈を囲むように4つのお庭があり、手掛けたのは昭和の名作庭家・重森三玲。平成26年(2014)には、本坊庭園として国指定名勝に登録されました。
拝観受付から中へ進むと、まず目に入るのが「南庭」。東に仙人の住む島に見立てた巨石を配し、西には京都五山になぞらえた苔山があります。「東庭」には、円柱型の石を並べて、北斗七星を表現。そして「西庭」「北庭」では、日本の伝統的な模様である市松模様があらわれます。斬新な意匠が特徴で、“永遠のモダン”を追求した三玲ならではのアートのようなお庭です。
それぞれ個性豊かな庭園をじっくり眺めてみましょう。
\東福寺と重森三玲の庭を知る・学ぶ/
⇒重森先生と東福寺のお庭めぐり~芬陀院編~
※本坊庭園編は10月、龍吟庵編は11月公開予定です
拝観受付から中へ進むと、まず目に入るのが「南庭」。東に仙人の住む島に見立てた巨石を配し、西には京都五山になぞらえた苔山があります。「東庭」には、円柱型の石を並べて、北斗七星を表現。そして「西庭」「北庭」では、日本の伝統的な模様である市松模様があらわれます。斬新な意匠が特徴で、“永遠のモダン”を追求した三玲ならではのアートのようなお庭です。
それぞれ個性豊かな庭園をじっくり眺めてみましょう。
\東福寺と重森三玲の庭を知る・学ぶ/
⇒重森先生と東福寺のお庭めぐり~芬陀院編~
※本坊庭園編は10月、龍吟庵編は11月公開予定です
本坊からも洗玉澗の紅葉が楽しめます。じつは、本坊北側には橋を眺めるための“通天台”が設けられているんですよ。臥雲橋から通天橋を望む風景はあまりにも有名ですが、通天台から望む通天橋は知る人ぞ知る風景かもしれません。
東福寺を満喫! 2025年秋のおすすめプラン
最後に、とっておきの情報をお届けしましょう!
「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンに伴い、この秋、JR東海では東福寺を満喫できる様々なプランをご用意しています。
「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンに伴い、この秋、JR東海では東福寺を満喫できる様々なプランをご用意しています。
京都屈指の紅葉名所ともなれば1日を通して混雑必至。そんな悩みを解決するのが「早朝貸切拝観」プランです。一般拝観開始前の7時30分から通天橋と開山堂エリアを貸切り、ゆったりと紅葉狩りをお楽しみいただけます。圧巻の風景を心に刻めば、素晴らしい1日のスタートとなることでしょう。
⇒「東福寺 早朝貸切拝観」プランの詳細・申込みはこちら
⇒「東福寺 早朝貸切拝観」プランの詳細・申込みはこちら
朝は起きられるか心配… という方は「夜間貸切特別拝観」プランがおすすめ。一般向けの実施はなく、なんと本プラン申込み者限定の夜間特別拝観です。日中とは異なる、幻想的な風景に誰もが息を呑むことでしょう。さらに、御本尊を祀る通常非公開の本堂(法堂)もお参りできます。
⇒「東福寺 夜間貸切特別拝観」プランの詳細・申込みはこちら
⇒「東福寺 夜間貸切特別拝観」プランの詳細・申込みはこちら
そのほか、東福寺×「そうだ 京都、行こう。」コラボによるオリジナル御朱印と東福寺の拝観券(※)がセットになったプランをはじめ、本坊や塔頭の庭園を深く楽しむ「重森三玲の名庭を巡る~重森千靑氏と歩く東福寺の名園群~」プラン、東福寺と塔頭、カフェを楽しむ「東福寺塔頭めぐりクーポン」があります。
(※)時期により拝観箇所が異なります
いずれも事前申込みが必要です。
お好みにあわせて、プランをチェックしてみてくださいね。
⇒『2025年秋「そうだ 京都、行こう。」CM舞台・東福寺を堪能』プランの詳細はこちら
■東福寺
【拝観時間】9:00~16:30(受付終了16:00)
※11月15日~12月7日は8:30~、12月8日~3月は16:00まで(受付終了15:30)
【拝観料】通天橋・開山堂600円(11月15日~12月7日は1,000円)
本坊庭園500円
共通券拝観券1,000円(通天橋・開山堂、本坊庭園 ※11月15日~12月7日を除く)
【アクセス】JR奈良線「東福寺駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://tofukuji.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/tofukuji_zen_temple
(※)時期により拝観箇所が異なります
いずれも事前申込みが必要です。
お好みにあわせて、プランをチェックしてみてくださいね。
⇒『2025年秋「そうだ 京都、行こう。」CM舞台・東福寺を堪能』プランの詳細はこちら
■東福寺
【拝観時間】9:00~16:30(受付終了16:00)
※11月15日~12月7日は8:30~、12月8日~3月は16:00まで(受付終了15:30)
【拝観料】通天橋・開山堂600円(11月15日~12月7日は1,000円)
本坊庭園500円
共通券拝観券1,000円(通天橋・開山堂、本坊庭園 ※11月15日~12月7日を除く)
【アクセス】JR奈良線「東福寺駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://tofukuji.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/tofukuji_zen_temple
※掲載内容は2025年10月8日時点の情報です。最新情報は掲載先へご確認ください。