修学旅行生にもおすすめ。個性あふれる「お寺・神社の授与品」

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授与品
 

京都観光といえば、お寺・神社めぐり。お参り後に授与所へ訪れるのも、楽しみのひとつではないでしょうか。最近ではお守りだけでなく、そのお寺・神社ならではのユニークな授与品がたくさん登場しています。今回は修学旅行生にも人気のスポットからおすすめアイテムをご紹介。大人の方も、ぜひ修学旅行に思いを馳せてお楽しみください。

※新型コロナウイルスの影響により、参拝が困難な方向けに授与品の郵送対応をされているお寺・神社もあります。あわせてご紹介しています。



【平等院】10円硬貨でおなじみのデザインが「消しゴム」に!


消しゴム 各350円(画像提供:平等院)


お茶のまち・宇治に位置する、世界遺産・平等院。多くの国宝や重文を所有し、ミュージアム鳳翔館にて間近でご覧いただくことができます。驚くのは、ミュージアムショップの文具から化粧雑貨にいたるまでの豊富なグッズ展開。なかでも年間約1万5,000個も購入されるほど大人気になったのが「消しゴム」です。平等院の代名詞ともいえる、鳳凰堂や鳳凰、雲中供養菩薩像がモチーフになっていて、修学旅行生に断トツ人気だそう。シンプルながら金箔押しが上品ですよね。

⇒消しゴムはオンラインショップにて購入が可能です



平等院ってどんなお寺?


優美な鳳凰堂(画像提供:平等院)


平等院は、藤原道長の別荘を息子・頼通が寺院に改めたことにはじまります。極楽浄土をイメージして建てられた鳳凰堂は、10円硬貨のデザインでおなじみ。2014年に完了した大改修で色鮮やかに生まれ変わり、いまなお多くの拝観者を魅了しています。屋根の上には黄金色に輝く1対の鳳凰、そして堂内に安置されているのは御本尊・阿弥陀如来坐像。周囲には52躯の雲中供養菩薩像が架けられています。初代の鳳凰や、様々な楽器を手にした雲中供養菩薩像はミュージアム鳳翔館でじっくりお楽しみください。


雲中供養菩薩像(画像提供:平等院)


平等院
【拝観時間】8:30~17:30(受付終了17:15)
鳳翔館9:00~17:00(受付終了16:45)
鳳凰堂内部9:50~15:50(20分毎、各回定員20名、受付9:00~先着順)
【拝観料】600円(鳳翔館含む)、鳳凰堂内部300円
【電話】0774-21-2861
【アクセス】JR奈良線「宇治駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://www.byodoin.or.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/byodoin.official/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。



【壬生寺】どれがお好み? “新選組”にちなんだ授与品


誠はさみ 2,000円


新選組ゆかりのお寺として知られる壬生寺では、新選組にちなんだ授与品が豊富に揃います。注目は、この春新登場した「誠はさみ」! 隊旗でお馴染みの「誠」の文字が書かれた鞘を抜くと・・・ 2つの“刃”、つまりはさみになっています。刃物の町・岐阜県関市の職人さんによる本格仕様で切れ味もしっかり。数量限定なので、気になる方は早めにチェックしてくださいね。


マスキングテープ 2種セット 800円


その他、マスキングテープや付箋(500円)、シール(400円)は、局長の近藤勇や副長の土方歳三をイメージしたポップなデザインでラインアップ。前田珈琲とのコラボにより誕生したオリジナルブレンド「誠」(1袋150円)も人気です。とにかく種類が多いので、あなたのお気に入りがきっと見つかるはず♪

⇒新選組にちなんだ授与品は郵送にて購入が可能です



壬生寺ってどんなお寺?



正暦2年(991)に創建された壬生寺は、京都では珍しい律宗のお寺。御本尊は延命地蔵菩薩像で、厄除け・開運のご利益があるといわれています。幕末を迎えると、近くに新選組の屯所があったことから、境内では軍事演習が行われていました。現在は、壬生塚に近藤勇の胸像や隊士達の墓があり、新選組に思いを馳せることができます。

国の重要無形民俗文化財に登録される「壬生大念佛狂言」でも有名なお寺で、隊士達も見物に訪れたと伝わります。春・秋・節分の年3回行われる歳時ですが、残念ながらこの秋は新型コロナウイルスの影響により中止に。来年の節分には開催されるといいですね。

壬生寺
【拝観時間】8:30~16:30
【拝観料】境内無料、壬生塚・歴史資料室200円
【電話】075-841-3381
【アクセス】市バス「壬生寺道」バス停から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】http://www.mibudera.com/
【公式Twitter】https://twitter.com/mibu323



【北野天満宮】鬼切丸(髭切)特製福銭・ステッカー付き「厄除梅茶」


厄除梅茶 2,000円


学問の神様を祀ることから、修学旅行の定番スポットとなっている北野天満宮。学業のお守りも気になるところですが、現在、新型コロナウイルスの終息を願い新登場した「厄除梅茶」が大人気。北野天満宮は梅の名所としても有名で、その梅を用いて作られた「香梅煎」が8袋(1袋3包)入っています。災難厄除・疫病退散のご利益のあるというありがた~いお茶で、勉強のひと休みにもおすすめ。北野天満宮が所蔵する太刀「鬼切丸(髭切)」の特製ステッカー、そして特製福銭がランダムで1箱に1銭ずつ入っていて、刀剣ファンも必見です!

⇒厄除梅茶は「北野天満宮 記念品頒布処」にて購入が可能です



何色の福銭が入っているかは、開けてからのお楽しみ!



北野天満宮ってどんな神社?


梅の時季の御本殿


創建は天暦元年(947)。“天神さん”こと菅原道真を祀る、全国天満宮総本社の北野天満宮。御本殿(国宝)は豊臣秀吉により造営されたもので、豪華絢爛な建築様式が印象的です。境内各所には天神さんの神使いとされる“牛”の像が鎮座。頭を撫でると学業成就のご利益があるそうですよ♪ 近年は刀剣ブームにより、北野天満宮に伝わる太刀「鬼切丸(髭切)」が話題に。この夏大人気だった、神職さんと巡る特別拝観!刀剣ファン必見 伝説の「鬼切丸」と北野天満宮ツアー」(要予約)は2020年9月30日(水)までとなっています。

北野天満宮
【参拝時間】6:30~17:00、社務所・授与所9:00~16:30
【参拝料】境内無料、宝物殿800円(毎月25日、梅苑・もみじ苑公開期間中などに開館※コロナ禍の状況により日程変更の場合あり)
【電話】075-461-0005
【アクセス】市バス「北野天満宮前」バス停からすぐ Google map
【公式ホームページ】http://kitanotenmangu.or.jp/
【公式Twitter】https://twitter.com/kitano_bunka
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\北野天満宮を知る・学ぶ!/
⇒オンラインツアーで北野天満宮を巡る!

⇒【京都の神社探訪】北野天満宮の見どころは?



【東寺】国宝・重文クラスの仏様が「マグネット」に!


マグネット 各300円


“仏像の宝庫”ともいわれる、世界遺産・東寺。講堂には大日如来を中心とした21躯の仏像からなる“立体曼荼羅”、金堂には大きな薬師三尊像が安置されています。いずれも国宝・重文になっていて、仏像ファンでなくても、じっくり眺めたくなるような感動空間です。

仏様は様々な授与品になっているのですが、おすすめは「マグネット」。イケメン仏・帝釈天(たいしゃくてん)が乗る白象をはじめ、凜々しいお顔の兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)、梵天(ぼんてん)など7種あり、おみやげに持ち帰りやすいサイズも嬉しいですね。立体化したリアルなマグネット(下写真)なら、お家でも仏像鑑賞気分が楽しめるかも♪


左:根付け 900円、右:マグネット 900円(帝釈天)



東寺ってどんなお寺?



東寺といえば、新幹線や電車の車窓から見える五重塔(国宝)でおなじみ。“京都のイメージ”として登場することが多く、この風景を見ると「京都に来た!」と実感される方も多いのではないでしょうか。そんな東寺は、王城鎮護を願い平安遷都とともに建立された、歴史あるお寺です。五重塔の高さは約55メートル、現存する木造の塔としては日本一の高さを誇ります。2020年9月20日(日)からは東寺宝物館開館55周年記念「東寺名宝展 – 国宝 十二天屏風と経典類 –」が行われ、貴重な寺宝が公開されます。

東寺
【拝観時間】境内5:00~17:00、金堂・講堂8:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】境内無料、金堂・講堂500円
【電話】075-691-3325
【アクセス】JR「京都駅」から徒歩約15分 Google map
【公式ホームページ】http://www.toji.or.jp/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。

\東寺を知る・学ぶ!/
⇒オンラインツアーで東寺を巡る!

⇒【京都のお寺探訪】東寺の見どころは?

⇒他にもいろいろ! 東寺のおみやげもの7選



【天龍寺】インパクト抜群! 達磨さんの「クリアファイル」


クリアファイル A4サイズ 350円、A5サイズ 300円


京都屈指の観光地「嵯峨野・嵐山」は修学旅行の定番コース。賑わう商店街の中心に位置するのが世界遺産・天龍寺です。おみやげの定番アイテムとしてクリアファイルは各所で見かけますが、天龍寺の「クリアファイル」はインパクト抜群! このユニークな達磨さんは方丈で迎えてくれる「達磨図」。A4サイズの裏面には天龍寺の四季の風景がデザインされていて、おみやげ話も盛り上がりそうですね。達磨大師は禅宗を開いたお坊様。手ぬぐいやピンバッジなどにもなっています。




大きな「達磨図」の幅は約2.3メートル、枠を除くと2メートルほどになります。新型コロナウイルス感染拡大防止のため求められるソーシャルディスタンス、約2メートルが、この位になります。参拝に訪れたら、その距離感を確かめてみてください。



天龍寺ってどんなお寺?


雄大な曹源池庭園


室町幕府初代将軍・足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために創建した天龍寺。臨済宗天龍寺派の大本山で、かつては嵐山一帯を境内地とするほどの広大な寺院であったと伝わります。8回の火災に遭いながらも、創建当時と変わらぬ姿を今に伝えるのが「曹源池庭園」。夢窓疎石作庭によるもので、嵐山を借景に取り入れた風景が美しく、“お庭の国宝”ともいえる日本初の史跡・特別名勝に指定されています。お庭の穏やかさと対照的に、法堂にある迫力満点の天井画「雲龍図」も見どころです。

天龍寺
【参拝時間】庭園8:30~17:00(受付終了16:50)、諸堂8:30~16:45(受付終了16:30)、法堂「雲龍図」9:00~16:30(受付終了16:20※10/21~3/20は受付終了15:50)※土日祝のみの公開(1/1~2は除く)、春・夏(盆)・秋の特別参拝期間は毎日公開
【参拝料】庭園500円(諸堂参拝は300円追加)、法堂「雲龍図」500円
【電話】075-881-1235
【アクセス】JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」から徒歩約13分、嵐電嵐山本線「嵐山駅」からすぐ Google map
【公式ホームページ】http://www.tenryuji.com/
【公式Twitter】https://twitter.com/tenryu_ji

 

Written by. かりー

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