“ずらし旅”でゆったり♪ 人気の紅葉スポット巡り 瑠璃光院・嵐山など

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嵐山(渡月橋)

本格的な紅葉シーズンを間近に控え、毎年好評の「京都紅葉情報2020」の更新を本日よりスタートしました♪ 色づきを深めていく京都の紅葉を、写真とともにお届けしていきますので、どうぞお楽しみに。
さて、今年(2020年)の秋は、GoToトラベルキャンペーンなどもあり、「有名な紅葉スポットに行ってみようかな・・・」と検討されている方もいらっしゃることでしょう。そんな皆さまに、“事前予約”“時間をずらす”ことを通して、ゆったりと紅葉狩りを楽しむ“ちょいワザ”をご紹介します!

\京都に点在する約70ヵ所の紅葉名所の“今”をお届け/
⇒「京都紅葉情報2020」

※京都旅行の際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染症予防対策へのご協力をお願いいたします。
 

【瑠璃光院】人気のSNS映えスポットは“事前予約制”でゆったり♪


撮影日:2019年11月26日


ここ数年で、紅葉名所としての人気を絶大なものとした洛北・八瀬の瑠璃光院。なんと言っても、訪れる人を魅了して止まないのが、“机にリフレクションするモミジ”です。「人気があるなら、人がいっぱいで写真は撮れないのでは・・・」という不安は全くありません! この写真を“確実に撮影”できるために、机の回りの一部は立ち入ることができないように仕切られています。嬉しいご配慮ですね。ぜひ譲りあって写真撮影を楽しみましょう♪
 

撮影日:2019年11月26日


紅葉のピーク時には、「入場4時間待ち(!)」となった日もあるそうですが、今年(2020年)の秋の特別拝観では、“事前予約制”になりました。人数制限により“密回避”で拝観を楽しむことができ、拝観料は従来と変動がないのも嬉しいポイントです♪ 11月の週末を中心に予約が埋まりつつありますので、気になる方はお早めにチェックを!

\秋の特別拝観の予約は下記ホームページより/
⇒瑠璃光院公式ホームページ



撮影日:2018年11月21日


更なる密回避で、貴重な“ライトアップ”を楽しむことができる旅行プランも販売中。個人旅行向けの“現地プラン”として、インターネット上で販売されているので、「ライトアップの入場券を購入する」ように気軽にお申込みいただけます。せっかくの京都の秋、瑠璃光院の“もうひとつの顔”を楽しまれてみてはいかがでしょうか。

⇒瑠璃光院の紅葉情報はこちら

\瑠璃光院でのライトアップを楽しむことができるプランを販売中/
⇒「八瀬もみじの小径ライトアップと瑠璃光院夜間拝観」はこちら

\秋の瑠璃光院の楽しみ方をお届けしています/
⇒【京さんぽ】秋の京都「瑠璃光院」 紅葉の見頃・アクセス・御朱印・ライトアップは?



【貴船神社】“アクセスが困難”でゆったりと


撮影日:2018年11月9日


鮮やかな朱色の春日灯籠が立ち並ぶ石段の参道が人気の貴船神社。京都市北部の山間に位置するため、市街地よりもひと足早く、例年11月10日前後から紅葉を楽しむことができます。“縁結び”のご利益でも知られ、季節を問わず、若い世代の方が多く訪れますが、今年はその様相が少し異なるそう・・・
 

撮影日:2018年11月9日


「例年に比べ、参拝者は少ないですね・・・ コロナの影響もあるでしょうが、“電車が不通になってしまった”ことが大きいと思います。『電車が開通してから伺います』といった声も聞くようになりました」と、神職さんがおっしゃられるとおり、貴船神社への主要アクセスである「叡山電車」が、現在、一部区間(二ノ瀬駅~鞍馬駅)で不通となっているのです。これにより、叡山電車で貴船神社に向かう場合、途中の「市原駅」で下車し、京都バスに乗り換えて「貴船口駅」バス停へ。そこから20分ほど歩くか、駅から「貴船神社前」行きのバスに更に乗り換える必要があります。
※JR「京都駅」から直結の地下鉄烏丸線「国際会館駅」からも、「貴船口」行きの京都バスが発着しています。

なお、貴船神社界隈は、駐車場の数が限られ、道幅が狭い区間も多くあります。そのため、時間は要しますが、公共交通機関での訪問を強くおすすめします。

⇒貴船神社の紅葉情報はこちら

 

【東寺】狙い目は、“遅めの時間帯”!


撮影日:2018年12月3日


2017年の「そうだ 京都、行こう。」秋キャンペーンの舞台となった東寺[教王護国寺]。なんと言っても人気なのは、池にリフレクションする五重塔と紅葉。まさに“京都の秋”を凝縮したような風景です。とりわけ夜のライトアップは、例年、紅葉の見頃時季ともなると、開門待ちの大行列ができるほどの大盛況となります。



撮影日:2018年12月3日


そんなライトアップをゆったりと楽しみたいなら、“ちょっとゆっくり目”に向かいましょう。先日、“非密の紅葉名所”ブログでもお届けしましたが、東寺でのライトアップの入場受付は21時(拝観は21時30分)までと、少し遅め。20時30分ぐらいに行けば、紅葉狩りに加え講堂や金堂での仏様の鑑賞も余裕を持って楽しめると思います。「帰りの時間がちょっと遅くなりそう・・・」と不安になるかもしれませんが、京都駅までが徒歩圏内という「利便性」が強い味方と言えそうです。

⇒東寺[教王護国寺]の紅葉情報はこちら

\紅葉シーズンの境内をお届けしています/
⇒【古都こよみ】まさに京都の秋! 紅葉に染まる東寺へ行こう(2017年9月掲載)

 

【南禅寺】“24時間開放”の境内で、眠気も吹き飛ぶモミジに出会う


撮影日:2019年11月18日


瑠璃光院や東寺は、比較的近年になって名所として定着した感がありますが、南禅寺は“古参”の紅葉名所といえるかもしれません。「そう京」秋キャンペーンでの登場も1995年のことでした。境内は24時間開放。人気のお寺であるだけに、お昼前から、大勢の方がお越しになりますので、ちょっと早起きして、早朝に訪れることをおすすめします。



撮影日:2014年11月14日 8:30頃


時間を追うごとに、境内に差しこむ太陽の日差し。モミジにも徐々に光が当たり、“目覚めようとする境内”の様子は神々しささえ漂います。この“絶景”を眺めることができるのは早起きした人だけの特権。地下鉄東西線「蹴上駅」からは徒歩10分ほどとなり、朝早い時間から訪れることも容易です。混雑する前の境内で、忘れられない秋の光景をご覧ください。

⇒南禅寺の紅葉情報はこちら

\カメラ好きスタッフが紅葉の絶景スポットをご紹介しています/
⇒【京さんぽ】京都の絶景紅葉スポット7選 ~写真撮影の手引き付き~(2019年11月掲載)




【永観堂】少し早めの“時季”と“時間帯がおすすめ!


撮影日:2016年11月18日


南禅寺からは歩いて5分ほど。平安時代に編纂された「古今和歌集」の中に、その紅葉の美しさを詠んだ歌が残る永観堂[禅林寺]。境内には約3,000本ものモミジが植わり、見頃の時季は大勢の拝観者で賑わいます。



撮影日:2016年11月16日


今年の紅葉狩りは、どうしても“密”が気になるところ。ゆったりと散策するなら、先ほどご紹介した早朝の南禅寺で紅葉狩りを楽しんだ後、永観堂には、開門直後となる9時頃に伺うのがおすすめ。
また、永観堂では境内の随所で紅葉を楽しむことができますが、“ハイライト”ともいうべき「放生池」周辺の紅葉の見頃は、例年11月中旬から。京都市中の他の名所の多くが11月20日過ぎから見頃を迎えるため、“ワンテンポ早い時季”に訪問してみても良いかもしれません。

⇒永観堂[禅林寺]の紅葉情報はこちら

\永観堂周辺の観光ガイド/
⇒【京さんぽ】紅葉名所「永観堂」周辺の見どころ・グルメ・おみやげ(2018年11月掲載)




【嵐山(渡月橋・天龍寺・竹林の小径)】名所には早朝にお出かけしましょう♪


撮影日:2013年11月27日


嵐山は、京都の中でも絶大な人気を誇る景勝地。「秋の京都=嵐山」というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。特に人気の渡月橋は、紅葉が見頃を迎える11月下旬の休日には歩行者天国になるのですが、過去には、150メートルほどの橋を渡りきるのに数十分かかったこともあったとか(!)。「行きたいけど、特に今年は人混みを避けたい・・・」という方は、早朝に行かれることをおすすめします。「その理由」は、次にご紹介するスポットとも関係します。

⇒嵐山・渡月橋の紅葉情報はこちら
 

撮影日:2016年11月18日


嵐山を代表する紅葉名所である天龍寺2016年の「そう京」秋キャンペーンの舞台にもなりました。最も印象的なのはポスターにもなった「曹源池(そうげんち)庭園」でしょう。実は紅葉の見頃時季になると、「早朝参拝」を実施され、天龍寺のお庭には朝7時半から参拝可能なんですよ! 私も何度か訪れたことがありますが、朝日を浴びた美しい紅葉をじっくりと楽しむことができました。日中に比べると境内もゆったりとしており、「リピーター」の方も多いそう。何度訪れても飽きない、魅力たっぷりのお寺であることの裏付けと言えそうです。
さて、渡月橋、天龍寺ときたら、嵐山の代表的景観である“あの場所”も見逃すわけにはいけません・・・

⇒天龍寺の紅葉情報はこちら

\広々とした境内で“非密”な紅葉狩りを♪/
⇒【京都紅葉情報】2020年は“非密”の紅葉名所へ(2020年9月掲載)



撮影日:2014年7月16日7:30頃


天龍寺のお庭を北門から出ると、「その場所」は文字通りに目と鼻の先。いかにも“京都らしい”風情が漂う「竹林の小径」(Google map)です。とりわけ大河内山荘庭園前までの200メートルほどの区間が人気で、紅葉時季の日中は、行き交うことが困難になるほど。嵐山エリアには徐々に人出も戻りつつあるようですので、今年の秋は、渡月橋、天龍寺も含めて、ひと足早い時間にお越しになってみてはいかがでしょうか。

 

☆最後に・・・
京都にお越しになる前に“事前確認”をお忘れなく!


源光庵の拝観再開は、2021年秋頃を予定されています


今年は、“密回避”の観点から、上述の瑠璃光院や圓光寺金戒光明寺などで、「事前予約制」や「予約優先」の対策を取られています。また、清水寺の“清水の舞台”や金閣寺[鹿苑寺]の“金閣”は改修工事中。源光庵大徳寺 高桐院では、長期間に渡り拝観を休止されているなど、“イレギュラー”なことが多々あります。現地に来て、「あっ?!」とならないように、お食事場所なども含め、“お目当ての場所”に関しては、例年以上に“事前確認”されることをおすすめします。
 

Written by. カツオ

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