紅葉名所近くで立ち寄りたい、おすすめ京都のおとうふ屋さん♪

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入山とうふ店

京都グルメの代表格「おとうふ」。これからの季節は、「湯どうふ」など温かいおとうふが恋しい季節となりますね♪ お食事処でいただくのももちろんいいものですが、散策の合間に、京都らしさあふれる“町のおとうふ屋さん”を訪ねてみてはいかがでしょうか。今回は、「そう京」スタッフと“特別ゲスト”が、おすすめの紅葉名所近くのおとうふ屋さんをピックアップ。紅葉旅の途中に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

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※おとうふは賞味期限が短く、旅の最後に購入されることをおすすめします。また最近ではお取り寄せできるお店も増えていますので、そちらもぜひご利用ください。
※京都旅行の際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染症予防対策へのご協力をお願いいたします。

【真如堂・金戒光明寺 x 京豆腐 服部】
きめ細やかでやわらか「絹とうふ」



とらみ 「“京都名物”として江戸時代から名高い、南禅寺門前の湯どうふ。その南禅寺から『南禅寺どうふ』の名称をいただき、“大本山南禅寺御用達”の看板を掲げるお店が、京豆腐 服部です。豆腐料理専門店への卸がメインとなりますが、真如堂金戒光明寺を結ぶ道の途中に工場があって、声を掛ければここでも購入できます(豆乳・厚揚げ・飛龍頭は要電話予約)。

左上:手揚げ(中) 1枚110円、右上:ゆどうふ(木綿) 220円
左下:おぼろ 200円、右下:ひややっこ(絹) 220円


私は特に、舌触りの良い絹とうふの“ひややっこ”がお気に入り。きめ細やかでなめらかな、京都らしいおとうふです♪ 木綿とうふの“ゆどうふ”は、絹よりもしっかりしていて崩れにくいので、その名の通りお鍋にぴったり。どちらも大豆の甘みがしっかり感じられますよ」

お店の方からひと言
「こちらは工場直売となるため、“ご近所さま価格”にてお譲りしています。写真の看板のかかった建物の真向かいに“オレンジ色のシャッター”の建物がありますので、お求めの際はそちらまで気軽にお声掛けくださいね」

■京豆腐 服部
【営業時間】8:00~16:00
【定休日】日曜日
【電話】075-771-0114(営業時間中のみ)
【アクセス】市バス「真如堂前」・「錦林車庫前」バス停から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】https://www.nanzenjitofu.jp/
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真如堂 紅葉のイメージ


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【善峯寺 x 豆腐工房 うえ田】
「上田の手あげ」の、「匠あげ」と「キズアゲ」とは?



とらみ 「続きまして、私が今一番はまっているのが、善峯寺の麓にある豆腐工房 うえ田の直売所! 2018年にオープンしたんですが、オープン直後から善峯寺や西山の社寺を訪ねた際には、必ず立ち寄っています。

極厚手あげ 450円、匠あげ 315円、京とうふ 善峰 280円、キズアゲ 178円(各税別)


中でも一番のお気に入りは、匠あげキズアゲ! “上田の手あげ”といえば、京都市内の一部のスーパーでも販売されていて、身の厚さとおとうふ感の残ったリッチな味わいで人気。“匠あげ”は、菜種油ではなく米油で揚げているから、外はカリッと中はジューシーな仕上がりです。

そして“キズアゲ”は、名前の通り、出荷できない“傷あり”の手あげなんですが、もちろん味は変わりません。直売所でしか買えず、値段が安く、何より、作りたてが買えるところが嬉しい!!! 行くたびに家族や友人の分までたくさん買っています」

★お店の方からひと言
「“おだし文化”の京都で、とても重要な食材である油あげ。“上田の手あげ・匠あげ”は油や製法にこだわり、煮炊きはもちろん、さっと炙るだけでも酒の肴になりますよ♪ 紅葉名所・善峯寺にちなんで、善峰シリーズのおとうふもご用意しています」

■豆腐工房 うえ田 直売所
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】不定休
【電話】075-331-7508
【アクセス】JR東海道本線「向日町駅」乗換、阪急バス「灰方」バス停から徒歩約12分 Google map
【公式ホームページ】http://uedatofu.com/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/uedatofu54 (“365日豆腐レシピ”更新中!)
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善峯寺 紅葉のイメージ


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【清凉寺 x 嵯峨豆腐 森嘉】
ふるふるやわらか、嵯峨豆腐&具たっぷりの飛龍頭



みさご 「嵯峨野方面に行くと必ず立ち寄りたくなるのが、清凉寺のすぐそばにお店を構える嵯峨豆腐 森嘉です! 安政年間に創業したという老舗で、看板商品の嵯峨豆腐は、木綿豆腐なんですが絹のように柔らか。つるっとなめらかな食感は、にがりの代わりに“すまし粉”を使う独特の製法によるそうです。

嵯峨豆腐 443円、飛龍頭 1個249円


その嵯峨豆腐の生地をベースにした飛龍頭(ひろうす)も、外せない逸品です。銀杏にユリ根、大豆やゴボウと具がたっぷり。しかも、冷凍のものは一切使わないから、ほっくり甘みを感じられます。揚げたてをそのまま食べても美味しいんですが、お出汁でじんわり炊くと、ジュワッと味がしみ出して、格別・・・ おとうふより賞味期限が長く(冷蔵で3日)軽くて持ち運びも楽なので、おみやげとしても購入しています」

★お店の方からひと言
「文豪・川端康成も食した味。嵯峨にお越しの際はぜひお立ち寄りください」

■嵯峨豆腐 森嘉
【営業時間】9:00~17:00(※8/16、12/31は売り切れ次第閉店)
【定休日】水曜日(祝日の場合は翌平日)、火曜日不定休
【電話】075-872-3955
【アクセス】市バス「嵯峨釈迦堂前」バス停から徒歩約1分 Google map
【公式ホームページ】http://sagatofu-morika.co.jp/

清凉寺 紅葉のイメージ


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【建仁寺 x 賀茂とうふ 近喜】
香り・甘み・旨みが濃厚な、くみだしとうふ 青碧



みさご建仁寺のある祇園エリアのすぐお隣、繁華街の木屋町通にお店を構える賀茂とうふ 近喜は、天保5年(1834)創業。“京都で二番目に古い”ともいわれる歴史を持つ、おとうふ屋さんです。高瀬川沿いと西木屋町の2店舗があり、特に西木屋町店は細い路地にひっそりと佇み、“路地裏の京都”という風情があります。

左:くみだしとうふ おぼろ 410円、右:青碧 640円


私は柔らかで甘みのあるおとうふが好きで“おぼろとうふ”をよく食べるんですが、こちらのくみだしとうふ 青碧(あお)は、特に濃厚! 香り・甘み・旨み、三拍子揃った滋味深いおとうふで、グリーンの色味も爽やか。お塩を少しぱらっと振っていただくと、甘みが引き立ちます!」

★お店の方からひと言
「青碧は、そのままでもいただけますが、湯どうふにしても美味しいですよ。西木屋町店は、ちょっと路地に入るだけで昔ながらの雰囲気を味わえ、時間によってはお揚げさんを揚げている姿をご覧いただけます。商品はお店からクール便での発送も可能ですので、ご利用ください」

■賀茂とうふ 近喜
【営業時間】木屋町店9:00~15:00、西木屋町店8:00~18:00
【定休日】両店とも水曜日
【電話】木屋町店075-352-3131、西木屋町店075-344-6001
【アクセス】市バス「四条河原町」バス停から徒歩約5分 Google map(木屋町店)Google map(西木屋町店)
【公式ホームページ】https://www.kamo-tofu.com/
★お取り寄せはこちらから

⇒「賀茂とうふ 近喜」六代目 林浩二さんに、おとうふについて聞きました(2010年1月掲載)

建仁寺 紅葉のイメージ


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【下鴨神社 x てづくりとうふ すがい】
簡単便利な京の味! あげだしどうふ


“京都のおとうふ”大好きな人気ブロガー「ネコのミモロ」さんにも、おすすめのおとうふ屋さんを伺ってみました!

\毎日更新中!/
ミモロの京都案内ブログ【ネコのミモロのJAPAN TRAVEL】https://blog.goo.ne.jp/mimoron


ミモロ下鴨神社のすぐ北側に暖簾を掲げるてづくりとうふ すがいは、以前にミモロのブログにもご登場いただいたんですが、下鴨エリアの住人に愛されているおとうふ屋さんです。戦後すぐにお店を始められ、今も昔ながらの製法で手間と時間をかけて作っているから、どのおとうふも大豆の風味がしっかり感じられて、美味しいの~。

左:にがりとうふ 極 360円、右:あげだしどうふ 700円
上:白和え 310円


おとうふもお揚げも好きだけれど、ミモロのおすすめは、やっぱりあげだしどうふ! お出汁とおねぎがセットになっているから、手軽にいただけて美味しいんだ~。白和えなど、おとうふを使ったお総菜系も充実していて、京都の家庭の味をいただけるのも嬉しいポイント。おみやげにもいいんじゃないかな♪」

★お店の方からのひと言
「あげだしどうふには、極を使っています。あげたてが一番ですが、時間を置かれるようでしたら、食前に少し温めれば風味が戻りますよ。白和えは、今の時季なら春菊や菊の花、柿などを使い、季節の味をいただけるように意識しています」

■てづくりとうふ すがい
【営業時間】1階(とうふ・ゆば・あげ販売)10:00~18:00
      2階サロンは2名以上で前日までに要予約。
【定休日】水曜日・木曜日
【電話】075-781-2419
【アクセス】市バス「一本松」バス停から徒歩約1分 Google map
【公式ホームページ】http://www5f.biglobe.ne.jp/~tofusugai/
★お取り寄せはこちらから

下鴨神社 紅葉のイメージ


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【京都御苑 x 入山とうふ店】
“京都最古のおとうふ屋さん”が手がける、焼きとうふ&揚げとうふ



ミモロ 「もう一軒、おすすめをご紹介するね~。文政年間創業で、京都市内で一番古くからあるといわれているのが、入山とうふ店。8代目のご主人が、今も昔ながらの“おくどさん”でおとうふを手づくりされています。薪を使うおくどさんでおとうふを作っているのは、京都でもこちらのお店だけなんだそう! お水もお店の地下水を使われていて、ご近所さんはお店のお水も汲んで、それで湯どうふをされるとか。おとうふと同じお水を使うから、よりまろやかなお味になるんだって~。

左上:半分サイズの揚げ 160円・ひろうす(中) 170円、右上:白とうふ 260円
下:炭火焼きとうふ(冬季) 400円


ミモロのおすすめは、大きな焼きとうふ! 豆を炊いた後のおくどさんの残り炭を使って、直にあぶって焼き目をつけている、本格派。冬季限定で、これからの季節におすすめです♪ 冬になると店先で焼いていらっしゃるから、その時間に行けるととっても嬉しくなるんだぁ。最近はキッシュなど、おしゃれなメニューもあるから、どれにしようか、嬉しい悩みです♡」

店頭で炭を使ってひとつずつ丁寧に焼いていきます。
パチパチ炭が爆ぜるので、ミモロは遠くから・・・ グルテンフリーの豆乳ドーナツも人気メニュー♪


★お店の方からひと言
「焼きとうふは、冬場はほぼ毎日10時頃から焼いてます。バーナーでなく炭の焼き目が好きだと言うてくれるんで、今もこのスタイルを続けてます。京都の人は、すき焼きによく使うね。おでんでも、よく味が染みますよ」

■入山とうふ店
【営業時間】9:30~18:00
【定休日】日曜日、月曜日
【電話】075-241-2339
【アクセス】市バス「堀川丸太町」バス停から徒歩約6分 Google map

京都御苑 紅葉のイメージ


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奥深い、京都のおとうふ屋さん。“おとうふ”にも様々な種類があり、焼きとうふやお揚げ、おぼろどうふ、飛龍頭と、様々に姿を変えて日々の食卓を楽しませてくれます。しかも今回は湯葉をご紹介していないので、なんと種類の多いことかと改めて驚いてしまいます・・・ ここにご紹介した以外にも、まだまだたくさんのお店屋さんが頑張っていらっしゃいますので、紅葉旅に京都にお越しの際は、ぜひ町のおとうふ屋さんも覗いてみてくださいね♪

Written by. みさご

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