5月21日(土)に開催!「さわやかウォーキング」参加者限定の特典をご紹介

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昨年(2021)に30周年を迎えた「さわやかウォーキング」は、JR東海の沿線の魅力を“歩いて”楽しめるイベント。毎年各所でさまざまなコースが企画され、京都では来たる2022年5月21日(土)に「のどかに巡る 京の輝く青もみじをご覧あれ」が開催されます。
 
コースタイトルの通り、この時季ならではの美しい新緑の名所を網羅したルートで、京都駅から出発し、稲荷駅で降車したあと、稲荷山を抜けて東福寺や泉涌寺エリアを巡ります。さらに、今回は参加者限定のうれしい特典を多数ラインアップ。そう京ブログでは、その一部をご紹介します♪ 

気になる参加方法は?

「さわやかウォーキング」は参加費無料、予約不要とあって、気軽にチャレンジできるのが特徴です。まず、開催当日の受付時間内(8:30~11:00)にスタート地点の京都駅でコースマップの受け取りを。コースが示されていますが、必ずしもその通りに歩かないといけないわけではなく、体調に応じてショートカットもOK。安全に歩くことを楽しむ、これが「さわやかウォーキング」の醍醐味です。
 
また、開催の数日前にWEB上にコースマップがアップされます。事前に内容を把握して準備したいという方はチェックするのがおすすめです。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、京都旅行の際は、政府およびお住まいの都道府県と京都府の要請をご確認ください。京都にお越しの際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染拡大防止の徹底にご協力をお願いいたします。日々、状況は変化しておりますので、事前に最新情報をご確認ください。

参加者限定の“新緑御朱印”!

特典の大きな柱となるのが「さわやかウォーキング」の参加者のために用意された、その名も“新緑御朱印”です。一般的な白色ではなく若葉色の紙を用いた特別仕様で、東福寺から泉涌寺(せんにゅうじ)にかけてコース上の8ヶ寺でコースマップを提示して所定の御朱印代を納めれば拝受できます。お寺の見どころとともに、それぞれの特徴あふれる“新緑御朱印”をご紹介しますので、記念にコンプリートを目指してみてください♪
 
※各寺院とも書き置き30枚限定となります。
※各寺院で御朱印代が異なります。
※拝観を希望される場合は、別途拝観料が必要となります。

【1】光明院

光明院 波心庭

光明院 波心庭

東福寺の塔頭 光明院は、昭和の名作庭家・重森三玲が手掛けた枯山水庭園「波心庭」で知られます。“新緑御朱印”をいただきたい方は、門をくぐった先にある拝観受付でコースマップのご提示を。
 
お寺が通常出している御朱印と異なり、“歩歩是道場(歩々是道場)”の文字は「さわやかウォーキング」のためにご住職が選んでくださったもの。どこにいても一歩一歩のあゆみの大切さを忘れてはいけないという意味が込められた禅語で、まさに歩くイベントの「さわやかウォーキング」にぴったり。
休憩もかねて拝観するなら、波心庭とともに注目していただきたいのが“窓”です。光明院にはご覧の通り、さまざまな円窓があり、撮影ポイントになっています。窓越しに眺める新緑も趣があって美しいですね。
 
■新緑御朱印300円(拝観受付にて7:00~日没まで)
 

【2】正覚庵

  • 門を入って右手に筆塚があります。御朱印は門を入って左手へ

    門を入って右手に筆塚があります。御朱印は門を入って左手へ

毎年11月23日に筆供養が行われ、「筆の寺」と呼ばれ親しまれる東福寺の塔頭です。堂内は拝観できませんが、コース上にある名所として“新緑御朱印”にご協力いただいています。キュートな達磨さんのスタンプにオリジナリティを感じられる仕上がり。
 
■新緑御朱印500円(朱印受付にて9:30~15:00)
 

【3】東福寺

  • 御朱印はイメージです。当日は日付が入ります

    御朱印はイメージです。当日は日付が入ります

  • 御朱印は写真右手の本坊庭園(方丈)入口へ

    御朱印は写真右手の本坊庭園(方丈)入口へ

紅葉名所の東福寺は、もちろん新緑の見応えも格別です。本坊庭園や通天橋など拝観エリアも広く、たっぷりと時間をかけて巡りたいところ。
 
御朱印の“大佛寶殿”の文字は本堂を指すそうですが、じつはかつて東福寺にも約15メートルにおよぶ大仏さんがいらっしゃいました。残念ながら明治14年(1881)の火災で焼失してしまいますが、複数の塔頭に大仏さんが座っていた蓮の花びらが受け継がれています。塔頭を拝観する際に気にかけてみてください。
  • 通天橋

    通天橋

  • 通天橋そばの美しい新緑

    通天橋そばの美しい新緑

  • 洗玉澗から仰ぎ見る通天橋

    洗玉澗から仰ぎ見る通天橋

新緑を愛でるなら、はずせないのが通天橋です。紅葉の時季に比べると拝観者が少なく、ゆっくりと若葉のエネルギーを感じられるのが嬉しいポイント。橋から見下ろすだけでなく、渓谷「洗玉澗」に降りて仰ぎ見るなど、お気に入りのビュースポットを探してみて。
 
■新緑御朱印500円(本坊庭園 朱印受付にて9:00~16:00)
 

【4】芬陀院

  • 御朱印はイメージです。当日は日付が入ります

    御朱印はイメージです。当日は日付が入ります

  • 鶴亀の庭

    鶴亀の庭

別名「雪舟寺」といい、お寺のお庭を水墨画の大家 雪舟が手掛けたと伝わることに由来します。巧みな石組で鶴と亀を模した「鶴亀の庭」は、方丈に座ってゆっくりと観賞できます。
 
さて、芬陀院の“新緑御朱印”、何と読むか分かりますでしょうか。なんと読みは「つるかめ」! 古くからお寺に伝わる書体で、ご住職がいつか御朱印に使おうと胸に秘めていたそうです。今後、お寺で出す特別御朱印にも使われる予定だそうですが、世に出るのは「さわやかウォーキング」が初めて。ぜひ、この機会にいただきたいですね。
  • 茶室の円窓

    茶室の円窓

  • 障子越しに眺める鶴亀の庭

    障子越しに眺める鶴亀の庭

光明院と同じく、芬陀院も注目すべき窓があります。方丈奥に茶室があり、円窓から見える景色はまるで掛け軸のよう。また、窓ではありませんが、方丈の障子も切り取り方によって素敵なショットに。もみじのワンポイントがかわいいですね。
 
■新緑御朱印300円(拝観受付にて9:00~16:30)
 

【5】天得院

天得院は“新緑御朱印”にも押されている寺紋の桔梗紋によせて、桃山時代作庭の枯山水庭園に可憐な桔梗がたくさん植えられています。本来は、桔梗の咲く時季や紅葉の見頃にあわせた特別拝観でしか堂内に入られませんが、5月21日(土)はなんと「さわやかウォーキング」にあわせて特別拝観日(9:30~16:00、拝観料500円)に! 1日限りの拝観に、その日限りの“新緑御朱印”、これは見逃せません。
  • 花頭窓

    花頭窓

  • 上部に掲げられているのが蓮の花びらです

    上部に掲げられているのが蓮の花びらです

残念ながら桔梗の時季は6月のため花咲く様子を見られませんが、瑞々しい新緑と苔のみどりに癒やされます。また、ここでも美しい窓を発見! こちらの窓は禅宗建築によく見られる花頭窓です。角度を変えると、ガラスに花頭窓が映り込んだり、窓越しに石灯籠が見えたり、ちょっとした発見に嬉しくなります。
 
東福寺の折にご紹介した大仏さんの蓮の花びらは方丈中央に。ご本尊の千手観音像にもお参りを。
 
■新緑御朱印500円(拝観受付にて9:30~16:00)
 

【6】一華院

  • 「青龍」に見立てられた黒松

    「青龍」に見立てられた黒松

  • お寺独自の御朱印もバリエーション豊か

    お寺独自の御朱印もバリエーション豊か

芬陀院や天得院のあるエリアから臥雲橋を渡って、すぐ左手に見えるのが一華院です。通常非公開のお寺ですが、“新緑御朱印”を授与していただけます。
 
御朱印を拝受する際に、ひと目見ていただきたいのが門を入って右手に見える黒松。一華院は四神相応の思想から境内に「青龍」「朱雀」「白虎」「玄武」のお庭を設けています。その「青龍」こそ黒松。勇壮な枝振りは、確かに天を昇る龍のよう。日本人ならではの見立ての美に感心します。
 
■新緑御朱印300円(拝観受付にて9:30~15:00)
 

【7】勝林寺

御朱印はイメージです。当日は日付が入ります

御朱印はイメージです。当日は日付が入ります

四季折々の花で飾られた花手水で人気のお寺です。“新緑御朱印”も花手水のように、花や青もみじの押印が水面を漂っているかのよう。落ち着いた心の有り様を説く禅語「動中静」も、「さわやかウォーキング」のために選んでいただいたもの。言葉のように、自然を感じながら心穏やかに歩きたいですね。
  • 虎の大襖絵

    虎の大襖絵

  • 虎の御守り(1体800円)

    虎の御守り(1体800円)

堂内は拝観できませんが、結界の手前よりお参りいただく際に内陣の襖絵にご注目ください。勝林寺のご本尊である毘沙門天は虎を使いとするため、勇猛な虎が描かれています。今年は寅年とあって、授与所には虎にちなんだ授与品も多数並んでいます。ぜひ、チェックしてみてください。
 
■新緑御朱印500円(朱印受付にて9:00~16:00)
 

【8】今熊野観音寺

1~7までは東福寺エリアでしたが、最後にご紹介するのは御寺 泉涌寺のそばにある今熊野観音寺です。“新緑御朱印”の弘法大師という文字は、歴史ある縁起から。現在は西国第十五番霊場としてよく知られますが、ご由緒は弘法大師が光明の先に一寸八分の十一面観音菩薩像を見出したことに始まります。弘法大師はみずから刻んだ一尺八寸の十一面観音菩薩像の体内仏として一寸八分の仏様を祀り、以後1,200年にわたって大切に守られてきたそうです。秘仏ではありますが、平安時代から変わらず私達を見守ってくださる仏様がそばにいると思うと、感動もひとしお。
長い歴史のなかで、ご本尊には後白河法皇の頭痛を治したという霊験も。いつしか“頭の観音様”としても親しまれ、境内に「ぼけ封じの観音様」を祀られたり、近年では授与品「ぼけ封じ枕宝布(カバー)」が登場したりと、信仰が広がっています。いつまでも元気に歩くには頭も大事ですから、しっかりと手を合わせましょう。
 
■新緑御朱印300円(納経所にて8:00~17:00)
 

嬉しい絵はがきプレゼント

続いてご紹介する特典は、絵はがきのプレゼント♪ なんと、泉涌寺の塔頭 即成院にお参りして授与所でコースマップを提示すると、ご覧の絵はがきをいただけます。
 
絵はがきに写っているのは、ご本尊の阿弥陀如来と二十五菩薩。極楽浄土からお迎えに来られる様子をあらわした希有な例として、国の重要文化財に指定されている名仏です。ありがたいお姿を写した絵はがきは、使うのももったいない気持ちになりますが、旅先から自分に宛てて投函すれば、忘れられない旅の記念になるかもしれません。
お参りの際に忘れずにご覧いただきたいのが山門の上で羽を広げる鳳凰です。即成院は平等院を創建した藤原頼通の息子である橘俊綱によって建立された由緒が伝わることから、なんと平等院鳳凰堂の方角を向いて据えられているのだとか。父と子の想いが鳳凰を通して繋がっていると思うと素敵ですね。

■絵はがき(授与所にて9:00~16:30)
 

ひとやすみにスイーツをいかがですか

即成院を過ぎれば、ゴールの京都駅まであと少しです。疲れた体が欲するのは、なんといっても甘いもの。即成院と智積院の間にある甘味処「梅香堂」では、コースマップの提示でテイクアウトのソフトクリームを通常250円のところ200円でいただけます。お店の隣に小さな公園もあり、ちょっと一息つくのにぴったりです。
 
■テイクアウトのソフトクリーム(10:00~17:30)
 
■梅香堂
【営業時間】10:00~17:30
【定休日】火曜日(祝日は営業)、不定休 ※公式Twitterでご確認ください
【電話】075-561-3256
【アクセス】市バス「今熊野」バス停からすぐ Google map
【公式Twitter】https://twitter.com/baikoudo
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ご紹介した特典はほんの一部。ゴールの京都駅では、八条口や新幹線コンコース内にあるASTY京都の店舗でも特典があるとのこと。歩くのが一番の目的ですが、せっかく参加するなら一日限りの特典も楽しみに加えてくださいね♪
 
■さわやかウォーキング「のどかに巡る 京の輝く青もみじをご覧あれ」
【日程】2022年5月21日(土)
スタート受付時間(コースマップ配布)8:30~11:00
ゴール受付時間10:00~15:00
※スタート受付は京都駅新幹線改札内(2階)または八条東口で行っています。特典を受けるには、各所でコースマップの提示が必要となりますので、必ず受付でコースマップを受け取ってください。
【料金】無料
【公式ホームページ】https://walking.jr-central.co.jp/ ※コースマップは5月13日(金)にアップ予定です。

\ウォーキングの後は、おみやげをチェック!/
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※掲載内容は2022年5月11日時点の情報です

Written by. シュガー

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