建仁寺 霊源院
6月には入ったものの、梅雨入りしそうな気配を感じさせない天候が続く京都です。この時季を代表する紫陽花も徐々に目にするようになってきましたが、「紫陽花には主役は譲らない!」とばかりに咲き誇る花たちもたくさん♪ いま見頃の花名所をご紹介します。
\紫陽花名所の予習はこちらから/
【平安神宮 花菖蒲・睡蓮】紫、青、白、ピンク、黄色… 色とりどりの花がお出迎え♪
本日6月7日(金)は神苑無料公開の日ということもあって、「平安神宮に行ってきました!」という方もいらっしゃるでしょうか。写真は5日(水)の模様ですが、広大な神苑のうち「西神苑」の白虎池では、紫や青、そして白の花菖蒲が咲き揃っていました。年によって花付きにばらつきがあるようですが、今年は見ごたえ十分です!
「西神苑」と「中神苑」の水面には、白やピンク、そして黄色の睡蓮がぷかりぷかり。日中は汗ばむような1日でしたが、涼し気な姿に癒されました♪
【勧修寺 花菖蒲・睡蓮・紫陽花】水辺を彩る花々に加え、“あの花”も見頃です!
春先から夏にかけて、様々な花が咲き継いでゆく勧修寺。境内に大きく水を湛える氷室池では、平安神宮と同様、花菖蒲と睡蓮が見頃を迎えていました。
こちらの花菖蒲はピークを迎えようとする段階でしたが、枯れはじめのものも見られたので、この週末にお越しになるのが無難と思います。
境内の奥、本堂や弘法大師像の周りでは紫陽花が。勧修寺の紫陽花の特徴は、「とにかく青い」ということ。今でも十分に楽しむことはできますが、例年通りであれば、これから日々、深みを増したブルーになっていくことでしょう。
【建仁寺 霊源院 甘茶】ほんのり甘い香りの“甘茶”が見頃のピークに♪
建仁寺の塔頭寺院である霊源院は、通常は門を閉ざされ拝観できませんが、年に数回、期間を限定して公開。今まさに、 甘茶(あまちゃ)の見頃に合わせて特別公開が実施されています。
方丈前に広がる枯山水庭園の一角で見頃を迎えている青や紫の花が甘茶。どうにも“あの花”に雰囲気が似ていますよね…。
お庭に降りて間近で花を眺めてみると、「額紫陽花(がくあじさい)」に瓜二つで、全く違いが分かりません(汗)。近寄ってみると、その名のごとく甘い香りが漂っていました♪
特別公開は6月16日(日)まで。甘茶は今が見頃ピークといった状況でしたので、気になる方は1日も早い訪問をおススメします!
■建仁寺 霊源院 天井画墨龍図・甘茶の庭「鶴鳴九皐」特別公開
【日程】2024年5月18日(土)~6月16日(日)
11:00~15:00(受付終了14:30)
※法要等により拝観できない場合がございます。詳しくは公式Facebookのお知らせをご覧ください。
11:00~15:00(受付終了14:30)
※法要等により拝観できない場合がございます。詳しくは公式Facebookのお知らせをご覧ください。
【拝観料】500円
【アクセス】市バス「東山安井」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】http://www.reigenin.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/reigenin
【祇園白川 紫陽花】京情緒たっぷりの町並みで紫陽花が見頃
建仁寺 霊源院から歩いて15分ほど、春は桜の名所として知られる祇園白川(Google map)で、紫陽花が見頃を迎えています。しっかりと深みのある色をしており、「今が盛り」と言って良いでしょう。
祇園白川に咲く紫陽花のおススメポイントはというと、なんといっても“絵になる”ということ。花数は決して多くはありませんが、“程よい具合”が、かえって京都の風情とマッチしているようにも思えませんか? 人気の観光エリアからも近いので、ちょっと寄り道して訪れてみてはいかがでしょうか。
※掲載内容は2024年6月7日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。