じめじめとし、雨の日も多い梅雨の頃。外出するのも億劫になりがちですが、煩わしさを吹き飛ばしてくれそうな紫陽花を見に出かけてみませんか? あえて曇りの日や、水を含み艶やかな姿を見せる雨の日にこそ行きたくなってしまう、“梅雨の使者”ともいえる紫陽花の名所をご紹介します♪
\紫陽花と同じ時季に見頃を迎える花をご紹介/
【三室戸寺】圧倒的ボリュームの紫陽花がお出迎え
宇治の“花の寺”として知られる三室戸寺は、京都はもとより関西随一の人気を誇る紫陽花スポットと言っても過言ではありません。見頃の時季にあわせてあじさい園が公開され、例年、大勢の拝観者で園内は賑わいます。境内に植わる紫陽花は、他のスポットを圧倒し約50種20,000株以上とも。彩りも豊かで、見頃の時季は見応えたっぷり! 週末限定で行われるライトアップも人気を博します。
☆例年の見頃 6月中旬~下旬
☆例年の見頃 6月中旬~下旬
【拝観時間】8:30~16:30(受付終了15:40)
【拝観料】500円
※2月18日~7月17日及び11月は1,000円
【電話】0774-21-2067
【アクセス】京阪宇治線「三室戸駅」から徒歩約15分 Google map
【公式ホームページ】https://www.mimurotoji.com
【公式Instagram】https://www.instagram.com/mimurotoji
■あじさい園ライトアップ
【日程】2023年6月10日(土)~25日(日)の土・日曜日
【時間】19:00~21:00(受付終了20:30)
【善峯寺】山肌を埋め尽くす色とりどりの紫陽花
三室戸寺に負けず劣らずの花数と絶景を楽しませてくれるのが、西山の中腹に堂宇を並べる善峯寺。その立地を巧みに利用して造られたあじさい園では、約8,000株の花を、目の前だけでなく、見上げたり、高所から見下ろしたり、様々な視点から楽しむことができます。紫陽花はどこか曇り空や雨天のようなしっとりした風情が似合うような気がしますが、善峯寺であれば、晴れ渡った日もおすすめ。京都市街地の眺望と共に、爽やかなひとときを楽しむことができます。
☆例年の見頃 6月中旬~7月上旬
☆例年の見頃 6月中旬~7月上旬
【拝観時間】8:30~17:00(受付終了16:45)
※土曜・日曜・祝日は8:00~
※2023年6月10日(土)・11日(日)、17日(土)・18日(日)は7:00~17:30(受付終了17:15)
※2023年6月10日(土)・11日(日)、17日(土)・18日(日)は7:00~17:30(受付終了17:15)
【拝観料】500円
【電話】075-331-0020
【アクセス】JR東海道本線(京都線)「向日町駅」乗換、阪急バス「善峯寺」バス停から徒歩約8分 Google map
【公式ホームページ】http://www.yoshiminedera.com
【公式Instagram】https://www.instagram.com/yoshiminedera_since1029
【柳谷観音 楊谷寺】SNS映えの写真を狙いたい!
“花手水発祥のお寺”としても知られ、SNS世代に絶大な人気を誇る楊谷寺。境内では約5,000株といわれる紫陽花が彩りを添えますが、山間に立地するため、花の種類だけでなく日当たりによっても開花時期が異なり、例年1ヵ月以上に渡り見頃が続きます。
☆例年の見頃 6月上旬~7月上旬
また、見頃の時季には「あじさいウイーク」が開催され、通常非公開の上書院や寺宝の特別公開に加え、ワークショップなども開催。期間限定の御朱印や御朱印帳(数量限定)の授与もあり、境内は賑わいを増します。
☆例年の見頃 6月上旬~7月上旬
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】500円
※あじさいウイーク期間は700円
【電話】075-956-0017
【アクセス】阪急バス「奥海印寺」バス停から徒歩約40分、JR東海道本線(京都線)「長岡京駅」からタクシーで約15分 Google map
【公式Twitter】https://twitter.com/youkokuji
【公式Instagram】https://www.instagram.com/yanagidanikannon
■あじさいウイーク
【日程】2023年6月1日(木)~30日(金)
【拝観料】700円、上書院特別公開800円
【岩船寺】霊気立ちこめる古刹が色とりどりに賑わう
奈良県との県境、木津川市に位置する岩船寺。創建は京都に都が築かれる以前の天平元年(729)とも伝わり、お寺が建つ周辺地域も含め、奈良仏教の影響を随所に垣間見ることができます。
四季折々に花を目にすることができ、最も華やぐのは紫陽花の頃。境内は決して広くはありませんが、阿字池から三重塔(重文)の周辺にかけて、溢れんばかりに花を咲かせます。特に本堂前から眺めると、緑に包まれた朱色の三重塔と、ピンク、赤、青、紫など、色彩豊かな紫陽花とのコントラストがお見事です♪
☆例年の見頃 6月上旬~7月上旬
☆例年の見頃 6月上旬~7月上旬
【拝観時間】8:30~17:00(受付終了16:45)
【拝観料】500円
【電話】0774-76-3390
【アクセス】JR「加茂駅」乗換、木津川市コミュニティバス「岩船寺」バス停からすぐ Google map
【公式ホームページ】https://gansenji.or.jp
【公式Instagram】https://www.instagram.com/gansenji_temple
【三千院】“出遅れた方”は要チェック
洛北・大原の里の代名詞的寺院である三千院。春の石楠花や紅葉の美しさで知られますが、紫陽花の美しさでも名を馳せます。ここまでご紹介してきた名所との決定的な違いが2つ。まずひとつは、「青い花が際だっている」ということ。紫陽花の種類そのものにもよりますが、土壌の影響で、青く染まる花が多く見られるそう。もう1点は見頃の時季。洛北という、市街地よりも気温が落ち着く場所に位置するためか、見頃は例年6月中旬から7月上旬頃。「今年は紫陽花を見逃してしまった・・・」という方であっても、三千院であれば、“間に合う”かもしれませんよ。
☆例年の見頃 6月中旬~7月上旬
☆例年の見頃 6月中旬~7月上旬
【拝観時間】9:00~17:00
【拝観料】700円
【電話】075-744-2531
【アクセス】京都バス「大原」バス停から徒歩約10分 Google map
【藤森神社】伏見に鎮まる紫陽花の宮
勝運の御利益でも知られる藤森神社。菖蒲の節句発祥の地と伝わることから、当初、境内に菖蒲園を造る計画もあったそう。しかしながら花の生育に大きく影響を与える土壌の性質を踏まえて、紫陽花苑が造られることとなりました。現在では、約3,500株が2つの紫陽花苑に植わり、色々な種類の紫陽花を見ることができます。開苑期間中の土曜日と日曜日には、本殿前にて蹴鞠や雅楽、舞楽の奉納も。神社ならではの雅やかな風情も楽しむことができます。
☆例年の見頃 6月上旬~7月上旬
☆例年の見頃 6月上旬~7月上旬
【参拝時間】境内自由、授与所9:00~17:00
【参拝料】境内無料
【電話】075-641-1045
【アクセス】JR奈良線「JR藤森駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】http://www.fujinomorijinjya.or.jp
【公式Twitter】https://twitter.com/fujinomori505
■紫陽花苑公開
【日程】2023年6月3日(土)~7月上旬予定
※開花状況により変更あり
【時間】9:00~17:00(受付終了16:45)
【参拝料】500円
【智積院】“京都駅チカ”の紫陽花名所
京都駅からはバスで10分ほど。京都旅の玄関口から最も近い紫陽花名所と言えそうなのが智積院です。寺門に描かれる桔梗や皐月、蓮のお寺としても知られますが、紫陽花も数多く花を咲かせます。とりわけ見どころとなるのが本堂裏の一角。日中、境内は無料開放されているので、ふらっと気軽に立ち寄れるのも嬉しいスポットです♪
☆例年の見頃 6月中旬~下旬
【拝観時間】9:00~16:30(受付終了16:00)
【拝観料】境内無料、庭園300円、宝物館500円
【電話】075-541-5361
【アクセス】市バス「東山七条」バス停から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://chisan.or.jp
【公式Facebook】https://www.facebook.com/chishakuin
【公式Instagram】https://www.instagram.com/chishaku_in
【勧修寺】ブルー、ブルー、ブルーな紫陽花名所
桜の時季から夏場にかけて、様々な花に彩られる勧修寺。梅雨の時季にひときわ目を引くのが、観音堂から本堂前にかけて咲く紫陽花です。勧修寺の紫陽花の大きな特徴である、鮮烈なまでに鮮やかなブルーの花を目にすれば、梅雨の煩わしさも忘れ去りそうな心地に。例年、半夏生(はんげしょう)や睡蓮なども同時季に見頃を迎え、境内は華やぎに溢れます。
☆例年の見頃 6月中旬~下旬
【拝観時間】9:00~16:30(受付終了16:00)
【拝観料】500円
【電話】075-571-0048
【アクセス】地下鉄東西線「小野駅」から徒歩約6分 Google map
【真如堂】緑たっぷりの境内を紫陽花が彩る
紅葉の名所として人気の真如堂。三重塔や本堂周辺の青もみじの美しさはいうまでもありませんが、近年は紫陽花の新名所としても注目を浴びます。本堂裏に設けられた紫陽花苑は、園路も整備され気軽に花を楽しむことが可能。この一角はモミジなどの木々に覆われているので、比較的涼やかにお花見の時間を過ごせるのも嬉しいポイントです。境内は終日開放されているので、朝早くや夕方であっても訪れることができます。
☆例年の見頃 6月上旬~下旬
【拝観時間】9:00~16:00(受付終了15:45)
【拝観料】本堂・境内無料、庭園500円
【電話】075-771-0915
【アクセス】市バス「真如堂前」・「錦林車庫前」バス停から徒歩約8分 Google map
【公式ホームページ】https://shin-nyo-do.jp
【華観音寺】遠くても訪ねたい、福知山市の“花の寺”
最後にご紹介するスポットは京都府の北部域に広がる福知山市から。「関西花の寺第一番札所」である華観音寺は、その名にもある通り、1年を通して様々な花が咲き誇ります。中でも人気なのが約100種1万株ともいわれる紫陽花。お寺の入口にあたる仁王門付近や境内の斜面を中心に、ぎっしりと花で彩られます。境内ではニワトリが放し飼いされており、その独特な光景がSNS等でも話題になっています。
☆例年の見頃 6月中旬~下旬
■華観音寺
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】無料(紫陽花の期間は400円)
【電話】0773-27-1618
【アクセス】JR山陰本線「石原(いさ)駅」から徒歩約15分 Google map
【公式ホームページ】https://www.tanba-ajisaidera.com
【公式Instagram】https://www.instagram.com/ajisaidera_kannonji
※掲載内容は2023年5月29日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。