夏を乗り切る! 涼を呼ぶ老舗の逸品

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猛暑が続く昨今、いかに暑さを軽減して過ごせるかが重要です。体感はもちろん、気持ちの上でも涼しくなるような老舗の逸品をご紹介します。ぜひ、生活に採り入れてくださいね♪

⇒あわせて読みたい!「五感で感じる京都の涼」

井澤屋「ミニガーゼ刺繍ハンカチ」

  • ミニガーゼ刺繍ハンカチ 各600円

    ミニガーゼ刺繍ハンカチ 各600円

  • “いざわや”のロゴ入り

    “いざわや”のロゴ入り

  • たくさんの種類があります

    たくさんの種類があります

夏の肌トラブルを防ぐには、汗をこまめに拭くのが肝心です。せっかくなら、使い心地がさらりとした生地が嬉しいところ。
 
慶応元年(1865)創業の和装小もの店、井澤屋「ミニガーゼ刺繍ハンカチ」は肌触り、通気性、吸湿性の良さが3拍子揃った逸品です。井澤屋特製のガーゼ生地はきめ細やかで、洗濯を繰り返しても風合いが損なわれません。そのクオリティの高さに、昔からファンが多いのも納得です。
 
ワンポイントの刺繍は定番柄から季節ものまで充実しています。今の時季なら、“夏うちわ”の刺繍が涼やか。

ハンカチケース「りんりん」 2,200円

ハンカチケース「りんりん」 2,200円

濡れたハンカチをカバンに入れる際は、ハンカチケース「りんりん」が重宝します。メッシュ素材で通気性が良いのはもちろん、ハンカチの型崩れを防止。これならカバンの中でハンカチが迷子になる心配がありません。
  • ちりめん刺繍マチ付きポーチ「舞妓」3,960円

    ちりめん刺繍マチ付きポーチ「舞妓」3,960円

  • 5色展開です

    5色展開です

  • 花の蕾の形をしたチャーム付き♪

    花の蕾の形をしたチャーム付き♪

ハンカチ以外にもたくさん収納したい方にはポーチもあります。ちりめん生地に舞妓さんの後ろ姿の可愛らしいこと! 井澤屋は芸妓さん舞妓さん御用達のお店としても知られるだけに、だらり帯の刺繍や着物の色使いに繊細さが感じられます。「ミニガーゼ刺繍ハンカチ」にも「舞妓」柄がありますので、お揃いで持つのもオシャレです。

内観(京うちわは夏限定の室礼です)

内観(京うちわは夏限定の室礼です)

■井澤屋
【営業時間】10:30~19:00
【定休日】無休(年に2回、冬季と夏季に連休あり)
【電話】075-525-0130
【アクセス】市バス「四条京阪前」バス停から徒歩すぐ Google map
【公式ホームページ】https://www.izawaya.co.jp/

横山竹材店「よいやま」

  • よいやま 各4,400円

    よいやま 各4,400円

  • 風が吹くと、優しい音色が響きます

    風が吹くと、優しい音色が響きます

京都御所の西にある横山竹材店は大正8年(1919)創業の竹の専門店。職人さんの技術力に定評があり、京都迎賓館や名だたる社寺の竹垣を手掛けています。会社の南隣には雑貨を取り扱うアンテナショップ「TAKENOKO」があり、夏は風鈴が人気です。
 
風鈴「よいやま」は、明治24年(1891)から京都で木版印刷を行っている竹笹堂とのコラボレーション商品。風合いの良い短冊は赤と青の2種類あり、祇園祭の山鉾を飾る提灯がデザインされています。

しなやかな竹はいろいろな編み方をできるのが特徴のひとつ。鐘の形をした南部鉄器の風鈴を覆うように、「挿し六ツ目」という網み目の一種で笠の形に仕上げられています。竹の笠が付くことで、見た目がグンとランクアップ。
 
風鈴の涼やかな音と佇まいに、暑さも和らいで感じられます。
  • 竹ひごを作る様子

    竹ひごを作る様子

  • 竹ひごでできた椅子

    竹ひごでできた椅子

店内には作業場が併設され、タイミングが合えば職人さんの手仕事を見学できます。竹ひごを使い、風鈴などの小さい商品から、大きな椅子まで作ることができるそうです。
  • 内観

    内観

  • 外観

    外観

竹の手触りはひんやりとして気持ちが良いもの。お店には竹雑貨もたくさん並んでいますので、ぜひご覧になってください。
 
■横山竹材店アンテナショップ「TAKENOKO」
【営業時間】9:00~17:00
【定休日】日曜、祝日
【電話】075-432-3620
【アクセス】市バス「堀川中立売」バス停から徒歩約4分 Google map
【公式ホームページ】https://www.yokotake.co.jp/

大西常商店「うつし香」

左:うつし香 陽ざし、右:うつし香 夜明け(各4,950円)。全5種類

左:うつし香 陽ざし、右:うつし香 夜明け(各4,950円)。全5種類

京都で涼を取るのに欠かせないアイテムといえば扇子が挙げられます。扇子を扱うお店は数多くありますが、大西常商店は4代目女将の大西里枝さんのアイデアが詰まった商品が魅力です。
 
「うつし香」は四季の移ろいを色と香りで表現した逸品。さんさんと降り注ぐ太陽の光を写した“陽ざし”は爽やかさのなかに甘さを感じる沈丁花の香り、“夜明け”は夏の空をイメージしてスッキリした檜の香り、といった具合にアイテムによって香りが異なります。
 
さらに、香りの持続期間もポイント。従来、扇子は竹の部分に香りづけをしますが、「うつし香」は特殊技術によって扇面の紙にも香りをプラスし、1年ほど長持ちするそうです。お店では“てのひらサイズのアロマフレグランス”と銘打って販売されています。

グラデーションの美しさは女将さんのこだわり。雲母(うんも)の粉を用いる“雲母摺り(きらずり)”と“インクジェット印刷”を組み合わせることで繊細な表現が可能になったそうです。雲母は光を受けると輝く性質があり、なんとも華やか。両面に加工されていますので、どの角度からも美しさを引き立てます。

内観

内観

香りが薄くなってしまっても、ご安心を。お店に持参、もしくは郵送すれば500円で香りを充填していただけますので、毎シーズンのお気に入りとして扇子を使えます。
 
■大西常商店
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】無休 ※9月~3月は日曜、祝日休み
【電話】075-351-1156
【アクセス】地下鉄烏丸線「四条駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://www.ohnishitune.com/

山田松香木店「かやり香 夕涼み」

  • かやり香 夕涼み 各660円

    かやり香 夕涼み 各660円

  • 3色展開です

    3色展開です

  • 手のひらに収まるサイズ感

    手のひらに収まるサイズ感

明和9年(1772)創業のお香の老舗、山田松香木店でおすすめしたいのが、かわいい巾着タイプの「かやり香 夕涼み」です。爽やかな香りだけでなく、なんと虫除けとしても活躍する頼もしい逸品。
 
虫除けの秘密は、“かやり香”に配合された除虫菊です。その名の通り、虫除け効果がある植物で、一般的な蚊取り線香には化学的に合成された除虫菊の成分が入っています。“かやり香”に使われているのは天然もの。

詰め替え用 550円

詰め替え用 550円

虫が寄ってくると、追い払うだけで汗が出てしまいますから、カバンの外に取り付けて虫との遭遇を極力回避したいところ。香りは1ヵ月半から3ヵ月ほど持続します。巾着の裏から簡単に詰め替え用と交換できるのも、使い勝手が良くて嬉しいですね。
 
  • 内観

    内観

  • 外観

    外観

■山田松香木店
【営業時間】10:30~17:00
【定休日】年末年始・お盆
【電話】075-441-1123
【アクセス】地下鉄烏丸線「丸太町駅」から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】http://www.yamadamatsu.co.jp/
※掲載内容は2024年7月22日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. 「そう京」編集部

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