ここ数年、京都の朝めぐりが人気です。清々しい空気に包まれる社寺のお参りはもちろん、朝に欠かせないモーニングはジャンルの充実度が増しています。今回、ご紹介するのは「酒菓喫茶かしはて」で楽しめる予約制の「朝菓子の会」。モーニングとはまた違う、素敵な朝のひとときを過ごせそう… と思い、訪ねてきました。
\朝の魅力をたっぷりお届け!/
⇒テーマでめぐる京都「さわやか 京都の朝めぐり」
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あの甘味処の跡地にオープン
哲学の道や銀閣寺からほど近い、鹿ヶ谷通沿い。特徴的な外観(写真)に、見覚えのある方も多いかもしれません。ここは、“豆かん”で知られる甘味処「銀閣寺 㐂み家(きみや)」があった場所。2022年7月に閉店となりましたが、縁あって跡地を受け継ぎ、同年9月に店主の得能めぐみさんがオープンしたのが「酒菓喫茶かしはて」です。
「朝菓子の会」とは?
「朝菓子の会」(3,800円※1ドリンク制)は、通常営業がはじまる前に、朝10時から楽しめるお菓子のコース。季節のフルーツが主役の4品で構成され、約2時間かけてゆっくりお楽しみいただけます。お菓子といっても、朝から食べやすいよう甘さは控えめ。朝食代わりにもおすすめしたいコースです。
「美術館などもあるエリアなので“静かにゆったりと過ごす一日の始まり”になれば」と、得能さん。3営業日前までに予約が必要となりますが、「特別な朝を楽しみたい」と申し込まれる方も多いそうです。
「美術館などもあるエリアなので“静かにゆったりと過ごす一日の始まり”になれば」と、得能さん。3営業日前までに予約が必要となりますが、「特別な朝を楽しみたい」と申し込まれる方も多いそうです。
ここからは、気になるコースの模様をお届けしましょう♪
私が訪れた日、はじめにウェルカムドリンクとしていただいたのは、水出しの有機焙煎烏龍茶。香りが良く、烏龍茶独特の苦みのない、爽やかな味わいに驚きました。こちらの他、香り高い和紅茶や、珍しい釜炒り茶、萎凋ほうじ茶なども購入することができます。
1皿目は、桃と自家製リコッタチーズのフルーツサラダ。甘味と酸味のバランスが良く、みずみずしい桃がすーっと身体に溶けていくようです。
私が訪れた日、はじめにウェルカムドリンクとしていただいたのは、水出しの有機焙煎烏龍茶。香りが良く、烏龍茶独特の苦みのない、爽やかな味わいに驚きました。こちらの他、香り高い和紅茶や、珍しい釜炒り茶、萎凋ほうじ茶なども購入することができます。
1皿目は、桃と自家製リコッタチーズのフルーツサラダ。甘味と酸味のバランスが良く、みずみずしい桃がすーっと身体に溶けていくようです。
2皿目は、スイカとトマトのスープ仕立て。夏らしい鮮やかな色合いが印象的ですよね。スイカとトマトは、どちらも私の大好きな夏の食べ物で、素敵な共演に心躍りました。ライムもプラスされ、さっぱりとしています。
3皿目は、アメリカンチェリーとピスタチオのティラミス。メインディッシュらしい華やかな一品です。ティラミスは洋酒が効いていて、少し大人な味わい。自家製アイスは、ラムとデーツ、マスカルポーネの2種類が添えられています。
いよいよフィナーレ、4皿目に登場したのは小さな木箱です。「なんだろう…?」と、ふたを開けると、中にはなんと枯山水のお庭が! “黒い石”や“苔むした岩”も食べることができ、まさに“食べられる枯山水”です。左上のお菓子は、銀閣寺のお庭にある向月台をイメージしたという焼き菓子。まわりには砂紋が引かれ、さらに砂紋を引く小さなレーキも。遊び心あふれる一品で、コースは締めくくりを迎えます。
一年を通して4皿目は“食べられる枯山水”となりますが、1~3皿目の内容は季節で異なるそう。四季折々に訪ねてみたくなりました。
一年を通して4皿目は“食べられる枯山水”となりますが、1~3皿目の内容は季節で異なるそう。四季折々に訪ねてみたくなりました。
ドリンクは、お茶にコーヒー、ワイン、洋酒まで用意されています。朝だけの特別な台湾茶やフルーツスムージーが人気だとか。
待ち時間も楽しい。店内の空間づくりに注目を
お店のテーマは、ヨーロッパとアジアをミックスした「シルクロード」。
半地下の造りは以前のお店のままですが、店内を見渡すと、旅気分を味わえる素敵な品々が散りばめられています。どれも得能さんが集めた、お気に入りのものばかり。ビジュアルブックや京都本など幅広いジャンルの書籍が置かれ、待ち時間も楽しめるようになっています。
お店の雰囲気を楽しんだり、本を読んでみたり、ゆったりとした時間のなかで「朝菓子の会」を過ごしてみてはいかがでしょう。
■酒菓喫茶かしはて
【営業時間】12:30~17:00(ラストオーダー16:00) ※「朝菓子の会」は10:00~(3営業日前までに要予約)
【定休日】水曜日、不定休※事前に公式Instagramでご確認ください
【アクセス】市バス「銀閣寺前」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kashihate.kyoto/
半地下の造りは以前のお店のままですが、店内を見渡すと、旅気分を味わえる素敵な品々が散りばめられています。どれも得能さんが集めた、お気に入りのものばかり。ビジュアルブックや京都本など幅広いジャンルの書籍が置かれ、待ち時間も楽しめるようになっています。
お店の雰囲気を楽しんだり、本を読んでみたり、ゆったりとした時間のなかで「朝菓子の会」を過ごしてみてはいかがでしょう。
■酒菓喫茶かしはて
【営業時間】12:30~17:00(ラストオーダー16:00) ※「朝菓子の会」は10:00~(3営業日前までに要予約)
【定休日】水曜日、不定休※事前に公式Instagramでご確認ください
【アクセス】市バス「銀閣寺前」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kashihate.kyoto/
※掲載内容は2024年7月29日時点の情報です。最新情報は掲載先へご確認ください。