今秋の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの舞台は
「宇治」。京都市の南に位置し、「京都駅」から「宇治駅」まではJR奈良線(快速)に乗車すると約17分でアクセスできます。古くから風光明媚な地として知られ、平安時代の貴族たちは宇治川周辺に別荘を構え、舟遊びや紅葉狩りを楽しんだといいます。今回は、CMやポスターに登場する
「平等院」に注目し、拝観ポイントや秋の特別企画をたっぷりご紹介します。
\2024年秋「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン特設サイト/
平等院と鳳凰堂
平等院の歴史は、永承7年(1052)、関白藤原頼通が父・藤原道長の別荘「宇治殿」を寺に改めたことに始まります。ときは、世がひどく乱れるという末法思想が広がりを見せる闇の時代。創建の翌年には、頼通が極楽浄土を具現化するため阿弥陀堂を建立しました。
屋根の上には一対の鳳凰を据え、中堂を中心に両翼廊がシンメトリーに建てられています。翼を広げた鳥のように見えることから、江戸時代始め頃より「鳳凰堂」と呼ばれるようになったそうです。
建立から約970年もの間、幾度と修復が行われ、大切に守り継がれてきた鳳凰堂。現在の建物は平成24年(2014)の大改修で創建時の姿に復原されたものです。平等院で現存する唯一の平安時代の遺構を、現代に生きる私たちも目にできることに感動せずにはいられません。
鳳凰堂の内部拝観
御本尊 阿弥陀如来坐像
鳳凰堂内部には、御本尊の阿弥陀如来坐像(国宝)が祀られています。作者は、平安時代の最高仏師と讃えられる定朝。阿字池越しに鳳凰堂の正面に立つと、格子の円窓から仏様のお顔を拝むことができますが、せっかくなら、内部拝観も楽しみましょう。約10分にわたる職員さんのご案内を聴きながら拝観でき、間近で拝む御本尊は圧巻です!
内部拝観は、正門前の拝観受付とは別に「内部拝観受付」にて
“時間指定の拝観券”(300円)のお求めが必要です。各回50名の入替制となり、指定時間に受付付近で集合後、職員さんと一緒に鳳凰堂の内部へ。週末や紅葉シーズンは待ち時間が発生する場合が多く、境内に入場したら先に拝観券をお求めになることをおすすめします。
⇒内部拝観の詳細はこちら
紅葉の見どころ
鳳凰堂と紅葉(12月上旬のイメージ)
紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月上旬。境内全体に約200本の紅葉が植えられるなか、やはり見どころは紅葉と鳳凰堂の競演。阿字池の水面にリフレクションする風景が美しく、2024年秋の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンポスターに採用されています。この辺りの木は例年色づくのが遅く、見頃は12月上旬。少し時季をずらして訪れるのが良さそうです。
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鳳凰堂 背面側(11月下旬のイメージ)
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鳳凰堂 背面側(11月下旬のイメージ)
鳳凰堂の周囲でも紅葉との競演を楽しめます。お気に入りのアングルを探してみてくださいね。
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鐘楼と紅葉(11月下旬のイメージ)
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鐘楼付近から境内を望む(11月下旬のイメージ)
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鐘楼下(11月下旬のイメージ)
鳳凰堂の南側では、鐘楼を包み込むように紅葉が彩ります。鐘楼付近から境内を見渡せば、紅葉の向こうには宇治の山々が広がり、爽快な風景です。
⇒紅葉の色づき状況をチェック!
茶房「藤花」でひとやすみ
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宇治 抹茶 600円(菓子付)
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宇治 玉露 750円(菓子付)
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季節限定の最中 500円
ぐるっと境内をめぐったら、ちょっとひとやすみ♪
お茶のまち「宇治」にあるお寺だけに、境内には参拝者がゆっくりと休める茶房「藤花」があります。
茶葉は宇治市内と宇治近郊の茶園で収穫されたものにこだわり、日本茶インストラクターによるオリジナルブレンドのお茶がいただけます。メニューはすべて平等院限定のお菓子付き(干菓子「鳳凰」と半生菓子「宝相華」)。さらに季節ごとに限定の和菓子を展開し、紅葉シーズンは最中が登場。オーダー後に餡を入れて手作りされる温かい最中で、ほっこりとした気分にさせてくれそうです。ぜひ、お茶と一緒に味わってみて。
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ゆったりとした店内
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お店は鐘楼の奥に位置し、窓からは紅葉が楽しめます
■茶房「藤花」
【営業時間】10:00~16:30(ラストオーダー16:00)
【定休日】月~水曜日(祝日の場合は営業)※紅葉シーズンの定休日は公式ホームページでご確認ください
【公式Instagram】https://www.instagram.com/byodoin_toka/
貴重な寺宝がずらり! 「ミュージアム鳳翔館」
雲中の間
平等院の拝観では、「ミュージアム鳳翔館」もお見逃しなく。境内を歩いていると、ミュージアムに該当するような大きな建物がないように感じませんか。じつは、国の史跡・名勝に指定される景観に配慮し、建物のほとんどが地下構造になっています。館内には国宝や重要文化財に指定される貴重な寺宝の数々が展示され、“もうひとつの平等院”ともいうべき空間が広がります。
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梵鐘(国宝)
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初代の鳳凰(国宝)
最初に出会う国宝は、梵鐘。平安時代の作で、「天下の三名鐘」のひとつに数えられます。展示のなかには、鳳凰堂の屋根に据えられる鳳凰の初代の姿も。本来なら遠目にしか見ることができない鳳凰をじっくり鑑賞できるのは、ミュージアムならではの嬉しいポイントですね。
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雲中供養菩薩像 北12号
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雲中供養菩薩像 南20号
鳳凰堂内部の壁には52躯の雲中供養菩薩像(国宝)が懸けられていますが、うち26躯は模刻像。オリジナルの26躯は堂内から降ろされ、現在はミュージアムの「雲中の間」に展示されています。驚くべきは、すべてスタイルが異なること。雲に乗り、さまざまな楽器を奏で、躍動感あふれる菩薩の姿も… みなさん、楽しそうな雰囲気です♪
館内では、季節ごとに企画展も行われています。紅葉シーズンには『源氏物語』にちなんだ展示を予定されているそうなので、お楽しみに。
おみやげはミュージアムショップをチェック!
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ミュージアムショップ
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雲中トランプ 800円
感動に浸りながら階段を上ったら、ミュージアムショップがお待ちかね! いま鑑賞したばかりの雲中供養菩薩像や鳳凰をモチーフにしたグッズが並び、どれもハイセンスなデザインです。私が特におすすめしたいのは、トランプの「52枚」に着目したユニークな「雲中トランプ」。その名の通り、雲中供養菩薩像52躯が1枚ずつの絵柄となり、ジョーカーは鳳凰。カードゲームだけでなく、ケースに入れると“小さな写真集”として楽しめます。
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鳳凰翔雲御守 各500円
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鳳凰と藤の「開運厄除守」 800円
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宝相華マスキングテープ(2本セット) 550円
そのほか、お守りはもちろん、文具から雑貨、これからの季節に活躍しそうなハンドクリームまで充実のラインアップで、きっとお気に入りのグッズが見つかるはず。じっくりチェックしてみましょう。
事前申込みで、幻想的な紅葉ライトアップへ
紅葉の見頃時季には夜間特別拝観「瑞光照歓-錦秋のあかり-」が行われます。光の演出で浮かびあがる鳳凰堂が池に映り込む風景は、なんとも幻想的。紅葉ライトアップだけでなく、「ミュージアム鳳翔館」も楽しむことができます。ゆっくりご覧いただけるよう、夜間特別拝観は事前予約制。定員に達し次第受付終了となるので、早めにお申込みください。
■夜間特別拝観「瑞光照歓-錦秋のあかり-」
【日程】2024年11月16日(土)・17日(日)・23日(土)・24日(日)・30日(土)、12月1日(日)
18:00~20:30(受付終了20:00)
※ご予約時にお選びいただいた時間帯により、入場時間が異なります
【拝観料】1,500円
【問合せ(夜間特別拝観の内容)】0774-21-2861(平等院)
【問合せ(お申込み方法など)】03-6161-6768(株式会社KKDAY JAPANカスタマーサービス/平日9:00~18:00)
【お申込みページ】
https://www.kkday.com/ja/product/184924?cid=19870&ud1=officialsite&ud2=Webmedia
\JR東海からのお知らせ/
2024年秋のおすすめプラン
最後に、2024年秋の“JR東海おすすめプラン”をご紹介します。平等院を拝観するなら、拝観券と「そうだ 京都、行こう。」オリジナル切り絵御集印もしくは「そうだ 京都、行こう。」30周年記念コラボお守りがセットになったプランをどうぞ。
『源氏物語』ファンの皆さまは、「【世界遺産で学ぶ】いざ『宇治十帖』の世界へ 平等院特別拝観」(開催日:2024年12月7日・8日)がおすすめです。古典文学をご専門とする小林一彦先生を講師に迎え「宇治十帖」の魅力を紐解き、学芸員さんのご案内付きで平等院の鳳凰堂内部とミュージアム鳳翔館を貸切でお楽しみいただけます。
いずれも事前申込みが必要となります。
お好みにあわせて、プラン詳細をチェックしてみてくださいね。
⇒そうだ 京都、行こう。30周年記念コラボ御守り
⇒【平等院×藤原道長・頼通】平安絵巻をめぐる切り絵御集印
⇒【世界遺産で学ぶ】いざ『宇治十帖』の世界へ 平等院特別拝観
■平等院
【拝観時間】8:30~17:30(受付終了17:15)
【拝観料】700円
【電話】0774-21-2861
【アクセス】JR奈良線「宇治駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://www.byodoin.or.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/byodoin.official/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/byodoin_temple_official/
※掲載内容は2024年10月9日時点の情報です。最新情報は掲載先へご確認ください。