京都の気になる御朱印・御朱印帳 3
京都の御朱印事情をお届けしている「京都の気になる御朱印・御朱印帳」シリーズ。3回目は、“初夏から夏に訪ねたい花名所”に注目してみました。これから楽しめるお花といえば、紫陽花や桔梗、蓮など。最近では、その開花に合わせて期間限定の御朱印が登場しているんですよ。神さま・仏さまにお参りをしたら、今まさに咲き誇るお花とのご縁も大切にしたいですね。
⇒第1回は、桜名所・勧修寺(かじゅうじ)のある「山科エリア」に注目
⇒見開きの華やかな御朱印にうっとり♡ 「桜編」
⇒【番外編】初夏の青もみじ&特別御朱印めぐり 貴船神社など
⇒【番外編】初夏の青もみじ&特別御朱印めぐり 東寺など
【藤森神社】今年は2種類の紫陽花が咲きました! “紫陽花御朱印”
「紫陽花苑の公開」期間限定・御朱印 各300円
「勝運と馬の神社」としてお馴染みの藤森(ふじのもり)神社には、境内2ヵ所に紫陽花苑があり、6月はカラフルな花々で賑わいます。開花に合わせて登場する特別御朱印は「紫陽花の宮」と「藤森神社」の2種類。年ごとにデザインが変わり、今年(2018年)は右上に紫陽花が咲きました(左はガクアジサイ。凝ったデザインですね)! こちらの印は、なんと神職さんが描いたものだそう。台紙も通常の白地とは異なる、特別仕様です。
※書き置きのみ。なくなり次第終了
紫陽花の見頃 例年6月上旬~7月上旬
■藤森神社
【参拝時間】境内自由
【御朱印受付時間】9:00~17:00
【電話】075-641-1045
【アクセス】JR奈良線「JR藤森駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】http://www.fujinomorijinjya.or.jp/
<紫陽花苑の公開>
【日程】2018年6月2日(土)~7月上旬 ※終了時期は開花状況により変動します
9:00~17:00
【料金】300円
\【申込み締切迫る!】「そう京」会員限定イベントで、蹴鞠や紫陽花を鑑賞します!/
⇒『藤森神社「蹴鞠奉納」と歴史さんぽ』(2018年6月17日実施)はこちら
【柳谷観音 楊谷寺】押し花がめずらしい! 愛にあふれる“あじさいの押し花朱印”
「あじさいウイーク」期間限定・あじさいの押し花朱印 各500円
京都市の西隣、長岡京市の山中に位置する、柳谷観音 楊谷寺(やなぎだにかんのん ようこくじ)。古くから“眼の観音様”として信仰を集めていますが、最近は御朱印にも注目が集まっています。その理由は、季節限定のめずらしい“押し花朱印”。紫陽花の名所で知られ、「あじさいウイーク」期間には境内の紫陽花を押し花にした御朱印が授与されます。中央の文字は、愛染堂に祀られる愛染明王(あいぜんみょうおう)にちなんだ「愛力」。ハート型の蓮の印も押され、まさに“愛があふれる御朱印”となっています♡
※書き置きのみ。なくなり次第終了
“MY御朱印帳”を手作りしませんか?
和綴じの御朱印帳 2,000円
“めずらしさ”は御朱印だけでなく御朱印帳にも。それがこちらの「和綴じの御朱印帳」! 紫陽花柄の表紙に奉書紙、針と糸がセットになっていて、御朱印帳を手作りできるのです。愛着がこもった一冊だけあって、これからの御朱印めぐりがさらに楽しくなりそう♪
※「あじさいウイーク」期間は、「和綴じの御朱印帳」に特別御朱印が付きます
「あじさいウイーク」期間限定・「和綴じの御朱印帳」の特別御朱印
紫陽花の見頃 例年6月上旬~7月上旬
■柳谷観音 楊谷寺
【拝観時間】9:00~17:00
【御朱印受付時間】9:00~17:00
【拝観料】境内無料
【電話】075-956-0017
【アクセス】JR東海道本線(京都線)「長岡京駅」からタクシーで約15分 Google map
※毎月17日・6月24日(あじさいまつり)は、JR「長岡京駅」東口・阪急「西山天王山駅」前からシャトルバスあり(片道300円)
【公式ホームページ】https://yanagidani.jp/
<あじさいウイーク・あじさいまつり>
【日程】2018年6月9日(土)~7月1日(日)
9:00~16:30
※6月24日(日)10:00~15:00には「あじさいまつり」を開催
【拝観料】200円、上書院・寺宝庫の特別拝観800円
【妙心寺 東林院】見頃の時季に訪ねたい! “沙羅の御朱印”
「沙羅の花を愛でる会」期間限定・御朱印 300円
妙心寺 東林院は通常非公開ですが、年明けの「小豆粥で初春を祝う会」など、その季節ならではのイベントが年3回行われています。方丈庭園に咲く沙羅双樹(さらそうじゅ)が美しく、見頃を迎える6月には「沙羅の花を愛でる会」を実施。名所を表すように御朱印の文字は「沙羅之寺」で、同期間限定で沙羅の花が押印されます。御朱印にあるお花が楽しめる頃にぜひ訪れておきたいですね。
沙羅双樹の見頃 例年6月中旬~下旬
■妙心寺 東林院
【電話】075-463-1334
【アクセス】市バス「妙心寺前」バス停から徒歩約6分、JR山陰本線(嵯峨野線)「花園駅」から徒歩約8分 Google map
<沙羅の花を愛でる会>
【日程】2018年6月15日(金)~30日(土)
9:30~16:00(受付終了)
【料金】抹茶付1,600円、抹茶と精進料理付5,950円
【廬山寺】源氏物語ゆかりの桔梗、御朱印で開花宣言!
桔梗の開花期間限定・御朱印 300円
京都御苑の東側、紫式部の邸宅跡に建つ廬山寺(ろざんじ)。本堂前の「源氏の庭」は苔の緩やかな曲線が美しく、例年6月下旬からいくつもの可憐な桔梗が咲き誇ります。『源氏物語』に記される「朝顔」とは、実は現代で言う桔梗のこと。開花の時季には、通年授与されている「紫式部邸宅址」の御朱印に桔梗が押印され、一段と紫式部ゆかりの地であることを感じられます。
きらびやかな御朱印帳
御朱印帳 1,700円
御朱印に欠かせない、御朱印帳も『源氏物語』がモチーフ。ゴールドの背景色に、桔梗をはじめ四季の草花に囲まれ、十二単の女性も楽しげですね。ケースも付いて、持ち運びにも便利です。
桔梗の見頃 例年6月下旬~9月上旬
■廬山寺
【拝観時間】9:00~16:30(受付終了16:00)
【御朱印受付時間】9:00~16:00
【拝観料】500円
※「光格天皇 御遺品特別展」期間中(2018年6月10日まで)は600円
【電話】075-231-0355
【アクセス】市バス「府立医大病院前」バス停から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】http://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/
【毘沙門堂 勝林寺】四季折々のご縁を結ぶ。夏は「蓮」が登場します!
夏季限定・御朱印 800円
前回の「桜編」でもご紹介した、東福寺の塔頭・勝林寺。四季折々に様々なデザインの御朱印を授与されており、6月下旬からは見開きの「蓮」が登場します。境内に咲くピンク色の蓮をモチーフにした、美しい印が特徴。御朱印には季節ごとの禅語が書かれ、今回は「以心伝心(いしんでんしん)」です。勝林寺といえば坐禅やヨガ、写経・写仏などの体験が人気で、タイミングが合えば、幻想的な蓮を前に過ごせるかもしれませんね。
※書き置きのみ。なくなり次第授与終了
蓮の見頃 例年7月上旬~8月中旬
■毘沙門堂 勝林寺
【拝観時間】10:00~16:00
【御朱印受付時間】10:00~16:00
【拝観料】境内無料
【電話】075-561-4311
【アクセス】JR奈良線「東福寺駅」から徒歩約8分 Google map
【公式ホームページ】http://shourin-ji.org/
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今回は、初夏から夏の花名所より、5つの社寺の御朱印と御朱印帳をお届けしました。
「どんな御朱印があるのかな?」と調べていたら、お花にちなんだ一枚がたくさんあることを知ってビックリ! 霊源院の甘茶など、ここでご紹介した以外にも様々にあって、さすが花名所が多い京都だなぁと思いました。期間限定の御朱印は数に限りがある場合が多く、気になる方はお早めに。神さま・仏さまにしっかりお参りしてから、“参拝・拝観の証”として御朱印をいただいてくださいね。