柳谷観音 楊谷寺
昨日6月14日(火)に、京都でも梅雨入りが発表されました。ぐずつく天候の日が多くなり気も滅入りがちになりそうですが、見頃を迎えた花々が、きっと皆さんの気分を晴れやかにしてくれることでしょう。今回は「紫陽花」を中心に、見頃を迎えた名所をご紹介します!
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、京都旅行の際は、政府およびお住まいの都道府県と京都府の要請をご確認ください。京都にお越しの際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染拡大防止の徹底にご協力をお願いいたします。日々、状況は変化しておりますので、事前に最新情報をご確認ください。
【柳谷観音 楊谷寺】紫陽花が順調に開花しています
楊谷寺は、長岡京市の山間の地に堂宇を並べる西山浄土宗のお寺で、近年では「押し花朱印」や「花手水」でも知られます。境内が最も彩りに溢れるのが、紫陽花が咲き誇る6月中旬~7月初旬。今年もいよいよその時季となり、紫陽花が次々と開花しています♪ これから更に華やかさを増していくことでしょう。
境内に咲く紫陽花もお見事ですが、やはり見逃せないのが、カラフルに彩られた手水やつくばい。最も目を引くのが、本堂前の「龍手水」で、さながら“紫陽花の玉手箱”といったところでしょうか。境内の数ヵ所に置かれたつくばいでも、紫陽花がデコレーションされていますので、ぜひ全てを巡ってみてください!
【善峯寺】京都随一の“絶景紫陽花スポット”も見頃に!
楊谷寺とあわせて訪れたいのが、西山の山腹に位置する善峯寺。桜や紅葉とともに人気を博すのが紫陽花で、広大な境内では彩り豊かにたくさんの花が咲き誇ります。やや高地にあるため、訪れるまでは「まだ咲いてないかな・・・」と思っていましたが、ご覧の通り、既に多くの花が咲き誇っていました♪ お寺の方によると、これでもまだ「見頃初期」といった段階なのだそう。今週末以降もまだまだ楽しめそうです。
善峯寺といえば、山肌を利用した高低差のある境内が特徴。そのため、市街地では味わうことができないお花見を楽しむことが可能です。眼下に咲き誇る紫陽花と京都市街地が織り成す風景は、まさに絶景そのもの。紫陽花は、曇りや雨の日などしっとりとした天候で観賞するのを好まれる方も多いようですが、善峯寺は晴れ渡る日もおすすめですよ!
【三室戸寺】増え続ける紫陽花? ハート型も探してみましょう
「宇治の花の寺」として知られる三室戸寺。四季折々の花が彩りますが、1年で最も多くの拝観者で賑わうのが紫陽花の時季です。気になる開花状況はというと・・・ もはや語る必要もありませんね。ご覧のとおり、見頃を迎えていますよ♪
境内の案内版には「アジサイ 10,000株」と書かれていますが、看板を立てられた頃から花は増え続け、現在は20,000株ほど植わるそう。圧倒的な株数を誇りますが、ただ植えれば良いというわけでもなく・・・ これから訪れる予定の方は、先日公開したご住職のインタビューブログもぜひご覧ください。
\三室戸寺のあじさい園の裏側に迫る/
さて、三室戸寺の紫陽花といえば、「ハート型」も有名です。くまなく探してみましたが、今回は見つけることができず・・・ どこかに隠れていたのでしょうか。今年は既に発見例もあるそうですので、ぜひ探してみてくださいね!
また、本堂にのびる石段の参道を登りきると、疲れを一気に吹き飛ばしてくれる「花手水」が。訪れたなら、こちらもお見逃しなく。
また、本堂にのびる石段の参道を登りきると、疲れを一気に吹き飛ばしてくれる「花手水」が。訪れたなら、こちらもお見逃しなく。
【勧修寺】様々な花が見頃迎えています
山科区にある勧修寺は花の宝庫。とりわけ春の桜から夏の蓮の時季までは、息つく暇もないほどに花が咲き継ぎ、訪れる人を楽しませてくれます。
今の時季、境内でまず目を引くのが、氷室池を彩る「半夏生(はんげしょう)」と「睡蓮」です。半夏生は、白い花を咲かせているのではなく、緑色の葉の一部が白く色を変え、遠くから見ると花のように見える珍しい植物。おおよそ梅雨の終わりごろに、何ごともなかったかのように元の緑に戻ります。睡蓮は午後になると多くが花を閉じるので、訪れるなら午前中を目指しましょう!
境内では紫陽花も見頃を迎えていました。勧修寺の紫陽花の特徴は、「とにかく青い」ということ。そしてはっきりとした発色で本当に鮮やか♪ 境内を見回したところ、青以外の花はわずかで、ほぼ全てが青でした。青い花好きの方は必見です!
最後になりましたが、「花」といえば・・・
花の間(隨心院)
JR東海では、「花」をテーマにした「花咲く京都」キャンペーンを開催中。社寺のお部屋を花で彩る「花の間」が、勧修寺からほど近い隨心院で6月19日(日)までご覧いただけます。
また、人気イラストレーターがデザインした彩り鮮やかな「花御朱印」を三千院、建仁寺 霊源院、金福寺で授与。期間は6月30日(木)までとなっており、花御朱印を受け取るには“花御朱印”付きプランの購入が必要です。詳細は下記のページよりご確認ください!
\花御朱印(第三期)の対象社寺の“今”をお届け/
※掲載内容は2022年6月15日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。