毘沙門天を祀るお寺です
勝林寺は東福寺の鬼門に位置し仏法と北方を守ることから「東福寺の毘沙門天」と呼ばれています。御本尊の毘沙門天立像は平安時代の作で、長らく東福寺仏殿の天井裏に安置されていたという歴史ある仏様。毘沙門天のお使いにちなんだ“虎”の大襖絵も迫力満点です。どちらも普段は非公開ですが、新春と秋の特別拝観でお目にかかれます。特別拝観期間中はお寺の方による寺宝のご案内が行われ、より深く知ることができますよ。
本堂前には美と幸運の神様・吉祥天が宿るという「吉祥紅葉」が植えられ、秋は知る人ぞ知る紅葉名所に。東福寺の紅葉を楽しんだら、勝林寺も訪ねてみましょう。
季節限定の特別拝観が行われるなか、一年を通して楽しめるのが「花手水」、「季節の御朱印」、「坐禅・写経・写仏」。
「お寺といえば、普段の生活からはちょっと遠い存在かもしれません。そんなお寺を幅広い層の方に興味を持っていただき、お参りに訪れるきっかけになればと思い、様々な取り組みをはじめました」と、ご住職は話します。
カラフルな花手水は必見!
ご住職 「朝に30分程かけて入れ替えています。季節のお花を活けたり人形を置いてみたり・・・ 秋は凝っていて1時間かかることもあるんです」
参拝者にお楽しみいただきたいと、ご住職が趣向を凝らして手がける花手水。本堂お参りの前に、じっくり眺めてみましょう。
※お花の入れ替え日は変動することもあります。事前に公式SNSでご確認ください。
季節限定の御朱印が登場!
ご住職 「季節限定の御朱印をはじめたのが2012年頃です。それから見開きサイズや、絵師さんとコラボレーションしたものなど、御朱印の種類がどんどん増えていきました。今は特に“切り絵御朱印”が人気ですよ」
各御朱印のデザインは無くなり次第終了となり、日によって種類の数も異なるそう。
取材にお伺いした日は、切り絵御朱印8種、季節の御朱印14種(色違い含む)など、20種以上の御朱印が! とにかく豊富なので、きっとお気に入りの一枚がみつかるはず。季節ごとに新作の御朱印が登場し、訪れる楽しみになります。
雨の日限定御朱印 各500円
ここまでご紹介したものは全て“書き置き”になりますが、ご住職に御朱印帳に書いていただける“手書き御朱印”の日もあります。日時や拝受の方法など詳細は、公式X(Twitter)にて告知されるので、ぜひチェックを。
御朱印帳のサイズも様々です
毎日開催! 坐禅・写経・写仏で、気分をリフレッシュ
勝林寺では、坐禅や写経・写仏といった体験もできます(要事前申込み)。
ご住職 「人によってお休みも様々ですから、毎日体験いただけます。月に数回、坐禅とヨガの両方を体験できる日もあり、お好みにあわせてお越しください」
開催日が限定されるお寺が多いなか、毎日体験できるのは嬉しいですね。これも幅広い層の方に興味を持っていただきたい、というご住職の思いを感じます。坐禅(1,200円)は約1時間、人によって異なりますが写経(1,500円)は約1時間、写仏(初心者向け1,500円)は30分から2時間の所要時間となります。お寺という非日常空間で取り組めば、心身共にリフレッシュできそうです。ぜひ京都旅のスケジュールに組み込んでみてください。
⇒詳細・申込みは公式ホームページから
\「そう京」スタッフの体験レポート/
⇒「勝林寺で“坐禅とヨガ体験”してきました!」(2017年9月掲載)
JR東海特別企画「人気イラストレーターオリジナル写仏」を開催中!
※「人気イラストレーターオリジナル写仏」は、事前に「EX 旅のコンテンツポータル」での申込みが必要となります。詳細・申込み方法は特設サイト「あなたは、どの仏像から入りますか?」でご確認ください。
※描き上げた写仏はお寺に奉納いただくほか、お守り袋(有料)に入れてお持ち帰りいただくこともできます。
※窪之内 英策先生描き下ろしの仏像イラストの見本紙はお持ち帰りいただけます。
■東福寺 勝林寺
【拝観時間】10:00~16:00
【拝観料】境内無料
【電話】075-561-4311
【アクセス】JR奈良線「東福寺駅」から徒歩約8分 Google map
【公式ホームページ】https://shourin-ji.org/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/shourinji/
【公式X(Twitter)】https://twitter.com/shourin_ji
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