今年は遅い? 気になる、京都・紅葉の色づき状況をチェック!(2024/11/8更新)

  • 紅葉情報

善峯寺(撮影日:2024年11月7日)

善峯寺(撮影日:2024年11月7日)

11月を迎え、そろそろ京都の紅葉が気になってくる頃ではないでしょうか♪
モミジの色づき状況をお届け中の「京都紅葉情報2024」は、まだ「青葉」が多く、「色づきはじめ」はほんの少し。例年の今頃だと「一部見頃」も登場していますが、今年の紅葉はゆっくりのようです。そんななか、週末から来週にかけて色づきが進みそうなスポットをピックアップ! 紅葉以外のおすすめ情報を交えながらご紹介します。

\約70ヵ所の紅葉状況を更新中/
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例年、早くに見頃を迎える「三尾」エリアは?
神護寺・西明寺

  • 神護寺(撮影日:2024年11月7日)

    神護寺(撮影日:2024年11月7日)

  • 昨年の神護寺(撮影日:2023年11月6日)

    昨年の神護寺(撮影日:2023年11月6日)

京都のなかでも、例年いち早く見頃を迎えるといわれるのは「三尾」エリアの神護寺
神護寺といえば“金堂前の石段を包み込む紅葉”が定番の風景ですが… 現在はまだ色づきはじめたところ。昨年の同じ時期の写真(2枚目)と比べると、青葉が多く、今年の色づきは遅いのがわかります。

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  • 西明寺 山門前(撮影日:2024年11月7日)

    西明寺 山門前(撮影日:2024年11月7日)

  • 西明寺 指月橋(撮影日:2024年11月7日)

    西明寺 指月橋(撮影日:2024年11月7日)

  • 昨年の西明寺 本堂前(撮影日:2023年11月6日)

    昨年の西明寺 本堂前(撮影日:2023年11月6日)

お隣の西明寺も色づきはじめ。昨年の今頃は本堂前のモミジ(写真3枚目)が見頃になっていましたが、現在は山門前や指月橋の一部で赤く色づいたモミジがあるのみ。境内全体の見頃はまだ先になりそうです。

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「哲学の道・岡崎」エリアは、色づきはじめました♪
南禅寺 天授庵・無鄰菴・永観堂

  • 南禅寺 天授庵 方丈東庭(撮影日:2024年11月7日)

    南禅寺 天授庵 方丈東庭(撮影日:2024年11月7日)

  • 昨年の南禅寺 天授庵 方丈東庭(撮影日:2023年11月7日)

    昨年の南禅寺 天授庵 方丈東庭(撮影日:2023年11月7日)

まだ「青葉」ばかりですが、「色づきはじめ」マークが多く見られるのは「哲学の道・岡崎」エリア。
記憶に新しい、昨年(2023)の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの舞台となった南禅寺が位置するエリアです。南禅寺塔頭・天授庵の方丈東庭は、京都市中心部で例年早く見頃を迎えるスポット。昨年の今頃には真っ赤に色づいていましたが(写真2枚目)、現在はまだ色づきはじめたばかり。
 
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11月11日(月)午後から12日(火)午前は拝観休止となります。
  • 無鄰菴 母屋前から庭園を望む(撮影日:2024年11月7日)

    無鄰菴 母屋前から庭園を望む(撮影日:2024年11月7日)

  • 無鄰菴(撮影日:2024年11月7日)

    無鄰菴(撮影日:2024年11月7日)

南禅寺から西へ徒歩10分ほどの無鄰菴も色づきはじめ。母屋前から庭園を眺めると、木々のグラデーションが美しく、爽快な気分にさせてくれます。紅葉シーズン中は、事前予約制の特別プラン「秋の母屋二階プライベート貸切カフェ」を用意されています。無鄰菴をゆっくり楽しみたい方におすすめですので、ぜひチェックしてみてくださいね♪

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\「哲学の道・岡崎」エリアのおすすめ情報/
無鄰菴と同じく「南禅寺界隈別荘庭園群」のひとつに数えられる對龍山荘(たいりゅうさんそう)をご存じですか? これまで非公開となっていましたが、今秋から特別公開がスタートしました。いま注目のスポットへ、ぜひ訪ねてみてはいかがでしょう。詳細はこちら。

永観堂(撮影日:2024年11月8日)

永観堂(撮影日:2024年11月8日)

こちらは、南禅寺から北へ徒歩5分ほどの永観堂。境内全体には青葉が多いですが、池まわりは部分的に色づきはじめています。来週11月11日(月)からは恒例の「秋の寺宝展」「紅葉ライトアップ」がスタートするので、さらに紅葉が進んでほしいですね。

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\混雑回避! 見頃の時期にゆっくり拝観♪/
京都屈指の紅葉名所だけに、見頃の時期は混雑必至の永観堂。「永観堂 早朝貸切拝観」プラン(要事前申込み)なら、一般拝観開始前にゆっくり紅葉をお楽しみいただけます。詳細はこちら。

山寺を彩る紅葉と秋明菊
善峯寺

  • 善峯寺 蓮華寿院旧跡庭(撮影日:2024年11月7日) 

    善峯寺 蓮華寿院旧跡庭(撮影日:2024年11月7日) 

  • 善峯寺 釈迦堂前(撮影日:2024年11月7日) 

    善峯寺 釈迦堂前(撮影日:2024年11月7日) 

「京都紅葉情報2024」で、今いちばん色づいているのは「大原野・長岡京」エリアの山寺・善峯寺。高低差のある境内のなかでも上の方に位置する、薬師堂奥の蓮華寿院旧跡庭や釈迦堂前のモミジの色づきが進んでいます。とはいえ、境内全体では青葉が多く、これからの冷え込みで紅葉が進むことに期待しましょう。
  • 善峯寺 秋明菊(撮影日:2024年11月7日)

    善峯寺 秋明菊(撮影日:2024年11月7日)

  • 善峯寺 秋明菊(撮影日:2024年11月7日)

    善峯寺 秋明菊(撮影日:2024年11月7日)

境内の随所では、ピンク色の可愛らしい秋明菊が咲いています。散り始めた花もありますが、もう少し楽しめそう♪

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秋の草花にも注目を♪

紅葉が気になるところですが、社寺の境内では秋の草花もお見逃しなく。どれも、ほっと心を和ませてくれますよ。

「京都非公開文化財特別公開」開催中!
勧修寺・隨心院

秋の京都といえば、さまざまな特別公開も見逃せません。現在、京都市内各地では「京都非公開文化財特別公開」(※公開期間はスポットによって異なる)が行われており、今回は「山科・醍醐」エリアから2ヵ所をピックアップしてみました。

勧修寺(撮影日:2024年11月8日)

勧修寺(撮影日:2024年11月8日)

まずは勧修寺から。境内全体は青葉ですが、宸殿前のモミジは例年早くに見頃を迎える木で、今年も順調に色づき見頃近くなっています。「京都非公開文化財特別公開」では、書院や本堂を特別に拝観できます。2024年11月10日(日)までとなりますので、紅葉とあわせて楽しんでみてはいかがでしょう。

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隨心院(撮影日:2024年11月8日)

隨心院(撮影日:2024年11月8日)

続いては、勧修寺から徒歩10分ほどに位置する隨心院。庭園など、モミジはまだまだ青葉ですが…
  • 「能の間」を彩る和傘

    「能の間」を彩る和傘

  • 秘仏「如意輪観世音菩薩像」

    秘仏「如意輪観世音菩薩像」

この秋は特別企画がいっぱい! 2024年11月1日(金)から12月1日(日)まで「和傘の光彩展」と題して、「能の間」が和傘に彩られます。「極彩色梅匂小町絵図」とあわさりカラフルな空間となり、思わず写真を撮りたくなりますよ♪ また同期間中「京都非公開文化財特別公開」として、本堂内陣にお入りいただけます。秘仏の御本尊「如意輪観世音菩薩」をはじめ、「金剛薩埵坐像」「阿弥陀如来坐像」を間近でお参りできる貴重な機会です。

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ゆっくりはじまった、京都の紅葉シーズン。「京都紅葉情報2024」では引き続き京都各地の紅葉状況をお届けしますので、ぜひチェックしてくださいね。来週末には「見頃」が登場しているかも?!

京都旅行前に見てほしい! 秋のおすすめ情報

※掲載内容は2024年11月8日時点の情報です。

Written by. 「そう京」編集部

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