カラフルな花景色! 京都のツツジ名所6選

  • 草花・自然

梅宮大社

梅宮大社

桜のシーズンが終わると、古都はカラフルな初夏の花々に彩られます。どの花もそれぞれに魅力的ですが、今回はツツジをクローズアップ。ツツジと一口に言っても、平戸ツツジ、霧島ツツジ、久留米ツツジなど、さまざまな品種があります。例年の見頃の時季をあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね♪
 
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妙満寺

山門前

山門前

洛北にある妙満寺のツツジ景色は圧巻。境内に約3,000株が植えられ、特に山門前は白、桃色、ピンクの平戸ツツジがカラフルです。花に祝福されるような心地で、池の中央に架けられた橋を渡ってお参りできます。
  • 大書院周辺

    大書院周辺

  • 刺繍御朱印 1,200円(なくなり次第終了)

    刺繍御朱印 1,200円(なくなり次第終了)

山門を入ると正面に本堂がありますが、右に視線を移すと、塀沿いにも平戸ツツジが植えられています。モミジや桜の新芽とのコントラストが映えますね。期間限定でツツジの花が刺繍された御朱印を授与されていますので、記念にいかがでしょう。
 
☆例年の見頃 5月初旬~中旬
 
【拝観時間】6:00~17:00、本坊は9:00~16:00
【拝観料】境内無料、本坊600円 ※桜・ツツジ・紅葉シーズンは境内・本坊600円
【電話】075-791-7171
【アクセス】京都バス「幡枝(妙満寺)」バス停下車すぐ、地下鉄烏丸線「国際会館駅」から徒歩約20分、叡山電車鞍馬線「木野駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://myomanji.jp

曼殊院

宸殿からの眺め

宸殿からの眺め

2022年、150年ぶりに宸殿が再建された曼殊院。秋は紅葉の名所とあって新緑もまた美しいですが、4月下旬頃からは真っ赤な花が印象的な霧島ツツジが彩りを添えます。
 
霧島ツツジは大書院に面した庭園に植えられているのですが、宸殿ができたことにより、ご覧のショットも楽しめるようになりました。

大書院からの眺め

大書院からの眺め

宸殿から渡り廊下を進み、大書院へ。正面に見えるのは樹齢約400年の「五葉の松」です。室内から全体を見渡せば、緋毛氈の赤、松の緑、霧島ツツジの赤、新緑の緑が折り重なり、まるで抽象画のよう。
 
「小さな桂離宮」と称される曼殊院には、お庭や建物、さまざまな場所にアートが潜んでいます。ぜひ、お気に入りの風景を探してみてください。
 
☆例年の見頃 4月下旬
 
【拝観時間】9:30~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】800円
【電話】075-781-5010
【アクセス】市バス「一乗寺清水町」バス停から徒歩約20分 Google map
【公式ホームページ】https://www.manshuinmonzeki.jp

梅宮大社

  • 東神苑。八ツ橋の先が真っ赤に染まります

    東神苑。八ツ橋の先が真っ赤に染まります

  • 霧島ツツジのアーチ

    霧島ツツジのアーチ

約3,000坪もの神苑を有する梅宮大社は、春から初夏にかけて花の楽園に。ツツジの品種も多様で、東神苑では久留米ツツジ、霧島ツツジ、平戸ツツジを鑑賞できます。
 
おすすめは、東神苑の八ツ橋の先に広がる光景。背の高い霧島ツツジが花のアーチを作り、参拝者を楽園へと誘います。

池中亭

池中亭

嘉永4年(1851)に建てられた茶室「池中亭」の風景も見逃せません。普段は落ち着いた風情ですが、茅葺屋根の裾野を霧島ツツジが彩る季節は華やかさに満ちています。
 
霧島ツツジが咲き乱れたら、次は平戸ツツジの出番です。北神苑を中心に約300株が見頃を迎えます。
 
☆例年の見頃 霧島ツツジ/4月下旬、平戸ツツジ/4月中旬~5月上旬
 
【参拝時間】6:30~18:00、神苑9:00~17:00(受付終了16:30)
【参拝料】境内無料、神苑600円
【電話】075-861-2730
【アクセス】市バス「梅宮大社前」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】http://www.umenomiya.or.jp/

善峯寺

  • けいしょう殿付近の参道

    けいしょう殿付近の参道

  • 奥に見える六角形の屋根がけいしょう殿です

    奥に見える六角形の屋根がけいしょう殿です

ツツジは刈込によって、美しさが引き立つように感じませんか。善峯寺では参道沿いの平戸ツツジが丁寧に刈り込まれています。約3万坪という広い境内のあちこちで花模様を楽しめますが、なかでも、けいしょう殿付近は見応えたっぷり。

山の中腹にある善峯寺ならではの絶景も。坂道を登り、振り返れば素晴らしい眺望が待っています。平戸ツツジの時季は、射干や牡丹も境内を彩ります。ぜひ、あわせて鑑賞を。
 
☆例年の見頃 5月上旬
 
【拝観時間】8:30~17:00(受付終了16:45)
      ※土・日・祝日は8:00~
【拝観料】500円
【電話】075-331-0020
【アクセス】JR東海道本線「向日町駅」乗換、阪急バス「善峯寺」バス停から徒歩約8分 Google map
【公式ホームページ】http://www.yoshiminedera.com

長岡天満宮

古くより知られるキリシマツツジの名所といえば長岡天満宮です。寛永15年(1638)に築造された八条ヶ池を貫く参道に、約60メートルにわたってキリシマツツジが植えられています。
 
長岡京市の天然記念物に指定され、樹齢はなんと約170年! 平安遷都1100年を祝した記念式典にあわせて明治28年(1895)に発行された京都のガイドブック『京華要誌(けいかようし)』に“著名なツツジ”という表記があり、すでに明治には知られた存在だったことが分かります。

少し離れた位置から参道を見渡すのもおすすめです。池越しに眺めると、深紅の花が連なる様子に圧倒されます。八条ヶ池を散策できる「ふれあい回遊のみち」は今年(2025)3月に舗装工事が終わったばかり。さまざまな角度から、花景色を楽しんでみては。
 
☆例年の見頃 4月下旬
 
【参拝時間】境内自由、社務所受付9:00〜17:00
【参拝料】境内無料
【電話】075-951-1025
【アクセス】JR東海道本線「長岡京駅」から徒歩約20分、阪急京都線「長岡天神駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://nagaokatenmangu.or.jp/

三室戸寺

宇治の“花の寺”と親しまれる三室戸寺。毎年、ゴールデンウィーク頃になると、多くの人が待ち焦がれてやまない“ツツジの壁”が出現します。境内全域で約2万株もの平戸ツツジが植えられ、特に斜面を彩る白やピンクの花々は息を呑む美しさです。
  • 昨年の様子です

    昨年の様子です

  • 昨年の様子です

    昨年の様子です

そして、今年(2025)は嬉しいニュースも! なんと、平戸ツツジに先駆けて、新たに久留米ツツジ園が4月12日(土)よりオープンしています。約8,000株の久留米ツツジが一面に咲けば、花の絨毯がお目見え。話題になること間違いなしの新スポットへ、早めに足を運んでくださいね。
 
☆例年の見頃 久留米ツツジ/4月中旬~下旬(久留米ツツジ園4/12~4/27)、平戸ツツジ/4月下旬~5月上旬(平戸ツツジ園4/19~5/11)
 
【拝観時間】4月~10月/8:30~16:30(受付終了15:40)
11月~3月/8:30~16:00(受付終了15:10)
【拝観料】1,000円 
【電話】 0774-21-2067
【アクセス】京阪宇治線「三室戸駅」から徒歩約15分 Google map
【公式ホームページ】https://www.mimurotoji.com
※2025年4月16日(水)時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. 「そう京」編集部

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