ミモロのわくわくネコあるき 2-1 妙心寺 桂春院編
京都の人気ブロガー「ネコのミモロ」とライター・小原さんによる、京都の“わくわく”案内記。第2回は、秋におすすめの“苔と紅葉の名所”を訪ねてくれましたよ♪ 9月・10月と、雨の降る日が多かった京都では、まさに今、苔が青々と見頃を迎えています。これからの時季には紅葉とのコラボレーションも楽しみな“3つのお寺”を、“ミモロ目線”でご案内します!
\ミモロはクマじゃありません/
⇒「ミモロのわくわくネコあるき」第1回はこちらから。
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・・・“3つのお寺”は、“あのキャンペーン”が行われているお寺です!
「わ~ もうすぐキャンペーン終わっちゃう~ 急がなくちゃ~」と、ミモロがあわてているのは、12月8日(日)まで開催されている「そうだ 京都、行こう。」の「モシュ印・コケ寺リウム」キャンペーンです。
このキャンペーンのために特別に作られたという、苔でできた大きな御朱印(モシュ印)と、苔と建物模型でできたジオラマ庭園(コケ寺リウム)。しかも、対象の8寺院(三千院・建仁寺・圓光寺・東福寺・常寂光寺・妙心寺 桂春院・祇王寺・地蔵院)は、すべて苔と紅葉の美しい名所ばかり。「ぜひ行ってみたい~」というミモロです。
「う~ん、どこに行こうかな?」と迷ったミモロは、2019年に新しくキャンペーンに加わったという3つのお寺をめぐってみることに。
「さあ、行くよ~」
⇒モシュ印・コケ寺リウムの詳細はこちらから。
【妙心寺 桂春院】
小堀遠州の高弟・玉淵坊(ぎょくえんぼう)作といわれる名園
真如の庭
臨済宗妙心寺派の大本山「妙心寺」の塔頭のひとつ「桂春院」には、小堀遠州の弟子・玉淵坊の作ともいわれる異なる趣をもつ3つのお庭「真如の庭」「思惟の庭」「侘の庭」と、石と白砂を用いた坪庭「清浄の庭」の、全部で4つの名園があります。しっとりとした日本庭園の拝見には、やっぱり和服が似合うと思って、ミモロはお気に入りの“小紋”で行きました。
ここは「真如の庭」。春には鮮やかなツツジの大垣と苔の緑が、美しいコントラストを見せるお庭です。秋が深まると、紅葉したモミジが枝を伸ばして、すごくキレイなんだって・・・
趣ある「侘の庭」などのコケ寺リウム
「わ~なんか素敵なお庭~」と思わず声がでちゃったのは、書院の前にある「侘の庭」です。
侘の庭
茶室に通じる露地を巧みに庭園にしていて、苔の美しさがすぐそばに迫ります。
「あ、ここは“コケ寺リウム”にもなってるところだ~。ほらいっしょでしょ!」見つけると、なんかうれしくなっちゃいます。
※コケ寺リウムはお手を触れてはいけません~
それぞれのお寺に3つずつ「コケ寺リウム」があるから、その場所を見つけるのも楽しみです。
安楽島(あらしま)住職に伺う、お庭の見方
「ミモロちゃん、よういらっしゃいました~。お着物よく似合いますね~」と笑顔で迎えてくださったのは、桂春院の安楽島住職。だって京都のネコだもの・・・ 着物大好きです。
ご住職は、桂春院の15代目で、このお寺で生まれ育った方。だからお庭の隅々までよくご存じ・・・ そこで「あの~お庭って、どうやって見ればいいんですか?」と質問しました。
「その人それぞれの思いで眺めればいいんですよ。ありのままに~」とのお答え。
う~・・・ ありのままに??? ちょっと悩んじゃいます。
「あらゆるものを素直に見ることこそ大切なこと・・・」
それは禅の心に通じる教えです。
そう、きっとお庭は、見る人の心に寄り添うように語りかけてくれるのかもしれません。ご住職とご一緒させていただき、心やすらぐひとときを過ごしました。感謝!
秋のお菓子に舌鼓・・・ 庭を眺めながらいただくお抹茶
ここでは、「侘の庭」と「真如の庭」を眺めながら、お抹茶がいただけます。さっそくミモロもいただくことに。「どうぞ召し上がれ~」との声が待ち遠しい・・・
抹茶(500円)
秋のお菓子は、京菓子処「鼓月」の「栗尽(くりづくし)」で、中には栗が入っていました。美味しい~と思わず・・・ お抹茶の豊かな味わいに心和むひとときです。
あ、お庭眺めるの忘れちゃった・・・
「モシュ印」にちなんだ、緑色のこの時季だけの限定御朱印
「モシュ印」には、「本尊薬師如来」の文字がコケで表されています。
桂春院の御朱印は、初秋には青もみじが散らされた趣ある2種類が登場。今回は、「モシュ印・コケ寺リウム」キャンペーンに合わせて、苔の緑にちなみ緑色の文字で書かれた“特別御朱印”がご用意されています。
特別御朱印 各300円
特別御朱印が授与されるのはこのキャンペーンの期間だけなんだって。御朱印ファンは見逃せないね~。
紅葉と苔のコラボも見にきたいな~。
☆紅葉の見頃 例年11月中旬~12月上旬
■妙心寺 桂春院
【拝観時間】9:00~17:00(11~2月は16:30)
【拝観料】400円、抹茶400円(秋は500円)
【電話】075-463-6578
【アクセス】JR山陰本線(嵯峨野線)「花園駅」から徒歩約13分 Google map
さあ、次のお寺に向かうよ! と、ミモロ。訪れたのは、奥嵯峨の祇王寺。次へ続きます・・・
⇒ミモロのわくわくネコあるき 2-2 祇王寺編へ。
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文・写真:小原誉子
「京都観光おもてなし大使」にして、旅ライター。アナウンサー、テレビ番組プロデューサー、企業広報などを経て、現在、ライターおよびコーディネーター活動とともに、ネコのミモロとコンビを組む人気ブロガーに。京都のみならず、日本の文化や観光情報を発信すべく、日々かけめぐっています。
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ミモロの京都案内ブログ【ネコのミモロのJAPAN TRAVEL】http://blog.goo.ne.jp/mimoron
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