京都の和菓子 初夏コレクション

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水無月(中村軒)

おうちで楽しむ京都時間 3


長らく続いた外出自粛も、ようやく少しずつ緩和の兆しが見え始めました。ほっと胸をなでおろすとともに、まだまだ予断を許さぬ状況で、皆さまに安心して京都旅行をお楽しみいただくには、もう少し時間がかかりそうです。

“和菓子ライフデザイナー”の小倉夢桜(ゆめ)さんに、毎月京都の和菓子をご紹介いただく「京の和菓子の玉手箱」シリーズも5月はお休みをいただき、和菓子好きの皆さまのなかには「あぁ。京都の和菓子が恋しいなぁ・・・」という方もいらっしゃるかと思います。そこで今回は、過去に登場した“初夏の和菓子”を並べてみました。写真から、京都の和菓子をお楽しみくださいね♪

※内容はすべて、掲載当時の情報になります。価格など変更されている場合もございますのでご了承ください。
※和菓子は年によって作られる種類が異なります。掲載の和菓子が今年は販売されていない場合もございますので、あらかじめご承知おきください。

下鴨神社・糺の森にちなんだ、葛まんじゅう【茶寮 宝泉】
(2018年5月掲載)


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緑陰


2018年5月に「京の和菓子の玉手箱」に登場したのが、下鴨神社の北側にお店を構える茶寮 宝泉。毎年5月15日に行われる葵祭にちなんだ2つの和菓子をご紹介しました。写真は、下鴨神社・糺の森の新緑をイメージした葛まんじゅう「緑陰(りょくいん)」。芽吹いたばかりの若葉を想起するような、瑞々しい和菓子です。

葵祭は、残念ながら今年(2020年)は「路頭の儀」などいくつかの神事が中止となり、初夏の京の風物詩を見ることが叶いませんでした。来年は爽やかな新緑の中、美しい王朝行列を眺めたいですね!

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⇒【おかいもの】葵祭 王朝の雅を感じる5月の和菓子 ~茶寮 宝泉~(2018年5月掲載)

初夏の花を映す、目にも鮮やかな和菓子たち【千本玉壽軒など】
(2019年5月掲載)


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唐衣(千本玉壽軒)


桜が終わった4月半ばから6月にかけては、初夏の花々が咲き継ぐ、花の季節。和菓子にも初夏の花をモチーフとするものが多く登場し、2019年5月には、カキツバタをモチーフとした千本玉壽軒の「唐衣(からころも)」、藤の花の意匠をあしらった二條若狭屋本店の「藤浪(ふじなみ)」などをご紹介しました。

唐衣も藤浪も、紫がかったブルーの色合いが美しく、上品な爽やかさが印象的。“季節ならではの色”を楽しめるのも、和菓子の醍醐味ですね。

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⇒【おかいもの】緑輝く初夏の京 5月の和菓子 5選(2019年5月掲載)

★今見頃の花情報はこちらから

透明感あふれる色合いの錦玉羹【中村軒】
(2018年6月掲載)


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あじさい


一年の中でもカラフルな和菓子がたくさん登場するのが、6月。特に「紫陽花(あじさい)」をモチーフとした和菓子は、各お店珠玉の色合いを眺めることができ、まさに“眼福の季節”です。2018年6月に登場したのは、洛西・桂川のそばにお店を構える中村軒。おくどさんで炊くあずきの美味しさは元より、素朴でありながら繊細な、奥深い和菓子の世界を楽しめるお店です。

雨に濡れた紫陽花を映したような「あじさい」。美しい和菓子です・・・ これから夏にかけて、大人気のかき氷も登場してきます。お店を訪ねる日が待ち遠しいですね!

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⇒【おかいもの】雨に潤う、6月の和菓子 ~中村軒~(2018年6月掲載)

★京都の絶品「かき氷」はこちらから

無病息災を願う「夏越の祓」と水無月【京都鶴屋 鶴寿庵(かくじゅあん)など】
(2019年6月掲載)


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水無月(京都鶴屋 鶴寿庵)


半年の罪のケガレを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越の祓(なごしのはらえ)」。通常であれば6月30日頃に行われる神事なのですが、今この時ほどに疫病を祓いたい時はなく、すでに4月から京都市内でも、厄除けの「茅の輪」を設ける神社がありました。

6月の和菓子の代表ともいえるのが、「水無月」。暑気を払う「氷」をかたどった三角形の外郎(ういろう)生地に、“悪魔祓い”として小豆を載せた、「夏越の祓」の日には欠かせないお菓子です。「災厄を祓いたい」「平安・無事を願う」という気持ちは、いつの時代も変わりません。今年いただく水無月は、いつもよりももっと願いを込めながらいただきたいですね。

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⇒【おかいもの】梅雨空にきらめく、6月の和菓子 5選(2019年6月掲載)

★「夏越の祓ガイド」はこちらから

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初夏の和菓子の瑞々しさ、透明感には、心が癒されます♪ 現在、京都の和菓子屋さんも営業を自粛されていたり、販売を縮小されているお店が多いそうです。早く美しい京都の和菓子を楽しめる日が訪れますように・・・ 移動の制限が緩和されれば、また京都の和菓子の情報を皆さまにお届けしていきますので、ぜひその日まで楽しみにお待ちくださいね!

Written by. 「そう京」編集部

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