5月の京都、お寺・神社・施設の特別公開情報

  • イベント・歳時

妙心寺 大雄院

妙心寺 大雄院

たくさんのお寺・神社、文化財がある京都。実は普段は公開されていないスポットも多くあり、例年春秋にさまざまな特別公開が行われます。今回は5月に実施される、気になる特別公開をご紹介します!

※2021年4月19日(月)時点の情報です。掲載内容は、状況により中止や変更となる場合があります。事前に掲載先へご確認ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、京都旅行の際は、政府およびお住まいの都道府県と京都府の要請をご確認ください。京都にお越しの際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染拡大防止の徹底にご協力をお願いいたします。日々、状況は変化しておりますので、事前に最新情報をご確認ください。

【4/1~6/20】春期京都非公開文化財特別公開

雙林寺の薬師如来坐像(5/6~16公開)

雙林寺の薬師如来坐像(5/6~16公開)

春秋恒例の「京都非公開文化財特別公開」。例年、春はゴールデンウィーク頃の開催でしたが、今年(2021年)は4月・5月を前期、6月を後期として長期にわたり行われます。なかでも5月6日(木)から16日(日)には京都市内6ヵ寺が公開され、「春期京都非公開文化財特別公開」としては八坂庚申堂 金剛寺雙林寺(そうりんじ)、金光寺(こんこうじ)の3ヵ寺が初公開となります。

八坂庚申堂 金剛寺の本堂(5/6~16公開)

八坂庚申堂 金剛寺の本堂(5/6~16公開)

カラフルな”くくり猿”が人気の八坂庚申堂ですが、通常本堂は非公開。御前立青面金剛像や四大夜叉像などを拝見できる貴重な機会をお見逃しなく。

■春期京都非公開文化財特別公開
【日程】2021年4月1日(木)~6月20日(日)
    9:00~16:00
【料金】1ヵ所1,000円  
【問合せ】075-754-0120(京都古文化保存協会/平日9:00~17:00)
【公式ホームページ】http://www.kobunka.com/
※日程・時間・料金ともに、公開ヵ所により異なります。詳しくは公式ホームページでご確認ください。
※京都府の緊急事態宣言発令に伴い、5月・6月の公開は中止となりました。

【4/10~5/30】大徳寺 黄梅院「春季特別公開」

  • 方丈庭園「破頭庭」

    方丈庭園「破頭庭」

  • 前庭

    前庭

織田信長、豊臣秀吉など戦国武将ゆかりの大徳寺 黄梅院(だいとくじ おうばいいん)。通常非公開ですが、春秋に特別公開が行われています。表門をくぐると青もみじと苔が織りなす美しい前庭がお出迎え。千利休作庭と伝わる「直中庭(じきちゅうてい)」や「破頭庭(はとうてい)」も初夏らしい雰囲気で注目のお庭です。庫裡(くり)・鐘楼・客殿は、毛利元就の三男である小早川隆景寄進によるもの。特に庫裡は、禅宗寺院において現存最古と伝わる貴重な建物です。

庫裡

庫裡

通常非公開の塔頭が多い大徳寺。同時期には、総見院興臨院でも「春季特別公開」が行われています。あわせて訪れてみてはいかがでしょう。

■大徳寺 黄梅院「春季特別公開」
【日程】2021年4月10日(土)~5月30日(日)
    10:00~16:00
【料金】800円
【場所】大徳寺 黄梅院 詳細情報はこちら
【問合せ】075-231-7015(京都春秋)
【公式ホームページ】https://kyotoshunju.com/temple/daitokuji-oubaiin/
※4月25日(日)より当面の間、休止となりました。

【5/1~15】妙心寺 大雄院「襖絵プロジェクト完成披露記念特別拝観」

妙心寺の塔頭のひとつ、大雄院(だいおういん)。江戸後期から明治初期に活躍した絵師・柴田是真(ぜしん)の襖絵が遺ることから、2017年より、是真が明治宮殿(かつての皇室の中心的施設。戦火で消失)に描いた天井画「花の丸」を襖絵として復活させる「大雄院襖絵プロジェクト」に取り組まれてきました。

宮絵師・安川如風(にょふう)さんが約3年がかりで襖絵制作を進められ、2020年秋、ついに完成! 「特別拝観」では、約40種の草花の花丸が描かれた全18面の襖絵がご覧いただけます。可愛らしいお花に鳥や虫など、繊細な絵をじっくり鑑賞してみてください。

■妙心寺 大雄院「襖絵プロジェクト完成披露記念特別拝観」
【日程】2021年5月1日(土)~15日(土)
    10:00~16:00
【料金】600円
【場所】妙心寺 大雄院 詳細情報はこちら
【問合せ】075-463-6538
【公式ホームページ】https://www.daiouin.com
【公式Facebook】https://www.facebook.com/daiouin
※2021年は中止となりました。

【5/8~6/6】旧邸御室“深緑の薫”特別公開

世界遺産・仁和寺から徒歩10分程に位置する旧邸御室(きゅうていおむろ)。昭和初期に建てられた数寄屋造りの邸宅で、青もみじやサツキの美しい季節に一般公開が行われています。

花の天井画や富士山の欄間彫刻など随所に見どころがあり、特に人気を集めるのが、花梨の一枚板のテーブルにお庭の緑が映る“庭鏡(にわかがみ)”。何度も漆を塗り丁寧に磨き上げられ大切にされてきたテーブルだからこそ、うっとりするほどの美しさです。2年ぶりの公開となる今回は、蔵の内部が初公開されます。

■旧邸御室“深緑の薫”特別公開
【日程】2021年5月8日(土)~6月6日(日)
    10:00~16:30(受付終了16:00)
【料金】1,000円
【場所】旧邸御室 Google map
【問合せ】075-366-0376
【公式ホームページ】https://omuro-kyoto.jp
【公式Facebook】https://www.facebook.com/旧邸御室-931303686967179
※7月1日(木)~31日(土)に変更となりました(予定)。

【5/25~27】詩仙堂「丈山翁遺宝展」

詩仙堂では、毎年、開祖・石川丈山の命日である5月23日に「丈山忌」(拝観不可)が行われた後、25日から27日の3日間限定で「丈山翁遺宝展」を行われています。元は徳川家康に仕えた武士でしたが、この地に隠棲し、書や漢詩などを嗜む文化人となった丈山。遺宝展では、狩野探幽が描き、丈山が書を添えた「三十六詩仙像」のほか、丈山の貴重な遺品を公開。ちょうど青もみじや花々の美しいシーズン、お庭散策とあわせて貴重な寺宝をお楽しみください。

■詩仙堂「丈山翁遺宝展」
【日程】2021年5月25日(火)~27日(木)
    10:00~16:00
【料金】500円(遺宝展は無料)
【場所】詩仙堂 詳細情報はこちら
【問合せ】075-781-2954
【公式ホームページ】https://kyoto-shisendo.net
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kyotoshisendo
※2021年は中止となりました。
⇒その他の「5月特別公開情報」は、「イベント・歳時」ページでチェック!
※掲載内容は2021年4月19日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. かりー

おすすめコンテンツ