夏の恒例行事「五山送り火」が終わり8月も後半、涼しい日が続いています。本日は、画面を通して、自然あふれる涼やかな川に癒やされてみませんか。京都の大定番ともいえる鴨川や祇園の白川など、京情緒あふれる風景をご紹介します。
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※写真はイメージです。天候等により風景が異なる場合があります。
※写真はイメージです。天候等により風景が異なる場合があります。
【鴨川】京都を代表する憩いの川はココ!
「京都の川といえば?」と聞かれると、真っ先に挙がるのが、鴨川。京都を舞台にした映画やドラマには、必ずと言っていいほど登場していますよね。京都市内を南北に流れ、エリアによって異なる“京都らしい風景”が楽しめるのも魅力のひとつです。
夏の風物詩「鴨川納涼床(ゆか)」が行われるのは、二条通から五条通までの西岸。期間は例年5月から9月末日までですが、今年(2021年)は10月末日まで延長されています。お店の前にせり出す床席から鴨川・東山を眺め、お食事が楽しめます。
三条通から四条通間の河川敷では、カップルやグループが腰掛ける風景がおなじみ。いつの頃からか“等間隔に座る”という謎の法則ができたようです。周囲への気遣いなのでしょうか・・・
夏は気温上昇に伴い昼間は少なく、夜に夕涼みを楽しむ方が多いもようです。
三条通から四条通間の河川敷では、カップルやグループが腰掛ける風景がおなじみ。いつの頃からか“等間隔に座る”という謎の法則ができたようです。周囲への気遣いなのでしょうか・・・
夏は気温上昇に伴い昼間は少なく、夜に夕涼みを楽しむ方が多いもようです。
鴨川の周辺には「弥次喜多像」(Google map)や「高山彦九郎像」(Google map)、「出雲阿国像」(Google map)、「駅伝発祥の地の石碑」(Google map)などがあり、歴史を知りながら歩いてみるのも楽しいですよ♪
■鴨川(四条大橋) Google map
■鴨川(四条大橋) Google map
鴨川と賀茂川、どちらが正解?
ところで「鴨川と賀茂川、どちらの漢字が正しいの?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。正解は・・・ 「どちらも」です! 実は、場所によって漢字が変わります。先程の鴨川(二条通~五条通)を北上し、出町柳の賀茂大橋の上流(北側)、写真の向かって左手が賀茂川、右手が高野川。この2川が合流し、鴨川となるのです。
合流地点は「鴨川デルタ」や「出町デルタ」と呼ばれ、ピクニックをされている方、楽器の練習をされている方・・・ さまざまな人が集う憩いの場です。
合流地点は「鴨川デルタ」や「出町デルタ」と呼ばれ、ピクニックをされている方、楽器の練習をされている方・・・ さまざまな人が集う憩いの場です。
川辺には千鳥やカメの飛び石があり、石の上を歩いて対岸へ向かうことができます。石に腰掛けて足を浸けるのも良し♪ 冷たくて気持ちが良いです。
賀茂川の右岸(西側)から東を望むと、山肌に「大」。夏の恒例行事「五山送り火」で火が点く大文字山が見えます。天気の良い夏の日には、はっきりとその姿を現します。この風景も京都らしいですよね。
■鴨川(賀茂大橋) Google map
■鴨川(賀茂大橋) Google map
【白川】川沿いは“これぞ京都”な風景が続きます♪
平安神宮の大鳥居がたつ岡崎疏水から街中を通り、鴨川へと流れる白川。約20分のさんぽコースは、どこを切り取っても“これぞ京都”な風景ばかり。まず岡崎疏水から三条通にかけては、桜やモミジが植わり、深緑と白川の清々しい光景が続きます。
■白川(岡崎) Google map
■白川(岡崎) Google map
三条通を越えると、ゆらゆら揺れる柳の並木。途中には、「行者橋」と呼ばれるちいさな橋が架かります。その幅なんと60cmほど。この細さに屈することなく、地元の人はスイスイ歩いて行きます。なかには自転車という方も! 実際に歩いてみると「ひやひや・・・(汗)」。ちょっぴり涼を感じるかもしれません。
■白川(行者橋) Google map
⇒「行者橋」の由来はこちらをチェック!
■白川(行者橋) Google map
⇒「行者橋」の由来はこちらをチェック!
そして最後は、東大路通を越えて祇園へ。テレビや雑誌などによく登場する界隈です。石畳の道に町家や朱塗りの玉垣が並び、京情緒はバッチリ。桜名所としても知られ、夏は深緑が川辺に寄り添います。
■白川(祇園) Google map
■白川(祇園) Google map
【高瀬川】繁華街・木屋町通沿いを流れる川。多くの史跡がのこります
繁華街・木屋町通沿いを流れ、川沿いには柳が揺れる高瀬川。春は桜名所としても人気です。江戸時代初期、角倉了以(すみのくら りょうい)・素庵(そあん)親子によって、京都・伏見間の物資運搬のために開創された運河で、“高瀬舟”と呼ばれる輸送舟が使われたことから、高瀬川と呼ばれています。現存する唯一の舟溜り「一之船入」は史跡となり、かつて運搬に使われた高瀬舟が復元されています。周辺には、幕末の歴史を物語る石碑が多くあり、学びながらさんぽが楽しめるのも魅力です。
■高瀬川(一之船入) Google map
⇒高瀬川近くにたたずむ「立誠ガーデンヒューリック京都」
■高瀬川(一之船入) Google map
⇒高瀬川近くにたたずむ「立誠ガーデンヒューリック京都」
【大堰川(桂川)】嵐山・渡月橋が架かる川。アクティビティも充実!
京都屈指の観光地、嵐山。その代名詞ともいえる渡月橋が架かるのが大堰川(桂川)です。川沿いには散策路や公園が設けられ、さんぽが楽しめます。上流にはボートや屋形船が用意されていて(有料)、川遊びもおすすめです。
亀山公園(嵐山公園 亀山地区 Google map)の頂上展望台からは、保津峡の絶景が待ち受けています。写真左上に見えるのは、大悲閣 千光寺。角倉了以が大堰川の開削工事で亡くなった人々を弔うために建立したお寺です。約400年に渡り、川を見守り続けています。
川の上流は保津川とも呼ばれ、夏の人気アクティビティ「保津川下り」もあり、亀岡から嵐山へと続く渓谷(保津川~大堰川)を、船頭さんの手漕ぎ舟で約1時間の川下りが楽しめます。もちろん写真の川も通り抜け、爽快です!
■大堰川(渡月橋) Google map
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数ある京都の川から、京情緒あふれる涼やかなスポットをお届けしました。落ち着いた頃に、水辺の京さんぽをお楽しみください。
川の上流は保津川とも呼ばれ、夏の人気アクティビティ「保津川下り」もあり、亀岡から嵐山へと続く渓谷(保津川~大堰川)を、船頭さんの手漕ぎ舟で約1時間の川下りが楽しめます。もちろん写真の川も通り抜け、爽快です!
■大堰川(渡月橋) Google map
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数ある京都の川から、京情緒あふれる涼やかなスポットをお届けしました。落ち着いた頃に、水辺の京さんぽをお楽しみください。
※掲載内容は2021年8月23日時点の情報です。