夏の京都、夜のおすすめイベント2025 ライトアップ・夜間特別拝観など

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貴船神社

貴船神社

暑さが和らぐ夏の夜は、イベントを楽しむベストタイミングです。この夏、京都で開催されるライトアップや夜間特別拝観におでかけして、涼やかな夜風を感じながら楽しいひとときを過ごしませんか。

\時間別に楽しむ夜の京都観光をご紹介!/
⇒「夏の宵を愉しむ京都」はこちら

【嵐山・渡月橋】
かがり火に照らされた水面を、船上から優雅に眺める「嵐山の鵜飼」

渡月橋が架かる大堰(おおい)川で行われる夏の風物詩「嵐山の鵜飼(うかい)」。“鵜飼”は平安時代から続く伝統的な漁法です。暑さ和らぐ夕暮れから夜にかけて風情ある観光屋形船から、鵜匠さんによる巧みな手綱さばきを鑑賞できます。かがり火に照らされた水面や屋形船に吊された提灯の灯りにも趣が感じられ、優雅なひとときが過ごせそうです。
 
■嵐山の鵜飼
【日程】2025年7月1日(火)~9月23日(火・祝)
出船時間19:00~、20:00~(9月1日からは18:30~、19:30~)
※当日券販売は18:00~
※所要時間・約1時間、貸切船は要予約
※8月16日(土)は貸切のみ
※大雨・増水・強風の場合は欠航
【料金】乗合船3,000円
【場所】京都市右京区嵐山・渡月橋上流 Google map(嵐山通船)
【問合せ】075-861-0302(嵐山通船株式会社)
【公式ホームページ】https://arashiyama-yakatabune.com/

【貴船神社】
京の奥座敷・貴船の風物詩「七夕笹飾りライトアップ」

古くから避暑地として人気の“貴船エリア”。水の神様を祀る貴船神社では、毎年7月1日から1ヵ月半にわたり「七夕笹飾りライトアップ」が行われています。朱塗りの灯籠が並ぶ参道や本宮、笹飾りがライトアップされ、幻想的な雰囲気に。短冊(100円)の飾り付けもできるので、願いごとを託してみましょう。期間中、授与所は19時まで延長されているので、授与品もチェックを!
 
また、貴船神社の周辺には川床(かわどこ)料理のお店がいっぱい。「京の奥座敷」ならではの贅沢なお食事を味わって、“貴船の夜”を満喫しませんか。川床料理は人気のため、事前予約がおすすめです。
 
■貴船神社 七夕笹飾りライトアップ
【日程】2025年7月1日(火)~8月15日(金)
夕暮れ~20:00(授与所受付は~19:00)
【料金】無料
【場所】貴船神社 詳細情報はこちら
【問合わせ】075-741-2016
【公式ホームページ】https://kifunejinja.jp/

「七夕笹飾りライトアップ」へ行く際に、あわせてチェックしたいのが叡山電車「青もみじライトアップ」。貴船神社の最寄り駅「貴船口駅」の手前の、「市原駅」から「二ノ瀬駅」間に広がる“もみじのトンネル”が光に包まれます。約250メートルに及ぶ区間を通過する際は速度を落とし、車内の明かりを消すという配慮も♪ 別世界へ誘われるかのような感覚は、旅の気分を高揚させます。
 
「貴船口駅」を降りたあとは、京都バスが便利です。「叡電貴船口駅前」バス停から貴船神社へ向かう系統は期間中、増便および夜間延長運転されています。帰りのダイヤも確認しつつ、お参りを。
 
■叡山電車 青もみじのライトアップ
【日程】2025年7月1日(火)~8月15日(金)
【対象列車】
平日ダイヤ:出町柳駅(鞍馬駅行き)18:13発~20:02発       
      鞍馬駅(出町柳駅行き)18:31発~20:21発(8月14・15日は~20:45発)
土曜・休日ダイヤ:出町柳駅(鞍馬駅行き)18:02発~20:26発
         鞍馬駅(出町柳駅行き)18:21発~20:45発
【公式ホームページ】https://eizandensha.co.jp/

【上七軒歌舞練場】
浴衣姿の芸妓さん舞妓さんに会える「上七軒ビアガーデン」

夏になると各所でビアガーデンが開催されます。京都ならではの雰囲気を楽しみたいなら、「上七軒ビアガーデン」がおすすめです。上七軒は京都最古の花街で、春や秋に芸妓さん舞妓さんのをどりが催される上七軒歌舞練場が、なんとビアガーデン会場に様変わり。浴衣姿の芸妓さん舞妓さんが各テーブルに挨拶に訪れるというのも嬉しいポイントです。中庭に設けられた席には開閉式の屋根があり、雨が降っても安心。花街らしい落ち着いた風情のなか、夏の宵を過ごせます。
 
■上七軒ビアガーデン
【日程】2025年7月1日(火)~9月6日(土)※予約優先(2名様より)
17:30~22:00
※17:30、18:00、18:30、20:00、20:30のいずれかの時間からの入店で2時間制(ラストオーダーは30分前)
※保護者同伴の場合も含め、未成年者は入場できません
【定休日】日曜日(8月10日、17日は除く)、8月13日(水)~16日(土)
【料金】最初のセット(生ビール&酒菜)1名2,500円、ドリンク・アラカルトメニューは追加料金
【場所】上七軒歌舞練場 Google map
【問合せ】075-461-0148
【公式ホームページ】https://www.maiko3.com/beer-garden/

【祇園祭】
祇園囃子が聞こえる宵山へ

夏の京都を語るうえで欠かせない行事といえば祇園祭です。山鉾巡行が行われる3日前から前日にかけては宵山と呼ばれ、お祭りムードが一段と高まります。夕刻からはお囃子を披露する山鉾が増え、絢爛豪華な懸装品や会所飾りなど、見どころがあちらこちらに。こまめに水分補給をしながら、京都が誇る伝統行事を堪能しましょう。
 

【下鴨神社】
ひんやりとした御手洗池で無病息災を祈願「御手洗祭」

世界遺産・下鴨神社「御手洗祭」は、みたらし団子の発祥と伝わる御手洗池で、土用の丑の日前後に行われる神事。普段は入ることができない清らかな御手洗池に素足を浸してゆっくりと進み、祭壇にロウソクを供え無病息災を祈願します。池から上がったあとは、御神水をいただき、心身共にお清めを。夜はロウソクの灯りが水面にゆらゆらと揺れ、幽玄な雰囲気が漂います。
 
■御手洗祭
【日程】2025年7月18日(金)~27日(日)
    9:00~20:00
【料金】灯明料500円
【場所】下鴨神社 詳細情報はこちら
【問合せ】075-781-0010
【公式ホームページ】https://www.shimogamo-jinja.or.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/shimogamojinja/

【旧三井家下鴨別邸】
週末限定のノスタルジックなひととき「夏の夜間開館」

御手洗祭とあわせて訪れたいのが、下鴨神社の一の鳥居そばに位置する旧三井家下鴨別邸。呉服・両替商で発展した豪商・三井家の別邸で、貴重な近代和風邸宅として重要文化財に指定されています。週末限定で行われる「夏の夜間開館」は料金に冷たいドリンクが含まれているため、ひとやすみにぴったり。風鈴の音色に耳を澄ませながら、縁側や庭園のベンチでノスタルジックな時間を過ごせそうです。
 
■旧三井家下鴨別邸 夏の夜間開館
【日程】2025年7月18日(金)~21日(月・祝)、25日(金)~27日(日)
    17:30~20:30(受付終了20:00)
【料金】1階1,200円、2階1,800円(共にワンドリンク付)※2階はWEBからの事前予約優先制
【場所】旧三井家下鴨別邸 詳細情報はこちら
【問合せ】075-366-4321

【元離宮 二条城】
“納涼”アートイベントを開催!「NAKED meets 二条城 2025 夕涼み」

  • 「NAKED meets 二条城 2025 夕涼み」(写真はイメージ)

    「NAKED meets 二条城 2025 夕涼み」(写真はイメージ)

  • 内堀 Twilight Bloom – A Summer Tale(写真はイメージ)

    内堀 Twilight Bloom – A Summer Tale(写真はイメージ)

  • 唐門前 SASAFUNE Drift(写真はイメージ)

    唐門前 SASAFUNE Drift(写真はイメージ)

  • 唐門前 キャンドルすくい(写真はイメージ)

    唐門前 キャンドルすくい(写真はイメージ)

  • 唐門前・二の丸御殿車寄せ前 川音 Kawato no NIWA(写真はイメージ)

    唐門前・二の丸御殿車寄せ前 川音 Kawato no NIWA(写真はイメージ)

クリエイティブカンパニー「NAKED, INC.(ネイキッド)」が、アートプロジェクト「NAKED GARDEN ONE KYOTO 2025」の一環として、「NAKED meets 二条城 2025 夕涼み」を開催します。
二の丸庭園や蛍のきらめきをイメージした清流園でのライトアップに加え、約75メートルに及ぶ内堀を舞台にしたプロジェクションマッピングなど見どころたっぷり。どこか懐かしい「射的」や「キャンドルすくい」、デジタルテクノロジーを駆使した体験型アート「SASAFUNE Drift」にもご注目を。かき氷や炭酸ドリンク、日本酒などが販売される屋台が、納涼イベントの雰囲気をさらに演出。見て、体験できる、盛りだくさんのラインアップです。
 
■「NAKED meets 二条城 2025 夕涼み」
【日程】2025年7月25日(金)~8月24日(日)
    18:30~22:00(最終入場21:20)
※会期中無休(雨天催行、荒天時は中止の可能性あり)
※万が一の中止等は公式サイトや公式Xにてお知らせします
※都合により内容は予告なく変更する場合があります
【料金】中学生以上1,800円(金土日祝は2,200円) ※前売りは1,400円(金土日祝は1,800円)
【場所】元離宮 二条城 詳細情報はこちら
【問合せ】06-7732-8890(NAKED meets 二条城 運営事務局/2025年6月12日(木)~7月24日(木)10:00~17:00、7月25日(金)~8月24日(日)10:00~22:00)
【公式ホームページ】https://event.naked.works/nijojo/summer/ja/
※注意事項やチケットの購入方法は公式ホームページでご確認ください

【高台寺】
毎年恒例の夏のライトアップを開催! 「夏の夜間特別拝観」

京都屈指の観光地“東山エリア”にある高台寺は、豊臣秀吉の菩提を弔うため、正室・ねねが建立した禅寺。毎年8月1日から秀吉の祥命日と伝わる8月18日まで、伽藍や庭園のライトアップが行われます。臥龍池の水面に映り込む青もみじや、灯りに照らされ幻想的に浮かび上がる竹林など、境内全体が妖艶な雰囲気に。方丈前庭「波心庭」で実施される趣向を凝らしたプロジェクションマッピングも必見です。
 
■高台寺 夏の夜間特別拝観
【日程】2025年8月1日(金)~18日(月)  
      17:00~21:30(受付終了)
【料金】600円
【場所】高台寺 詳細情報はこちら
【問合せ】075-561-9966
【公式ホームページ】https://www.kodaiji.com/

【北野天満宮】
幽玄な灯りに浮かぶ「北野七夕祭」

全国に約12,000社ある天満宮・天神社の総本社 北野天満宮。1年を通して数々の神事・行事が執りおこなわれますが、10年前の平成27年(2015)に再興されたのが北野七夕祭です。境内を流れる御手洗川に足を浸け、ろうそくに火を灯し献灯する足付け燈明神事や通常非公開の「国宝御本殿石の間」の通り抜け神事を催行(8月8日~11日)。日中も参加することが可能ですが、訪れるなら、気温が落ち着き境内のライトアップも楽しめる夜がおすすめ。七夕の笹飾りに加え、令和9年(2027)に行われる「菅公御神忌千百二十五 半萬燈祭」に向けて奉納された提灯が、夏の夜の風情を一層引き立ててくれます。
 
■北野七夕祭
【日程】2025年8月2日(土)~17日(日)
    9:00~20:00(受付終了19:40)
    ※御本殿石の間通り抜け神事は8月8日(金)~11日(月・祝)
【料金】境内無料、足つけ燈明神事500円(御手洗ろうそく付)、石の間通り抜け神事1,000円
【場所】北野天満宮 詳細情報はこちら
【問合せ】075-461-0005
【公式ホームページ】https://kitanotenmangu.or.jp/

【清水寺】
一日のお参りで、千日分のご利益を授かる「千日詣り・宵まいり」

“清水の舞台”でお馴染みの世界遺産・清水寺「千日詣り」(8月9日~16日)の期間は、一日のお参りで千日詣でたのと同じご利益が授かれるという観音様の大功徳日です。通常入ることのできない本堂内々陣の特別拝観も行われ、「千日詣り」のお札も授与いただけます。「宵まいり」期間中は夜もお参りができ、境内ではライトアップも実施。清水門前から三年坂、二年坂の石畳では露地行灯が灯り、京都らしい風情が楽しめます。

■宵まいり
【日程】2025年8月14日(木)~16日(土)
    18:30~21:00(受付終了)
【料金】500円
【場所】清水寺 詳細情報はこちら
【問合せ】075-551-1234
【公式ホームページ】https://www.kiyomizudera.or.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/Kiyomizudera.Kyoto#
【公式Instagram】https://www.instagram.com/feel_kiyomizudera/
※掲載内容は2025年6月30日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. 「そう京」編集部

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