建仁寺 霊源院
梅雨に入り、ぐずついた天候の日が多い京都。つい足取りが重くなってしまいますが、雨や曇りのしっとりした風情に咲く花風景もおすすめです。いま見頃を迎えている花名所を、撮れたての写真とともにご紹介します!
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【平安神宮】花菖蒲が見頃を迎えています
紅しだれ桜の名所として知られる平安神宮。4つのお庭から構成される神苑のうち、「西神苑」で花菖蒲が見頃を迎えています。まだ開花前のものもありますが、全体的には今が真っ盛りといえそうです。ピンク色の睡蓮も美しい♪
平安神宮では例年、9月19日と6月に一度、神苑の無料公開が行われますが、今年は6月13日(火)に開催。花菖蒲もまだまだ見頃が続いているでしょうから、日程のあう方はこの機会にお越しになられてはいかがでしょうか。この日限定で、花菖蒲の特別御朱印(書き置きのみ、500円)も用意されるそうです。
西神苑を後にし、中神苑に向かうと、水面にはたくさんの睡蓮が。白や黄色の花が、神苑をカラフルに彩ります。睡蓮は午後になると花を閉じるので、ご覧になりたい方は午前中に訪れることをおすすめします。
【三室戸寺】いよいよ本格的な見頃に♪
約20,000株という圧倒的な数の紫陽花が植わり、関西でも屈指の人気スポットである三室戸寺。紫陽花の開花が順調に進み、見頃に突入しました♪
境内を巡ってみれば、赤、青、紫、白・・・ と色とりどりの紫陽花が。色だけではなく、種類や形もまた様々。園路をくまなく歩いて、自分好みの紫陽花を探してみましょう。
撮影日:2023年6月9日(金)
熱心に写真を撮影されている方がいらっしゃったので近づいてみると・・・ ハート型の紫陽花を発見! 例年、いくつか発見例があるようですが、本日はあじさい園の入口付近で見つけることができました♪ ハート型のほかにも、ミッキー〇ウスのように、2つの大きな耳を付けたような花が咲くこともあるそうですので、訪れたならじっくりと観察してみましょう。
【柳谷観音 楊谷寺】早咲きの紫陽花が見頃! そして空にも紫陽花が?
6月1日(木)より「あじさいウイーク」が開催されている楊谷寺では、早咲きの紫陽花が見頃を迎えていました。
境内を巡ってみたところ、全体的には「見頃はじめ」といった咲き具合。遅咲きの種や日当たりの悪い場所に花を咲かせるものも踏まえると、まだまだ1ヵ月ほどは紫陽花を楽しむことができそうです。
見頃の時季をはずしてしまっても、紫陽花の美しい風景に出会えることができるのが楊谷寺の嬉しいポイント! お寺の代名詞ともいえる “花手水”では、「あじさいウイーク」にふさわしく、紫陽花がメインとして登場中。境内に佇む眼力稲荷社近くの石段には、紫陽花のプランターが並べられ、多くの方が足を止めて楽しまれていました。そして今年は、空にも注目を・・・
なんと空にも紫陽花が♪ 言わずもがな“傘”なのですが、今年が初めての試みであるそう。訪れたのは晴れ間が覗く日でしたが、青空の下で紫陽花の柄が綺麗に映えていました。
また、本堂に入り、奧へ進んだ先に広がる京都府指定の名勝庭園「浄土苑」ではサツキが見頃。満開と言っても良い咲き具合でした。楊谷寺に訪れたなら、こちらもぜひお立ち寄りください!
【建仁寺 霊源院】紫陽花に似た「甘茶」の花が見頃
最後にご紹介するのは、現在展開中の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの舞台、六波羅蜜寺から歩いて5分ほどの霊源院。通常は非公開ですが、7月17日(月・祝)までの間、特別公開が行われており、現在は、甘茶(あまちゃ)の花が見頃を迎えています。
一見すると額紫陽花のような花姿ですが、山紫陽花の変種であるそう。一般的な紫陽花に比べ、やや早くに見頃を迎えるということもあり、ほぼ満開のブルーの花が枯山水庭園を瑞々しく彩っていました。
なお、「茶」と名前に付くように、甘茶は飲むこともでき、甘い味が特徴であるとのこと。10日(土)、11日(日)には甘茶の提供(和菓子付、500円)が行われるそうですので、お庭を眺めながら一服されてみてはいかがでしょうか。
撮影日:2023年6月8日(木)
霊源院といえば、趣向を凝らした限定御朱印も人気を博しますが、現在開催中の「花咲く京都」キャンペーンでは切り絵御朱印プランの対象寺院としてもラインアップ。甘茶にくわえ、本堂天井画の龍がデザインされ、霊源院の魅力が詰めこまれた御朱印となっています。受け取るには事前申込みが必要となりますので、気になる方は特設ページをご確認ください!
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※掲載内容は2023年6月9日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。