来る2024年の干支は、「辰」! かわいらしいウサギから、迫力あるかっこいい龍にバトンタッチです。十二支のなかで唯一の架空の動物であり、天に昇る姿から特に縁起が良いとされています。京都の社寺を訪ねると、天井画や襖絵などで様々な龍に出会いますよね。たくさんあってどこへお参りしようか悩むところですが、今回は2024年ならではの情報を交えながら、おすすめスポットをお届けします。
※年末年始の参拝・拝観時間は異なる場合があります。事前に公式ホームページ・SNSをご確認ください。
\新年は京都で龍スポットを巡って運気上昇!/
※年末年始の参拝・拝観時間は異なる場合があります。事前に公式ホームページ・SNSをご確認ください。
【瀧尾神社】いまにも舞い降りる!? “龍の彫刻”の天井
まずはアクセス便利なスポットをご紹介。「京都駅」からJR奈良線に乗って1つ目、「東福寺駅」から徒歩2分程の場所に、知る人ぞ知る“龍”にまつわる神社があります。その名も瀧尾(たきお)神社。様々な社寺で“龍の天井画”を見かけますが、こちらにはめずらしい“龍の彫刻”が! 拝殿の天井いっぱいに広がり、全長約8メートル。躍動感たっぷりで、かつては「夜な夜な川へ水飲みに動き出す」と人々に恐れられ、金網が張られていたほど。
江戸時代後期の社殿整備に伴い、彫刻師・丸山新太郎が制作したという彫刻です。丸山家はかつて、祇園祭の大船鉾の龍頭も手がけたと伝わります。約150年ぶりの巡行復活(2014年)を経て、2016年に龍頭を新調する際は、神社の彫刻をモデルに再現されました。よく見ると、確かに似ています!
江戸時代後期の社殿整備に伴い、彫刻師・丸山新太郎が制作したという彫刻です。丸山家はかつて、祇園祭の大船鉾の龍頭も手がけたと伝わります。約150年ぶりの巡行復活(2014年)を経て、2016年に龍頭を新調する際は、神社の彫刻をモデルに再現されました。よく見ると、確かに似ています!
目を見張る彫刻は本殿回廊にも。阿吽の龍をはじめ、十二支、鶴、鳳凰、麒麟などの彫刻がぎっしり施されています。お参りしたらじっくり見てみましょう。緻密な彫刻で、気付けばあっという間に時間が過ぎているかも・・・
ちなみに東福寺駅近くには「ドラゴンバーガー」という、独創的なハンバーガー屋さんがあります。ランチに訪ねてみてはいかがでしょう。
■瀧尾神社
【参拝時間】境内自由、授与所10:00~16:00
【アクセス】JR奈良線「東福寺駅」から徒歩約2分 Google map
ちなみに東福寺駅近くには「ドラゴンバーガー」という、独創的なハンバーガー屋さんがあります。ランチに訪ねてみてはいかがでしょう。
■瀧尾神社
【参拝時間】境内自由、授与所10:00~16:00
【アクセス】JR奈良線「東福寺駅」から徒歩約2分 Google map
【龍安寺】2023年に完成! 襖絵「雲龍図」特別公開中
禅の世界を感じる“石庭”が有名な世界遺産・龍安寺。この庭をひとめ見ようと世界中から参拝者が訪れ、一年を通して、方丈の縁側は多くの方が腰掛けています。石庭をじっくり眺めたら、方丈の室内にご注目を♪ 元首相・細川護熙氏が描いた襖絵「雲龍図」の特別公開が行われています。
襖絵は約3年の制作期間を経て奉納されたもの。生まれたての“第一の龍”から仙人のような老龍“第九の龍”まで、変容していく様子を40面にわたり描いています。少しずつ異なる表情や世界観を墨の濃淡のみで表現されていることに驚くばかり。襖いっぱいにうねる龍はどれも圧巻です!
特別公開は2023年4月からはじまり、第3期となる11月から2024年3月31日(日)までは32面(第二から八の龍)をご覧いただけます。記念すべき辰年に、“龍”を冠したお寺へ龍の襖絵を見に行きませんか。
襖絵は約3年の制作期間を経て奉納されたもの。生まれたての“第一の龍”から仙人のような老龍“第九の龍”まで、変容していく様子を40面にわたり描いています。少しずつ異なる表情や世界観を墨の濃淡のみで表現されていることに驚くばかり。襖いっぱいにうねる龍はどれも圧巻です!
特別公開は2023年4月からはじまり、第3期となる11月から2024年3月31日(日)までは32面(第二から八の龍)をご覧いただけます。記念すべき辰年に、“龍”を冠したお寺へ龍の襖絵を見に行きませんか。
■龍安寺
【拝観時間】8:30~16:30(3月~11月は8:00~17:00)
【拝観料】600円
【電話】075-463-2216
【アクセス】市バス「竜安寺前」バス停からすぐ、市バス「立命館大学前」バス停から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://www.ryoanji.jp
【拝観時間】8:30~16:30(3月~11月は8:00~17:00)
【拝観料】600円
【電話】075-463-2216
【アクセス】市バス「竜安寺前」バス停からすぐ、市バス「立命館大学前」バス停から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://www.ryoanji.jp
【泉涌寺 雲龍院】多彩な“龍”が勢揃い。「京の冬の旅」特別公開も開催!
名前に“龍”がつくお寺は、泉涌寺の塔頭にもあります。山内のいちばん奥にたたずむ雲龍院です。拝観受付の奥では、迫力ある雲龍の衝立がお出迎え。見る角度によって顔の大きさが変化するそうで、まずはじっくり向き合ってみましょう。そして左下をよく見ると、何かありますよね・・・ その名も“子龍”ちゃん! 雲龍院のマスコットとして、公式SNSにも登場するかわいい龍(ぬいぐるみ)です。
雲龍院は、恒例の冬イベント「京の冬の旅」の特別公開箇所のひとつ。テーマ「辰年のご利益 京の龍めぐり」にちなみ、襖絵「双龍風雷図」をはじめ、木村徳応筆の辰年の護り本尊「普賢延命菩薩像」や、龍とともに描かれた十六羅漢の一人「伐闍羅弗多羅尊者像」など、龍にまつわる寺宝が特別公開されます。
期間は2024年1月6日(土)から3月18日(月)まで(1月8日(月・祝)は拝観休止)。雲龍院をはじめ様々な龍スポットをスムーズにめぐりたい方は、定期観光バス「【特別公開】京の冬の旅初公開めぐり!襖絵・絵画の美をたずねて」コースのご利用がおすすめです。
■泉涌寺 雲龍院
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)※「京の冬の旅」期間は10:00~16:30(受付終了16:00)
【拝観料】400円※「京の冬の旅」期間は600円
【電話】075-541-3916
【アクセス】市バス「泉涌寺道」バス停から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://www.unryuin.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/unryuin/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/unryuin
⇒「京の冬の旅」の詳細はこちら
期間は2024年1月6日(土)から3月18日(月)まで(1月8日(月・祝)は拝観休止)。雲龍院をはじめ様々な龍スポットをスムーズにめぐりたい方は、定期観光バス「【特別公開】京の冬の旅初公開めぐり!襖絵・絵画の美をたずねて」コースのご利用がおすすめです。
■泉涌寺 雲龍院
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)※「京の冬の旅」期間は10:00~16:30(受付終了16:00)
【拝観料】400円※「京の冬の旅」期間は600円
【電話】075-541-3916
【アクセス】市バス「泉涌寺道」バス停から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://www.unryuin.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/unryuin/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/unryuin
⇒「京の冬の旅」の詳細はこちら
【神泉苑】池は“龍の棲み処”!? 2024年3が日は御開帳も
京都には“龍の伝説”が残るスポットもたくさん。
神泉苑の境内をほぼ占める法成就池は、なんと“龍神の棲み処”なのだとか・・・
平安時代に日照りが続いた際、弘法大師空海はこの地で雨乞いをし、龍神「善女龍王」を呼び寄せました。すると雨が降り、安穏の世が訪れ、龍神は池に棲み着いたと伝わります。法成就池の中島には善女龍王社があり、扁額の文字は龍をモチーフにしたデザインです。
2024年は弘法大師空海の御請雨から1200年、さらに甲辰(きのえたつ)という、記念すべき年。善女龍王社にお参りし、龍神のご加護を授かりましょう。その際はぜひ、朱塗りの法就橋から参拝を。守護札(500円)を手に願いごとを念じながら橋を渡り、お参りすると願いが叶うそうですよ♪
※守護札は授与所でお求めください。
神泉苑の境内をほぼ占める法成就池は、なんと“龍神の棲み処”なのだとか・・・
平安時代に日照りが続いた際、弘法大師空海はこの地で雨乞いをし、龍神「善女龍王」を呼び寄せました。すると雨が降り、安穏の世が訪れ、龍神は池に棲み着いたと伝わります。法成就池の中島には善女龍王社があり、扁額の文字は龍をモチーフにしたデザインです。
2024年は弘法大師空海の御請雨から1200年、さらに甲辰(きのえたつ)という、記念すべき年。善女龍王社にお参りし、龍神のご加護を授かりましょう。その際はぜひ、朱塗りの法就橋から参拝を。守護札(500円)を手に願いごとを念じながら橋を渡り、お参りすると願いが叶うそうですよ♪
※守護札は授与所でお求めください。
2024年1月1日(月・祝)から3日(水)には、弘法大師空海御請雨1200年を記念して弁天堂の増運弁財天坐像(ご利益は諸芸上達)と本堂の毘沙門天像(ご利益は勝運)が御開帳されます。特に毘沙門天像の御開帳は初めてという、貴重な機会。初詣にもおすすめのスポットです。
■神泉苑
【拝観時間】6:30~20:00、授与所9:00~17:00
【拝観料】境内無料
【アクセス】地下鉄東西線「二条城前駅」から徒歩約2分 Google map
【公式ホームページ】http://www.shinsenen.org/
<増運弁財天坐像と毘沙門天像の御開帳>
2024年1月1日(月・祝)~3日(水)8:00~17:00
■神泉苑
【拝観時間】6:30~20:00、授与所9:00~17:00
【拝観料】境内無料
【アクセス】地下鉄東西線「二条城前駅」から徒歩約2分 Google map
【公式ホームページ】http://www.shinsenen.org/
<増運弁財天坐像と毘沙門天像の御開帳>
2024年1月1日(月・祝)~3日(水)8:00~17:00
【貴船神社】奥宮本殿の真下には、パワースポット“龍穴”が・・・
鴨川の源流にあたる貴船川のほとり、自然あふれる地にたたずむ貴船神社。参道に朱塗りの灯籠が並ぶ「本宮」からさらに奥へ徒歩15分程、静寂と深い木々に包まれる「奥宮」が鎮座しています。御祭神は、水を司る龍神・高龗神(タカオカミノカミ)。古くは本宮があった場所であり、ここが貴船神社創建の地です。
本宮本殿の真下には、“日本三大龍穴”のひとつに数えられる、大きな龍穴があるといいます。強大な力が噴出するパワースポットとされ、本殿修理の際に大工さんが誤ってノミを落としたところ、その力でノミが吹き上がったという逸話も。直接見ることはできませんが、神秘的なお社にお参りするとパワーを授かれそうですね。授与所では、お守りや御朱印帳など“龍”にちなんだ授与品・記念品が多く揃います。
本宮本殿の真下には、“日本三大龍穴”のひとつに数えられる、大きな龍穴があるといいます。強大な力が噴出するパワースポットとされ、本殿修理の際に大工さんが誤ってノミを落としたところ、その力でノミが吹き上がったという逸話も。直接見ることはできませんが、神秘的なお社にお参りするとパワーを授かれそうですね。授与所では、お守りや御朱印帳など“龍”にちなんだ授与品・記念品が多く揃います。
貴船神社の冬といえば「積雪日限定ライトアップ」が人気。2024年も開催予定となり、1月6日(土)から2月25日(日)までの土日祝の“積雪日のみ”行われます。開催の決定は、当日15時に公式ホームページや公式SNS(Facebook・Twitter)で発表されるとのこと。「もしかして・・・」という日は、ぜひチェックしてみて♪
■貴船神社
【参拝時間】6:00~18:00、授与所9:00~17:00
【参拝料】境内自由
【電話】075-741-2016
【アクセス】叡山電鉄鞍馬線「貴船口駅」から徒歩約30分、京都バス「貴船」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://kifunejinja.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kifunejinja
【公式X(Twitter)】https://twitter.com/kifunejinja
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kifunejinja/
■貴船神社
【参拝時間】6:00~18:00、授与所9:00~17:00
【参拝料】境内自由
【電話】075-741-2016
【アクセス】叡山電鉄鞍馬線「貴船口駅」から徒歩約30分、京都バス「貴船」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://kifunejinja.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kifunejinja
【公式X(Twitter)】https://twitter.com/kifunejinja
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kifunejinja/
【平安神宮】初詣の人気スポットで、辰年ならではの特別御朱印を♪
平安神宮は平安遷都1100年を記念して創建された、京都では比較的新しい神社です。碧瓦と朱のコントラストが印象的な社殿は、平安京の大内裏の正庁「朝堂院」を約8分の5に縮小し、再現されたもの。平安京は“四神相応の地”に築かれ、大極殿に向かって右手の建物は、四神のひとつ蒼龍にちなみ「蒼龍楼」と呼ばれています。釣り灯籠には、よく見ると四神のモチーフが。もちろん蒼龍もあるので、見つけてみましょう。
近年、平安神宮では四季折々の特別御朱印を展開され、楽しみにしている方も多いはず。2024年1月1日(月・祝)から15日(月)には、2種類の特別御朱印が登場します。どちらも辰年ならではのデザインなので、初詣の際はぜひ拝受してくださいね♪
■平安神宮
【参拝時間】6:00~17:00、授与所7:30~17:00、神苑8:30~16:30※季節により異なる
【参拝料】境内無料、神苑600円
【電話】075-761-0221
【アクセス】地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://www.heianjingu.or.jp/
【公式X(Twitter)】https://twitter.com/kyotoheianjingu
【公式Instagram】https://www.instagram.com/heianjingu_official/
■平安神宮
【参拝時間】6:00~17:00、授与所7:30~17:00、神苑8:30~16:30※季節により異なる
【参拝料】境内無料、神苑600円
【電話】075-761-0221
【アクセス】地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://www.heianjingu.or.jp/
【公式X(Twitter)】https://twitter.com/kyotoheianjingu
【公式Instagram】https://www.instagram.com/heianjingu_official/
【下鴨神社】干支の社にお参り。辰年お守りが新登場!
京都最古の神社のひとつ、下鴨神社。太古の原生林を残す糺(ただす)の森に包まれ、広大な境内を誇ります。縁結びの相生社、美麗祈願の河合神社、今年注目を集めたラグビーゆかりの雑太社(さわたしゃ)など、様々な末社・摂社があるなか、本殿付近には干支の守護神を祀る言社(ことしゃ)があります。7棟が並び、辰年のお社は中門をくぐり左手に。辰年の方はもちろん、2024年が素晴らしい一年になるよう、皆さまお参りください。
特集「新年は京都で龍スポットを巡って運気上昇」では、かわいらしい「干支守り」をご紹介しましたが、気になる授与品は他にも・・・ 2024年元旦からはSHO ARTIST吉川壽一氏が手がけた、龍の絵の「辰年お守り」が新登場するそう! 龍の力強さを感じるお守りを持ち歩けば、しっかり守ってくれそうですね。無くなり次第終了なので、気になる方はお早めに。
■下鴨神社
【参拝時間】6:00~17:00、授与所9:00~16:30
【電話】075-781-0010
【アクセス】市バス「下鴨神社前」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://www.shimogamo-jinja.or.jp/
【公式X(Twitter)】https://twitter.com/kamomioyajinja
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kamomioyajinja/
■下鴨神社
【参拝時間】6:00~17:00、授与所9:00~16:30
【電話】075-781-0010
【アクセス】市バス「下鴨神社前」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://www.shimogamo-jinja.or.jp/
【公式X(Twitter)】https://twitter.com/kamomioyajinja
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kamomioyajinja/
※掲載内容は2023年12月22日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。