2025年の干支は「巳」。脱皮を繰り返す姿は“再生”を連想させ、縁起の良い生き物とされます。ことさら注目されるのは、なんといっても金運のご利益でしょう。巳ゆかりのお寺や神社では、ヘビをモチーフに金運上昇の願いを込めた授与品が並びます。
今回は巳年にお参りしたい寺社のご紹介とともに、金運高まる授与品もピックアップ。「今年こそ宝くじ当選!」と意気込む方も、ぜひ参考にしてくださいね♪
\JR東海の謎とき企画第5弾 開催中!/
⇒「京都で出会いし若き蛇姫」はこちら
【大豊神社】2025年は狛巳さんにご挨拶♪
狛ねずみのお社として知られる大豊神社の本殿両脇に鎮座している動物が何かご存じでしょうか。
じつは2025年の干支、ヘビが祀られているのです! ご祭神は少彦名命(すくなひこなのみこと)、菅原道真公、応神天皇の3柱ですが、もとは仁和3年(887)に宇多天皇の病気平癒を願って少彦名命を祀ったのが神社の起源とされます。
少彦名命は医薬の神様であり、脱皮を繰り返す生命力の象徴ともいうべきヘビが神使いとして選ばれているのだとか。生活の基本は健康ですから、まさに1年の始まりにお参りするのにぴったりのお社です。
「健康はもちろん、やっぱり金運も…」という方もご安心を。金色に光輝く「金運財運御守」は、存在感たっぷりで、効果が期待できそうです。ほかにも巳年にふさわしい授与品がいっぱい♪ ぜひチェックしてくださいね。
【参拝時間】境内自由、授与所9:00~17:00
【参拝料】境内無料
【参拝料】境内無料
【電話】075-771-1351
【アクセス】市バス「宮ノ前町」バス停から徒歩約5分、「東天王町」バス停から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://ootoyojinja.jp/
【白雲神社】白ヘビの絵馬に願いをのせて
京都御苑内に鎮座する白雲(しらくも)神社は、かつて同地にあった西園寺家の鎮守社でした。西園寺家は琵琶のお家元であったため、音楽の神様としても信仰を集める妙音弁財天を祀ったと伝わります。
芸能上達のご利益の一方で、弁財天の使いが白ヘビであるため、ひと月に数回巡ってくる「巳の日」には、午前7時から「朝のお参り(朝参式)」が行われます。2025年の初巳の日は1月12日(日)。どなたでも参列できますので、気になる方はお参りを。
神様に願いを届けたいなら絵馬がおすすめ。琵琶に白ヘビが描かれた、白雲神社のオリジナルです。新年の抱負を書いてみるのも良いですね。
■白雲神社
【参拝時間】境内自由、授与所7:00~17:00
【参拝料】境内無料
【参拝料】境内無料
【電話】075-211-1857
【アクセス】地下鉄烏丸線「丸太町駅」から徒歩約10分 Google map
【日體寺】センス抜群! ヘビがおしゃれな授与品に
日體寺(にったいじ)は、清水寺への参詣者が多く行き交う清水坂にある日蓮宗のお寺です。京都御所を中心に十二支の方角に妙見大菩薩を祀る洛陽十二支妙見のひとつで、日體寺は南南東の巳の方角に位置します。「巳」の妙見大菩薩は、厄除開運と財運のご利益に加え、災いから家を護る鎮宅妙見として親しまれています。
「巳」の妙見大菩薩とあって、お寺にはヘビにちなんだものがたくさんあります。「なで巳様」は優しく撫でる方に財運のご利益を運ぶ、ありがたい御像。とぐろを巻く姿はご縁がめぐりめぐる象徴とされ、金運だけでなく、人との縁も運んでくれるそうです。たくさんの人に撫でられて、顔つきもなんだか優しく見えますね。
注目はヘビをモチーフにしたさまざまな授与品。「御朱印帳」はご住職が約二年の製作期間をかけた逸品です。デザインもさることながら、一番のこだわりは紙。墨書きしやすい上質な「鳥の子紙」を使っているのですが、「鳥の子紙」は本来、生成りの色が一般的。しかし、ありがたい白ヘビにちなんで、より白い紙を追求した結果、「白鳥の子紙」を用いた「御朱印帳 白」ができあがったそうです。
私のおすすめは「巳御守」。よく見ると生地がヘビ柄になっているのですが、なんと表と裏でヘビの腹と背が巧みにデザインされているのです! こちらもご住職のアイデアというから驚きです。
さらに嬉しいニュースを。巳年にちなんで、新年より金色の巳御守が登場するそうです。財運アップを願うなら、ぜひ手に入れたいですね。
■日體寺
【拝観時間】境内自由、授与所9:00~17:00
【拝観料】境内無料
【拝観料】境内無料
【電話】 075-561-1248
【アクセス】市バス「清水道」から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】http://www.nittaiji.com/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/nittaiji.kyoto/
【六波羅蜜寺】巳の日にだけいただける金印
空也上人立像を採り上げた2023年初夏の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンが記憶に新しい六波羅蜜寺。
境内に入って、正面に見えるのが福寿弁財天堂です。こちらの弁財天は都七福神めぐりのひとつにあたり、京都人にとっても馴染み深い存在です。
お参りするなら「巳の日」に合わせるのはいかがでしょう。12日ごとにめぐってくる弁財天のご縁日で、六波羅蜜寺では弁財天の御朱印に、「巳の日」限定のありがたい金印を押していただけます。白ヘビと小判があしらわれた縁起の良いデザインは、巳年にこそいただきたいですね。「巳の日」がいつにあたるかは、お寺の公式ホームページやInstagramで情報発信されていますので、逃さずチェックを。
【拝観時間】8:30~16:30、令和館(宝物館)9:00~16:15
【拝観料】境内無料、令和館(宝物館)600円
【電話】075-561-6980
【アクセス】市バス「清水道」バス停から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】https://rokuhara.or.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/rokuharamitsuji.temple/
【三室戸寺】不思議な姿はご利益尽くし!
西国三十三所霊場第10番札所の三室戸寺。本堂を目指して石段を上ると、にこやかに笑う宇賀神像が出迎えてくれます。頭が翁、体がヘビという珍しいお姿で、お寺では狛犬ならぬ「狛蛇」として人気を集めています。
じつは日本古来の神様で、撫でる場所によってご利益をいただけるのがポイント。立派な福耳は“福”、豊かな髭は“健康長寿”、ヘビのしっぽは“金運”を授けてくださるとのこと。
宇賀神の3つのチャームポイントを見事に表現した、可愛らしいストラップは昨年(2023)登場したばかり。めでたい金色のお姿が金運アップに一役買ってくれそうです。
【拝観時間】11月~3月/8:30~16:00(受付終了15:10)
4月~10月/8:30~16:30(受付終了15:40)
【拝観料】1,000円 ※2024年12月は500円
【電話】 0774-21-2067
【アクセス】京阪宇治線「三室戸駅」から徒歩約15分 Google map
【公式ホームページ】https://www.mimurotoji.com
【公式Instagram】https://www.instagram.com/mimurotoji
※掲載内容は2024年12月18日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。