本満寺
いよいよ桜シーズンがはじまりました! 「京都の桜=混雑」というイメージがありますが、時間や時季などを“ずらす”ことによってお花見を満喫することができます。まだまだ密が気になる昨今。快適な京都のさくら旅を楽しむための6つのずらしテクニック(ずらしテク)をご紹介します。
【ずらしテクその1】
狙い目は“早朝”!!
上賀茂神社
日中は混み合う桜名所も、午前中は比較的空いているスポットが多く、狙うなら早朝がベスト。午前9時から開門する社寺が多いなか、「8時30分以前に拝観可能なスポット」を巡ってみるのはいかがでしょうか。
洛北エリアにある上賀茂神社は、朝5時30分から参拝OK。朝陽に包まれていく境内の桜は圧巻の美しさです。嵯峨野・嵐山エリアの天龍寺も、朝8時30分から参拝できるお寺。界隈には、二尊院や清凉寺、大覚寺など桜名所が点在しますので、早起きをして充実した桜めぐりを楽しみましょう♪
⇒【京都桜情報】早朝からお花見OK! 京都・桜名所ガイド(2019年2月掲載)
【ずらしテクその2】
早咲き&遅咲きの桜で、時季をずらす
本満寺
京都の桜のピークは、3月末から4月上旬にかけて。この頃はソメイヨシノが見頃を迎え、観光の方も多くなりがちです。でも、京都の桜はソメイヨシノだけではありません! 様々な品種の桜が植わる京都では、実は3月中旬から楽しめる“早咲き桜スポット”や、4月中旬まで楽しめる“遅咲き桜スポット”があるんです! それぞれに違った美しさがあり、ゆっくりお花見を満喫するならばぜひチェックを。車折神社や清凉寺など、3月12日(金)時点ですでに早咲きの桜の開花が進んでいるスポットもありますので、桜開花情報をチェックしてみてくださいね。
\本満寺や京都御苑、勧修寺など・・・ 早咲き桜はこちらをチェック!/
⇒【京都桜情報】ひとあし早くお花見♪ 京都・早咲きの桜名所 2021(2021年3月掲載)
仁和寺
遅咲きの桜スポットといえば、やはり「京都の桜のフィナーレ」として名高い仁和寺が有名です。その他にも、龍安寺にある石庭のしだれ桜や、自然豊かな大原・三千院の桜など、例年4月10日頃から見頃を迎えます。
\平野神社や二条城、六孫王神社など、遅咲き桜はこちらをチェック!/
⇒【京都桜情報】京都・遅咲きの桜名所7選 仁和寺・三千院ほか(2020年3月掲載)
【ずらしテクその3】
「定番エリア」を避けて、桜名所を満喫
■西山エリア
善峯寺
「東山エリア」や「嵯峨野・嵐山エリア」など人気の観光スポットは、桜シーズンはとりわけ混雑が予想されます。そんなときには、“別のエリア”に目を向けてみましょう。まず、おすすめなのは「西山エリア」。善峯寺や十輪寺、大原野神社など、西山のふもとや中腹に桜名所が並び立ち、ちょっとしたハイキング気分で桜めぐりを楽しめます♪
\西山エリアの桜スポット/
善峯寺、十輪寺、大原野神社、勝持寺、正法寺
■西陣エリア
水火天満宮
続いてのおすすめは、街中にある「西陣エリア」。住宅街の中に桜スポットが点在し、地元の方以外には訪れる方も比較的少なく、静かに桜と向き合うことができます。特に、水火天満宮の紅しだれ桜は見頃が長く続き、花弁の色の移り変わりが楽しめます。
\西陣エリアで桜さんぽ♪/
⇒【京さんぽ】知られざる桜名所へ「西陣」の桜さんぽ♪(2021年3月掲載)
\「桜開花情報」撮影スタッフTさんも西陣エリア推しです/
⇒【桜情報】「そう京」撮影班が教える、京都・桜の穴場ガイド(2018年2月掲載)
【ずらしテクその4】
ライトアップは「終盤」に行くのが吉
東寺
混雑するとわかっていても外せないのが、「夜間特別拝観」や「桜のライトアップ」。日中とは違う幻想的な風景は、一目見ておきたいですよね。訪れるなら、「開始直後の時間」より、「遅めの時間」の方が比較的空いているのでおすすめ。たとえば、京都駅から徒歩圏内にある東寺の「夜桜ライトアップ(金堂・講堂夜間特別拝観)」では、21時受付終了・21時30分拝観終了となりますので、20時30分ぐらいに訪れればお花見も仏様の鑑賞も余裕を持って楽しめます。時間に余裕のある方は、ぜひ試してみてくださいね。
\秋の“ずらし”ブログでもご紹介しました/
⇒【京都紅葉情報】“ずらし旅”でゆったり♪ 人気の紅葉スポット巡り 瑠璃光院・嵐山など(2020年10月掲載)
【ずらしテクその5】
名所は社寺だけじゃない! 川沿いの桜コースは、お散歩にもぴったり
半木の道
京都の桜名所は、社寺だけではありません。地元民の憩いのスポット・鴨川(賀茂川)や、京情緒が感じられる祇園白川など、川沿いの桜も見逃せないポイント。約70本の八重紅しだれ桜が咲き誇る半木(なからぎ)の道は、お花見散策コースとしておすすめです。岡崎疏水では、天気の良い日には水面にリフレクションする桜を眺めることもできます。時間に縛られることなく、存分に桜を愛でましょう♪
\川沿いの桜スポットをご紹介!/
⇒【京さんぽ】絵になる! 京都の“川沿い”桜スポット 渡月橋・半木の道など(2019年3月掲載)
【ずらしテクその6】
「春の特別拝観プラン」なら、人数限定で贅沢なお花見が可能!
清水寺
「それでもやっぱり混雑するんでしょ?」という方に、最後のずらしテクとして「特別なお花見」と「往復新幹線」がセットになった「春の特別拝観プラン」はいかがでしょうか。今年(2021年)は、時間や場所をずらして“密”を回避したお花見が楽しめる、全7スポットのプランをご用意。
人気の清水寺では、通常でも早めの開門時間(6時〜)をさらに早く5時から特別に開門していただき、最大で約1時間お花見を満喫いただけます。
平等院では3日間限定で、夜間貸切特別拝観も実施。その他、醍醐寺や仁和寺、等持院など名だたる桜名所を対象スポットとして、人数限定・参加者限定のプランをご用意しています。“特別な桜旅”をご検討中の方はぜひ参考になさってくださいね。
\詳細はこちらをチェック!/
⇒2021年春 おすすめ桜の京都情報(2021年3月掲載)