2025年ゴールデンウィークの京都で楽しみたいこと

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もうすぐ大型連休“ゴールデンウィーク”ですね。今回は、4月26日(土)から5月6日(火・振休)の間に行われるイベントやおすすめスポットなど、「今年のゴールデンウィークに京都で楽しみたいこと」をまとめました。ぜひ京都旅の参考にしてくださいね♪

清々しい“青もみじ”に癒やされる

初夏の京都でいちばんにおすすめしたいのが“青もみじ”です。その名の通り、春に芽吹いた青葉のモミジを表し、特にゴールデンウィークの頃は透き通るような美しさ。数多くの紅葉名所がある京都だからこそ、青もみじの名所もたくさんあります。新年度を迎えて何かと慌ただしい日々で疲れを感じたら、心癒される青もみじめぐりへ。

\おすすめの青もみじ名所をご紹介!/
⇒京都 青もみじ情報

昼間とはひと味違う! 幻想的なライトアップと夜間特別拝観

「ライトアップと夜間特別拝観」は、“京都観光で楽しみたいこと”の上位に挙げられる人気イベントです。桜と紅葉シーズンを中心に実施されていますが、ゴールデンウィークに行われるスポットも。気候も良い時季なので、心地よい夜のひとときが過ごせそうです♪

貴船神社

貴船神社

京の奥座敷にたたずむ貴船神社では、3日間限定で「新緑ライトアップ」を開催。朱塗りの灯籠に灯りがともり、青もみじに包まれる参道がいちだんと幻想的な風景になります。人気の「水占みくじ」(200円)は19時まで受付されているので、体験してみて。

■貴船神社「新緑ライトアップ」
【日程】2025年5月3日(土・祝)~5日(月・祝)
    日没~20:00 ※授与所は19:00まで
【料金】無料
【場所】貴船神社 詳細情報はこちら
【問合せ】075-741-2016
【公式ホームページ】http://kifunejinja.jp
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kifunejinja
【公式X】https://x.com/kifunejinja
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kifunejinja/

酬恩庵一休寺

酬恩庵一休寺

室町時代の禅僧、一休宗純が晩年を過ごした酬恩庵一休寺。このたび、クラウドファンディングの支援を受けて、ゴールデンウィーク期間中にライトアップが決定しました。5月2日(金)からの4日間は支援者向けの限定公開ですが、5月6日(火・振休)に限り、事前申込みで一般の方も拝観が可能です。谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を彷彿とさせる特別なライティングで、夜の禅寺と向き合ってみませんか。

■酬恩庵一休寺「陰翳と瞑想の世界」翠のライトアップ
【日程】2025年5月6日(火・振休)
    17:30~20:30
【料金】1,500円 ※要事前申込み。詳しくはこちら
【場所】酬恩庵一休寺 詳細情報はこちら
【問合せ】0774-62-0193
【公式ホームページ】https://www.ikkyuji.org/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/sukisukiikyuji
【公式Instagram】https://www.instagram.com/ikyuji/

★東山エリアの高台寺や京都駅近くの東寺、学問の神様を祀る北野天満宮でも「ライトアップと夜間特別拝観」が行われています。詳細は公式ホームページをご確認ください。

人数限定でゆったりとしたひとときを♪
旧邸御室の特別公開「“深緑の薫”特別観賞」

  • “庭鏡”の風景

    “庭鏡”の風景

  • 花の天井画

    花の天井画

世界遺産 仁和寺のほど近くに位置する旧邸御室。昭和初期に建てられた数寄屋造りの邸宅で、主屋や土蔵、茶室「双庵」などは国登録有形文化財です。注目は、花梨の一枚板のテーブルにお庭の緑が映り込む“庭鏡”の風景。花の天井や富士山の欄間彫刻など、室内随所にも見どころがあります。
  • お菓子のイメージ※プランによって異なります

    お菓子のイメージ※プランによって異なります

  • 2階からの眺め

    2階からの眺め

ゴールデンウィークともなれば混雑が気になるところですが、こちらの特別公開「“深緑の薫” 特別観賞」は、1日4部の完全入替制(要事前申込み)。人数限定でゆったり楽しめるほか、旧邸御室を熟知する館長さん自らの館内ガイドやお茶・お菓子のおもてなしもあります。さらに1部(9時~)と4部(16時~)は、通常非公開の2階や庭園の立ち入り禁止エリアをご覧いただけるなど、嬉しいポイントがいっぱい。気になる方はお早めにお申込みを!

※来場の際は、文化財保護のため靴下を着用ください(ストッキング不可)

■旧邸御室“深緑の薫” 特別観賞※要事前申込み

【期間】2025年4月26日(土)~28日(月)、5月4日(日・祝)~5月6日(火・振休)、5月31日(土)、6月1日(日)
【時間・料金】
1部9:00~10:50/5,500円、2部11:00~12:50/3,500円、3部14:00~15:50/3,500円、4部16:00~18:00/5,500円
※完全入替制。1部・4部のみ、通常非公開の2階や庭園の立ち入り禁止エリアをご覧いただけます
⇒詳細・申込みはこちら
【場所】旧邸御室 Google map
【問合せ】075-366-0376
【公式ホームページ】https://omuro-kyoto.jp
【公式Instagram】https://www.instagram.com/omurogram/

※4月30日(水)~5月2日(金)は館内自由見学(予約不要※2階見学なし)となり、気軽にお楽しみいただけます。

三室戸寺で“カラフルな絶景”に包まれる

  • 平戸つつじ園

    平戸つつじ園

  • あたり一面、カラフルです♪

    あたり一面、カラフルです♪

  • 宇賀神像

    宇賀神像

様々なお花が見頃を迎えるゴールデンウィーク。なかでもおすすめしたい花名所は、宇治の三室戸寺です。「花の寺」と呼ばれ、シャクナゲのほか、約2万株もの平戸ツツジが咲き誇ります。例年ゴールデンウィーク頃から見頃を迎え、ピンクや白の花が斜面を埋め尽くし・・・ 息を呑むほどの絶景を楽しませてくれます。今年(2025)は巳年。三室戸寺の境内では、頭が翁、体がヘビという珍しいお姿の宇賀神像が人気を集めています。お参りしたら、像を撫でてご利益を授かりましょう。

また、今年は「久留米つつじ園」が新たに開園しました。平戸ツツジより早く見頃を迎える花で、公開は4月27日(日)まで。ゴールデンウィーク前半に訪れたら、こちらもお見逃しなく。

■平戸つつじ園の公開
【日程】2025年4月19日(土)~5月11日(日)
    8:30~15:40
【料金】1,000円
【場所】三室戸寺 詳細情報はこちら
【問合せ】0774-21-2067
【公式ホームページ】https://www.mimurotoji.com/
【公式X】https://x.com/mimurototemple
【公式Instagram】https://www.instagram.com/mimurotoji/

\美しい名所は他にも!/
⇒「カラフルな花景色! 京都のツツジ名所6選」

今だけ公開中! 建築、仏像、襖絵・・・ 貴重な文化財を堪能
「春期京都非公開文化財特別公開」

  • 山門 天井画「蟠龍図」(くろ谷 金戒光明寺)

    山門 天井画「蟠龍図」(くろ谷 金戒光明寺)

  • お茶屋 内部(伏見稲荷大社)

    お茶屋 内部(伏見稲荷大社)

「古都ならではの文化財を楽しみたい」という方は、春秋恒例の「京都非公開文化財特別公開」めぐりへ。ゴールデンウィーク期間中は、くろ谷 金戒光明寺や伏見稲荷大社など京都府下全16ヵ所で行われます(※一部公開期間は異なる)。各スポットでは、文化財や歴史を詳しく解説するミニ講演会も。日時限定開催となるので、詳細は公式ホームページでご確認ください。
  • 【初公開】本尊秘仏不動明王半跏像(北向山不動院)

    【初公開】本尊秘仏不動明王半跏像(北向山不動院)

  • 【初公開】伝伊藤若冲筆「鶏図」(円妙院)

    【初公開】伝伊藤若冲筆「鶏図」(円妙院)

  • 阿弥陀如来坐像(安楽寿院)

    阿弥陀如来坐像(安楽寿院)

公開箇所は京都各地にありますが、おすすめは伏見エリア! 初公開2ヵ寺を含む6社寺で特別公開が行われます。鳥羽上皇ゆかりの北向山不動院(きたむきざんふどういん)では、都を守護するため北向きに祀られる御本尊の秘仏半跏不動明王像(重文)を御開帳。円妙院では、伊藤若冲筆と伝わる鶏の板戸絵をご覧いただけます。大雲寺や安楽寿院なども公開される伏見を、じっくりめぐってみませんか。

特別公開にあわせて、おこしバス(京都定期観光バス)では『春の特別公開文化財めぐりと下鴨福助「松華堂」』が運行されます。北向山不動院、安楽寿院のほか、昼食もセットになった嬉しいコース。効率よくめぐりたい方におすすめです。

■春期京都非公開文化財特別公開
【日程】2025年4月26日(土)~5月11日(日)
    9:00~16:00(受付終了)
【料金】1ヵ所1,000円
※日程・時間・料金ともに、公開箇所により一部異なります。詳しくは公式ホームページでご確認ください
【問合せ】075-451-3313(京都古文化保存協会/平日10:00~17:00)
【公式ホームページ】https://www.kobunka.com/
【公式X】https://x.com/kyoto_kobunka

京都国立博物館に日本美術の名品が集結!
大阪・関西万博開催記念 特別展「日本、美のるつぼー異文化交流の軌跡—」

  • 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 葛飾北斎画 江戸時代 天保2年(1831)頃 山口県立萩美術館・浦上記念館所蔵<br/>
 [前期展示※後期は和泉市久保惣記念美術館所蔵品を展示]

    富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 葛飾北斎画 江戸時代 天保2年(1831)頃 山口県立萩美術館・浦上記念館所蔵
    [前期展示※後期は和泉市久保惣記念美術館所蔵品を展示]

  • 国宝 風神雷神図屏風 俵屋宗達筆 江戸時代 17世紀 京都・建仁寺所蔵[通期展示]

    国宝 風神雷神図屏風 俵屋宗達筆 江戸時代 17世紀 京都・建仁寺所蔵[通期展示]

  • 「十八羅漢坐像のうち羅怙羅尊者像(らごらそんじゃぞう)」范道生作(京都・萬福寺所蔵)[通期展示]はフォトスポットになっています。<br/>
展覧会の思い出に、ぜひ撮影してみて♪

    「十八羅漢坐像のうち羅怙羅尊者像(らごらそんじゃぞう)」范道生作(京都・萬福寺所蔵)[通期展示]はフォトスポットになっています。
    展覧会の思い出に、ぜひ撮影してみて♪

  • 京都国立博物館 平成知新館 外観

    京都国立博物館 平成知新館 外観

日本が誇る貴重な文化財に触れてみませんか。京都国立博物館では、2025年4月19日(土)から特別展「日本、美のるつぼ—異文化交流の軌跡—」がスタート。大阪・関西万博の開催を機に、古今東西の芸術文化の交流から生まれた日本美術の至宝が一堂に会する展覧会です。

弥生・古墳時代から明治期までの絵画、彫刻、書跡、工芸品など、国宝19件、重要文化財53件を含む200件の文化財をお楽しみいただけます。なかには、今春誕生したばかりの新「国宝」、新「重要文化財」も! 葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」や俵屋宗達の「風神雷神図屏風」(国宝)など、誰もが知る名品の数々をじっくりご覧ください。

■大阪・関西万博開催記念 特別展「日本、美のるつぼ—異文化交流の軌跡—」
【日程】2025年4月19日(土)~6月15日(日)
<主な展示替>
前期:4月19日(土)~5月18日(日)
後期:5月20日(火)~6月15日(日)
※会期中、一部の作品は上記以外も展示替を行います
9:00~17:30(受付終了17:00)※金曜日は~20:00(受付終了19:30)
【電話】075-525-2473(テレホンサービス)
【場所】京都国立博物館 平成知新館 詳細情報はこちら
【料金】2,000円(一般)
【公式ホームページ】https://rutsubo2025.jp/
【公式X】https://x.com/rutsubo2025
【公式Instagram】https://www.instagram.com/rutsubo2025/
\ゴールデンウィークのおすすめ情報!/
特別展が行われる平成知新館の前には、明治28年(1895)に竣工した明治古都館(重文)があります。 現在は免震改修工事他の基本計画を進めるため通常非公開ですが、2025年4月29日(火・祝)から5月6日(火・振休)に中央ホール・玄関ホールが特別公開されます! 印象的な近代建築だけに、その内部が気になっている方も多いのではないでしょうか。予約不要なので、特別展を鑑賞したらぜひお立ち寄りください。詳細はこちら。

町全体で盛り上がる! 写真フェスティバル
「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2025」

  • Chichén Itzá, Mexico, 2002 © Martin Parr/Magnum Photos

    Chichén Itzá, Mexico, 2002 © Martin Parr/Magnum Photos

  • 左:Feminist!, 2022, Abidjan 右:Fishing in kamo river, 2024, Kyoto © Laetitia Ky

    左:Feminist!, 2022, Abidjan 右:Fishing in kamo river, 2024, Kyoto © Laetitia Ky

  • JR「Printing the Chronicles of Kyoto」の展示風景

    JR「Printing the Chronicles of Kyoto」の展示風景

  • Adam Rouhana「The Logic of Truth」の展示風景

    Adam Rouhana「The Logic of Truth」の展示風景

国内外のアーティストの写真コレクションが楽しめる「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。13回目となる2025年は「HUMANITY」をテーマに、13組のアーティストが参加し、京都市内14会場で展覧会が開催されます。作品はもちろん、お寺や町家の歴史的建造物、モダンな近現代建築など京都ならではの空間で楽しめるのも魅力です。

期間中はサテライトイベントとして「KG+」が開催され、京都市内約120ヵ所で150を超える展覧会もお楽しみいただけます。京都の街全体で盛り上がる写真フェスティバル。アートにたっぷり浸るゴールデンウィークはいかがでしょう。

■KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2025
【日程】2025年4月12日(土)~5月11日(日)
    ※会場によって時間・休館日は異なります。詳細は公式WEBサイトをご確認ください
【電話】075-708-7108(KYOTOGRAPHIE 事務局)
【会場】京都駅ビル北側通路壁面、京都新聞ビル地下1F(印刷工場跡)&1Fほか
【料金】パスポートチケット6,000円(すべての有料会場に1回ずつ入場できる便利でお得なパスポート)、他、単館チケットや無料会場もあります
【公式WEBサイト】https://www.kyotographie.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kyotographie
【公式X】https://x.com/kyotographie_
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kyotographie/

\「そう京」スタッフがめぐってきました!/
⇒春の京都アート旅。「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2025」へ行こう!
■EX会員向け特別プラン
メインプログラム全14会場を1回ずつ観覧できるパスポートチケットに、京都のコーヒーショップ「Kurasu Kyoto」とKYOTOGRAPHIEがコラボしたオリジナルドリップパック(※おひとり様につき1つ)がセットになったEXサービス会員限定プランをご用意しています。詳細は下記をチェック!
EX旅先予約EX旅パック日帰り商品

京都で“1日お遍路”体験!
仁和寺「成就山八十八ヶ所ウォーク」

  • スタンプラリー

    スタンプラリー

  • 山道に点在するお堂(札所)にお参りします

    山道に点在するお堂(札所)にお参りします

  • 成就山からの眺め

    成就山からの眺め

いつもと違う京都旅を楽しみたい方は、世界遺産の仁和寺で“1日お遍路体験”はいかがですか。お寺の裏にそびえる成就山には「御室八十八ヶ所霊場」と呼ばれる巡礼コース(約3キロ・2時間)があり、山道に点在するお堂(札所)をめぐることで四国八十八ヶ所霊場と同じご利益が得られるそう。山と言っても標高約236メートルの低山で、なだらかな道も多く、気軽に登ることができます。

毎月1回、スタンプラリーも楽しめるウォーキングイベント「成就山八十八ヶ所ウォーク」が行われていて、次回は5月4日(日)に開催予定。新緑や京都市街の眺望を楽しみながら、お参りしてみませんか。

■成就山八十八ヶ所ウォーク
【開催日】2025年5月4日(日)、6月以降の開催日はこちら
※雨天等で中止の場合は、翌週の日曜日に開催予定。お電話にてお問合ください
【受付時間】9:00~11:00(茶所前の受付にて)
【参加費】500円
【電話】075-461-1155
【アクセス】市バス「御室仁和寺」バス停からすぐ Google map
【公式ホームページ】https://ninnaji.jp/hallowed_ground/
【公式X】https://x.com/Ninna_ji
※注意事項など詳細は公式ホームページでご確認ください

\「そう京」スタッフの体験レポート/
⇒京都で“1日お遍路”体験! 世界遺産・仁和寺「成就山八十八ヶ所ウォーク」

\京都の山をもっと登りたい方におすすめ/
⇒「京都一周トレイルⓇ」特集はこちら

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かけあしでご紹介しましたが、気になるイベントやスポット、楽しみ方はありましたか? 他にも「テーマでめぐる京都」では“お茶”や“仏像”、“庭園”など様々なテーマに基づいた京都の楽しみ方をご紹介しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
※掲載内容は2025年4月23日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. 「そう京」編集部

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