魅力再発見! 宇治の紅葉さんぽ おすすめスポット7選

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(画像提供:平等院)

(画像提供:平等院)

京都の紅葉といえば京都市内をめぐりがちですが、郊外にも素敵なスポットがたくさん♪ この秋は、少し離れた宇治市を訪ねてみませんか。世界遺産・平等院はもちろん、自然豊かな宇治川周辺に点在する知られざるおすすめスポットをご紹介しましょう。

宇治ってどんなエリア?

  • 紫式部像

    紫式部像

  • 宇治川に架かる朝霧橋

    宇治川に架かる朝霧橋

  • 抹茶クレープ(GOCHIO cafe 伍町カフェ)

    抹茶クレープ(GOCHIO cafe 伍町カフェ)

  • 宇治抹茶&宇治ほうじ茶 あいがけカレー(伊藤久右衛門 JR宇治駅前店)

    宇治抹茶&宇治ほうじ茶 あいがけカレー(伊藤久右衛門 JR宇治駅前店)

京都市の南隣に位置する宇治市。主要観光スポットの最寄り駅「宇治駅」までは「京都駅」からJR(快速)で15分程、意外にも「嵯峨野・嵐山」エリアと同じ位の所要時間でアクセスが可能です。

来る2024年の大河ドラマで注目が集まる紫式部が執筆した『源氏物語』。宇治は、物語最後の宇治十帖の舞台として知られ、ゆかりの史跡が多くあります。日本有数のお茶の産地でもあり、町を歩けば様々なお茶スイーツ&グルメを味わえるお店が♪ 抹茶パフェ・ソフトクリーム、茶蕎麦といった定番から、意外な抹茶カレー・ラーメン(!?)も・・・ 新しいもの好きの方はチャレンジしてみては。

\宇治を知る、おすすめブログ/
⇒「うさぎゆかりの「宇治」でうさぎスポットめぐり」(2022年12月掲載)
⇒「京都で行きたい“宇治茶カフェ” 宇治編」(2021年4月掲載)

【平等院】極楽浄土の世界を伝える鳳凰堂

  • 紅葉と鳳凰堂(画像提供:平等院)

    紅葉と鳳凰堂(画像提供:平等院)

  • 紅葉と鐘楼(画像提供:平等院)

    紅葉と鐘楼(画像提供:平等院)

宇治散策で必ず訪れたいのが、世界遺産・平等院。10円硬貨のデザインでおなじみ、極楽浄土をイメージして建てられた鳳凰堂(国宝)は、今年で建立970年を迎えます。10年程前に行われた大改修で色鮮やかに生まれ変わり、いまなお多くの拝観者を魅了してやみません。秋は、阿字池まわりを彩る紅葉と鳳凰堂の競演が楽しめ、水面にリフレクションする風景も見事です。

ミュージアム鳳翔館(画像提供:平等院)

ミュージアム鳳翔館(画像提供:平等院)

境内をめぐった後は「ミュージアム鳳翔館」へ。梵鐘や雲中供養菩薩像など、平等院が所蔵する貴重な寺宝をじっくり鑑賞しましょう。ミュージアムショップは文具から化粧雑貨まで豊富なグッズ展開なので、素敵なおみやげがみつかるかも♪

ライトアップされた紅葉と鳳凰堂(画像提供:平等院)

ライトアップされた紅葉と鳳凰堂(画像提供:平等院)

さらにおすすめ情報をお届け。紅葉が見頃を迎える時季には、鳳凰堂建立970年記念 夜間特別拝観「瑞光照歓-錦秋のあかり-」が行われます。各日1,000名限定の事前申込み制となるため、お早めにお申込みください。

☆紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬
⇒平等院のスポット情報はこちら

■鳳凰堂建立970年記念 夜間特別拝観「瑞光照歓-錦秋のあかり-」
【日程】2023年11月18日(土)・19日(日)・23日(木・祝)~26日(日)、12月2日(土)・3日(日)
    18:00~20:30(受付終了20:15)※お選びいただいた時間帯により入場時間が異なります。
【拝観料】1,500円
【問合せ(夜間特別拝観の内容)】0774-21-2861(平等院)
【問合せ(お申込み方法など)】03-6860-1080(ジェイアール東海ツアーズ ぷらっと旅・コールセンター/10:00~18:00)
【公式ホームページ】https://www.byodoin.or.jp/
【お申込みページ】https://www.byodoin.or.jp/news/cat2/970-1118123-1200/
※申込み状況により早々に受付を終了する可能性がございます。お早めにお申込みください。

⇒JR東海主催「秋の特別拝観プラン」の対象寺院です。詳しくはこちら。

【あじろぎの道】自然を楽しみながら、のんびり散歩

  • あじろぎの道(提供:宇治市)

    あじろぎの道(提供:宇治市)

  • 喜撰橋

    喜撰橋

あじろぎの道Google map)は、平等院と宇治川の間に続く散歩道。“あじろぎ”とは変わったネーミングですが、かつて宇治川で行われた伝統漁法「網代漁(あじろりょう)」に由来するそう。秋は木々が色づき、深紅のトンネルに♪ 宇治川には朱塗りの朝霧橋(Google map)と喜撰橋(Google map)が架かり、川沿いから望めば絵になる風景が広がります。随所にベンチが設置されているので、ひとやすみをしながらのんびり歩いてみましょう。

【興聖寺】琴坂を彩る深紅のアーチ

  • 紅葉に包まれる琴坂

    紅葉に包まれる琴坂

  • 山門

    山門

朝霧橋から宇治川の上流へ、徒歩5分程の場所にたたずむのは興聖寺。曹洞宗の開祖・道元禅師が修行道場として深草に開いたお寺で、江戸時代初期に宇治の地で再興されました。約200メートルの参道、琴坂にはたくさんのモミジが植えられ、深紅のアーチに包まれます。参道を登りきると中国風の山門が現れ、山門越しに参道を眺めるのも一興。

☆紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬
⇒興聖寺のスポット情報はこちら

【放生院(橋寺)】紅葉めぐりの合間でみつめたい仏様

  • 地蔵菩薩立像(重文)

    地蔵菩薩立像(重文)

  • 山門

    山門

宇治川のそばに位置し、創建は推古12年(604)という歴史ある放生院。古来、宇治橋の管理を担っていたことから通称「橋寺」と呼ばれています。本堂に祀られる御本尊は、地蔵菩薩立像。鎌倉時代の作と伝わりますが、驚くことに衣の極彩色が美しく残されています。惚れ惚れするお姿で、紅葉めぐりの合間にお目にかかると、ほっと心を癒してくれそうです。

⇒放生院(橋寺)のスポット情報はこちら
※本堂拝観の際は、事前にお寺にご連絡をお願いします。

【源氏物語ミュージアム】大河ドラマで注目が集まる『源氏物語』の世界を体感

  • 平安京と光源氏をテーマにした「平安の間」

    平安京と光源氏をテーマにした「平安の間」

  • 実物大の牛車も展示されています

    実物大の牛車も展示されています

2024年の大河ドラマの主人公・紫式部が描いた、日本最古の長編物語『源氏物語』。全54帖からなり、最後の十帖は宇治を主な舞台にしていることから「宇治十帖」と呼ばれています。そんなゆかりの地に建つ宇治市源氏物語ミュージアムは、大河ドラマの事前学習にぴったりなミュージアム。様々な展示を通して『源氏物語』のあらすじや魅力、平安文化を知ることができます。
  • 宇治十帖をテーマにした「宇治の間」

    宇治十帖をテーマにした「宇治の間」

  • 「源氏物語に親しむコーナー」の「六条院引き出し」

    「源氏物語に親しむコーナー」の「六条院引き出し」

“千年前の物語”と聞くと難しそうに感じますが、オリジナルアニメなどの映画上映(約20分)や体験型の展示もあり、気軽に楽しめるのがポイント。宇治十帖の名場面を再現した「宇治の間」では、足元に紅葉が映し出され紅葉狩り気分を味わえます。「源氏物語に親しむコーナー」はなんと無料エリア♪ 体験型展示が並び、光源氏の邸宅「六条院」の引き出しはパネルを引き上げると人物などの紹介文が・・・ さらに仕掛けもあるそうなので、ぜひ体験してみてくださいね。

外観

外観

ミュージアム前はモミジが多く植えられ、宇治の穴場的な紅葉スポットです。館内を満喫したら、紅葉を楽しんでみましょう。

⇒源氏物語ミュージアムのスポット情報はこちら

【三室戸寺】“花の寺”は秋も格別!

  • 三重塔まわり

    三重塔まわり

  • 与楽園

    与楽園

梅やツツジ、紫陽花が見事に咲き誇る三室戸寺。今でこそ“花の寺”として名を馳せますが、平安時代には西行法師が紅葉の美しさを讃え、江戸時代には宇治十二景のひとつ「三室戸の紅楓」と呼ばれる紅葉名所でした。明星山麓の自然あふれる境内は広く、ゆっくりと紅葉が楽しめます。特に三重塔まわりや、平成に入り中根金作が手がけた庭園「与楽園」がおすすめの紅葉風景です。

☆紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬
⇒三室戸寺のスポット情報はこちら

【萬福寺】異国情緒を楽しむ! 夜は「黄檗ランタンフェスティバル」開催

黄檗宗の大本山・萬福寺。中国から渡来した隠元(いんげん)禅師が開いたことから、伽藍をはじめ、仏像、お経の読み方など全てが中国風というユニークな禅寺です。紅葉、イチョウと異国情緒を感じるお堂や意匠という珍しい秋景色の撮影ができ、写真好きの方にもおすすめ。京都でも穴場な紅葉スポットで、境内は回廊で繋がれ雨の日も安心です。萬福寺はJR「宇治駅」のお隣「黄檗駅」から徒歩5分程。途中下車して、ぜひ訪ねてみてください。
昨年の初開催に続き、夜には「黄檗ランタンフェスティバル」が開催されます。約30種類のカラフルな中国ランタンが境内を彩り、まるでテーマパークのような雰囲気。日にち限定で中国の伝統芸能やコンサートが行われ、期間中は中華屋台が登場する、中国ゆかりのお寺ならではの夜イベントです。宇治散策の締めくくりに訪ねるのもおすすめですよ♪

☆紅葉の見頃:例年11月下旬~12月上旬
⇒萬福寺のスポット情報はこちら

■黄檗ランタンフェスティバル
【日程】2023年10月8日(日)~12月10日(日)
    17:30~21:00(最終入場20:30)
【料金】1,500円
【問合せ】03-5830-0850(日中文旅株式会社)、0774-32-3900(萬福寺)
【公式ホームページ】https://jc-br.com/lantan
※掲載内容は2023年10月23日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. かりー

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