編集後記:「そうだ 京都、行こう。」2017年の思い出は?

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2017年も残すところあと数日。この一年間、皆さまは、京都でどんな思い出ができましたか? 春の桜、秋の紅葉。「インスタ映えする」あの社寺や、話題になったあのお店など・・・ きっと、様々な思い出ができたことと思います。

「そう京」スタッフたちも、それぞれに、いろいろな思い出ができたようです。2017年最後のブログは、編集後記として、スタッフの思い出をお届けします。この一年の京都を思い起こしながら、お付き合いください♪



【2017年1月】白銀の京都でイベント実施!


2017年1月15日


シュガー:年初めに日向(ひむかい)大神宮で実施した「そう京」イベントが、一番の思い出になっています。大雪が降るなかでのイベントとなり、大変でした・・・

イベント当日、キャンセルが出るかな~とビクビクしていたのですが、まさかの全員参加。それどころか、集合前に「金閣寺にも行ってきました~♪」という強者揃いでした(笑)

地下鉄東西線「蹴上(けあげ)駅」から歩いて日向大神宮に向かったのですが、参道は「ここは雪国ですか?!」と見間違うほど! さらに、神社に到着すると、スタッフ“きのこ”くんが、神職さんと一緒に雪かきをしていて(笑)

足元が悪く、お客様には大変な思いをさせてしまいましたが、イベントが始まってからは、外にいるときは雪が降らないという奇跡もあり、本当に、美しい光景に心が洗われました。そのときの模様は、イベントレポートでもご報告していますので、ぜひご覧になってみてくださいね♪

⇒「“京の伊勢”日向大神宮参拝と順正の小豆粥」(2017年1月15日実施)



【2017年5月】「応仁の乱」イベント秘話


2017年5月20日


きのこ:5月には、勃発から550年の節目を迎えた「応仁の乱」について学ぶイベントを行い、今や時の人である、呉座勇一先生を特別講師にお招きしました。新聞や書店などで話題になる前に依頼することができたので奇跡的にご登場いただけましたが、様々なメディアでご活躍されている今では、実現できないイベントかもしれません。

イベント企画時に、呉座先生と一緒に散策ルートや鑑賞ポイントを探し歩いたのですが、“ある遺構”はほんとに見つけにくい場所にあったんです。パッと見、ただの溝なんですよ。何度も関係各所に電話し、写真と照らし合わせて5回も現地に探しに行ったのは良い思い出です(笑)
(個人的なことですが)先生のサインをいただくのを忘れてしまったのが悔やまれます!

⇒「応仁の乱の戦場跡を歩く」(2017年5月20日実施)


先日開催したばかりの「北山杉」イベントも印象深いです。なんといっても遠いので(!)打合せや下見に行くのが大変(「そう京」デスクからは片道約1時間・・・)。

でも、ご担当いただいた京都北山丸太生産協同組合 理事長の森下さんと松本さんがとてもいい方で、下見のときに一緒に歩いてくださいました。その際に現地の方だけが知っているスポットを教えていただいて行程に追加するなど、お二方のご協力もあり、最終的には他にない面白いイベントができたと思います。

中川地域にお住まいの方や職人さんが「そう京」会員が来ることをとても歓迎してくれて。昼食のメニューに地域で採れた野菜やキノコをご用意いただいたり、お忙しい中、仕事道具持参で駆けつけて実演してくださったり・・・ 当初の予定以上の内容になったのは良い思い出です。このイベントが実現できたのも中川の里の皆さまのおかげですね。

⇒【そう京イベント】北山杉が育まれる地、中川地域を満喫!(2017年12月15日掲載)


くろモン:今年着任したばかりの私が初めて参加した「そう京」イベントが、寂光院で実施した琵琶の演奏会イベントでした。熱心な会員様にお会いし、より良いイベントを提供し続けたいと思った瞬間でした。2018年もたくさんの「そう京」イベントを実施していきますので、皆さまにお会いできるのを楽しみにしています!

⇒【そう京イベント】平家物語ゆかりの地で、琵琶の演奏会を開催しました!(2017年9月13日掲載)



【2017年9月】取材現場は、驚きの連続!



ち~たら:取材して記事を書くのが初めてのことだったので、いろいろと思い出深いですが、なかでも9月の「ぶんぶん」と12月の「ひとりイルミネーション」の取材が印象に残っています。

宇治のパン屋さん「ぶんぶん」は、取材の最初から最後までビックリの連続で、とにかく楽しかったです。まるで“ミニ鉄道博物館”のような店内、カラフルな色が可愛い「電車・バスのパン」やご店主の原田さんお手製のジオラマ、電車グッズコレクションなど・・・ 見ているだけで、だんだんとわたしまで鉄子(鉄道好き=“鉄ちゃん”の女性版)になってしまうような・・・(笑)

取材の帰りにたまたま「ドクターイエロー」を見ることができたのですが、それもぶんぶんさんから“電車パワー(?)”をもらったおかげだと思っています。今度、電車好きの甥っ子にパンを買ってあげるつもりです♪


⇒【おかいもの】大人気! “鉄ちゃん”が飛びつく宇治のパン屋さん(2017年9月27日掲載)



「ひとりイルミネーション」は・・・ やっぱりひとりでイルミスポットは、わたしにはレベルが高すぎました(笑) この記事を読んでくださった方から「おひとり様って言っておきながら、実は誰かと行ったんじゃないの~?」と言われるのですが、本当にひとりで行ったんですよ! この取材のおかげで、“ひとりカラオケ”や“ひとり焼き肉”が今では余裕に思えます(笑)

⇒【京さんぽ】“イルミスポット”におひとり様で行ってみた。(2017年12月8日掲載)



【2017年10月】「ご朱印ガール」への道は、はじまったばかり!


左:平安神宮・南坊城さん、右:北野天満宮・東川さん


オパン月の写真に悩まされた「お月見」ブログや、つい先日の「お雑煮づくり」なども思い出深いのですが、なんといっても「教えて神職さん」シリーズが一番の思い出です!

平安神宮の南坊城(みなみぼうじょう)さんと北野天満宮の東川さんに、それぞれの神社のご朱印についてお伺いしたのですが、実は、おふたりの撮影が大変で・・・ 南坊城さんの撮影日はとても良いお天気で、“影”に苦労しました。そして何よりとても暑い日で(8月取材)、それにもかかわらず涼しい表情をされていた南坊城さんに、日頃の鍛錬が違うなぁと驚いてしまいました。

東川さんの撮影の際は、ちょうど北野天満宮の本殿前に白い玉砂利が敷き詰められたばかり! 東川さんの装束も白く、反射のため、ビックリするほどの美白効果に・・・ その写真は残念ながらお蔵入りとなってしまいました・・・
神社のご案内をたくさんしてくださった南坊城さんと東川さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。2018年も、神社とご朱印について迫っていきたいと思います♪

⇒【京さんぽ】教えて神職さん! ご朱印はご縁を結んだ“証”(2017年9月1日掲載)
⇒【京さんぽ】北野天満宮 天神さまとご縁を結ぶご朱印(2017年10月30日掲載)



【2017年10月】過去最多の来場者数となった、京都国立博物館「国宝」展は取材も大変でした!



かりー:私の思い出に残っているのは、ゆるみくじ「国宝」展のブログ。

「ゆるみくじ」は、個人的に楽しんでいた手のひらサイズのおみくじを、まさかシリーズでご紹介できる日がくるなんて・・・ と、嬉しい限りでした! 来年も私が出会ったお気に入りのコたちをお届けしていきたいと思いますので、全国の「ゆるみくじ」ファンの皆さん(・・・いらっしゃいましたら嬉しい)、楽しみにしていてくださいね!

⇒【京さんぽ】そうだ 「ゆるみくじ」、集めよう。(2017年9月1日掲載)
⇒【京さんぽ】モミジと一緒に癒される! ゆるみくじ・紅葉編(2017年10月27日掲載)


そして一番の思い出は、秋に開催された京都国立博物館「国宝」展! 「そう京」でもいろんな記事をお届けしましたが、なかでも山下裕二先生(明治学院大学教授、美術史家)と橋本麻里さん(美術ライター)の対談が思い出深いです(2017年9月17日東京毎日ホール)。

“国宝”ってなんとなくしか知らなかった私ですが、「やっぱりすごいんだ!」と実感。その後、展覧会に何度も足を運び・・・ 感動の嵐でした! 対談を聴かなかったらきっとこんなにも興味が湧いてなかったと思います。「国宝」展は終わってしまっても、この対談抄録は読むだけでも勉強になりますので、ぜひ未読の方はご覧になってみてくださいね!

■山下裕二先生が語る「国宝」の魅力
⇒【よみもの】岡本太郎に学ぶ 「My 国宝」(2017年10月4日掲載)
⇒【よみもの】山下裕二先生に学ぶ 「国宝」展の楽しみ方(2017年10月4日掲載)

■山下裕二先生 x 橋本麻里さんの対談
⇒【よみもの】応仁の乱550年 国宝でたどる美術史の大転換(2017年10月11日掲載)
⇒【よみもの】国宝が教えてくれる日本絵画の“進化”(2017年10月13日掲載)

 

【2017年10~12月】紅葉情報の反省、そして春の「桜開花情報」へ!


昼も夜も、撮影に勤しみました


とらみ:記憶に新しいところで「京都紅葉情報2017」。シーズン中は紅葉画像の入力作業に明け暮れ、大きな声では言えないのですが、実は本物の紅葉をあまり見ていない・・・(苦笑) でも今年は早くから色づいたので、更新が始まった直後から、「次はどれだけ進んでいるのかな」と、撮影スタッフから送られてくる写真を楽しみにしていました。今までで一番しんどかったんですが、「いつもホームページを見て参考にしてますよ」との言葉に救われていました。

反省点としては、もう少し早くから掲載スポットの一覧を公開すればよかったこと。次回、「桜開花情報」に乞うご期待! です。

⇒【秋特集】京都紅葉情報2017(現在は、各所の“2017年ベストショット”を掲載中です)
⇒京都桜開花情報2017(2018年版は、2018年2月中旬に公開予定。現在は各所の“2017年ベストショット”を掲載中です)


 

【2017年10月】京都三大祭のひとつ、あのお祭が中止になりました・・・



牛若丸:今年の一番大きな思い出は、“京都三大祭”のひとつ「時代祭」が台風21号で中止になったこと! 天候が理由で中止となったのは、初めてのことでした。

中止の連絡を聞いたときには、頭の中が真っ白になりました・・・ というのも、この日はらくたび・京都学講師による「目の前で堪能! 華麗なる時代祭」イベントの実施を予定していて、「楽しみにされている会員様に、中止のご連絡をしないと!」と、大慌てになりました。天候のことなので仕方のないことですが、それまでの準備などを考えると、涙が出そうでした・・・ 当日は誰も来ないとは思いつつ、強い雨と風のなか、念のため受付時間に京都御苑の受付場所で一人寂しく立っていました(笑)

来年も“三大祭”関連のイベントは実施していく予定ですので、ご注目くださいね。
 

【2017年11月】旅行商品にも様々な思い出が。


特別拝観では、「そう京」イベントの目印プレートも大活躍


牛若丸旅行商品「そう京」イベントで実施した「秋の特別拝観」も思い出深いです。秋の前半は二尊院さんに通い詰め、毎日紅葉を見ていたので、変わりゆく景色とライトアップを、一番楽しんでいたかもしれません。
後半は東寺さんの慶賀門(東門)付近で仕事をしていたので、開門前の一般入場の方の列に驚きました。

慶賀門の混雑ぶりはこちらからご覧ください。
⇒【そう京イベント】東寺・常寂光寺・二尊院 紅葉の様子は・・・?(2017年11月22日掲載)


くろモン:特別拝観のライトアップでは、早めの時間に訪れると点灯の瞬間が見られる、という楽しみもありました。東寺さんでは一般の夜間拝観の前に「先行入場」できるプランをご用意していたんですが、17時10分にライトアップのライトが一斉に点灯すると、お客様から「わぁ!!」と歓声が。その瞬間に立ち会えたことが幸せでした。
この春にもライトアップの企画をご用意しておりますので、たくさんの方と感動を分かち合えることを願っています!

局長:京都ファンの人たちに向けた早朝やライトアップの「特別拝観」は、秋の紅葉と、そして春の桜の時季にも行っています。あまり浸透していないのか、幸か不幸か参加者が少なく(苦笑) 混雑の無い閑静な社寺を楽しんでいただいています。
私が担当した、常寂光寺北野天満宮では、“おひとり様の”貸切状態で紅葉を堪能された方もありました。「もう少し来てほしい・・・」というのが本音ですが(苦笑)


みさご :旅行商品ということでは、2017年の初夏には、”ご朱印めぐり”の旅行商品も発売しました。この企画には、京都デニムさん制作の「オリジナルご朱印袋」も付いて、気合いの入った商品でした! (このご朱印袋、現在は京都デニムさんで発売されてますので、「欲しかった!」という方は、ぜひお店を訪ねてみてください♪ 残念ながら「そうだ 京都、行こう。」のロゴは付いていません。笑)

⇒「オリジナルご朱印袋、完成しました♪」(2017年4月25日掲載)
⇒「京都 x デニム? —京都デニムの想い」(2017年4月掲載)


夏から秋にかけては、宇治・伏見を舞台としたお抹茶券付きの旅行商品も販売し、「ここ最近の旅行商品は贅沢だなぁ・・・」と個人的に思っています・・・



「京の冬の旅 —厳選プラン—」イメージ

現在は、「京の冬の旅」と連動した「京の冬の旅 —厳選プラン—」を発売中。「京の冬の旅」で公開される施設を1ヶ所拝観できる上に、新作京菓子をいただける嬉しいクーポン券が付いています。こちらもとっても便利なプランなので、「初旅に京都に行こうかな」という方は、ぜひ検討してみてください♪

\毎月一回、京都の和菓子をご紹介するブログも掲載中です!/
⇒【おかいもの】新年を寿ぐ 1月の京菓子3選(2017年12月25日掲載)
⇒【おかいもの】しっとりと冬の装い 12月の京菓子3選(2017年12月1日掲載)
⇒【おかいもの】色とりどりの秋景色、目にも麗し11月の京菓子3選(2017年11月1日掲載)



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「そう京」スタッフの2017年、いかがでしたでしょうか。そういえばこんなことがあったな~、と懐かしくご覧いただければ幸いです。

この一年間、ホームページをご覧いただき、本当にありがとうございました! そして2018年も、引き続きよろしくお願いいたします。皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください♪


「そう京」編集部スタッフ一同



Written by. 「そう京」編集部

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