心和む里山でありながら天台声明の聖地でもある大原は、どこかなつかしい風景と、歴史あるお寺巡りを同時に楽しめるのが魅力。バスを降りて東側の三千院周辺と、西側の寂光院。あわせて3時間ほどでまわることができます。ハイキングコースとしても人気の鞍馬・貴船は京都有数のパワースポットで、貴船神社は万物の命の源である水の神を祀る水神の総本宮です。貴船は市中との気温差が5℃ほどあるといわれ、夏は涼と川床料理をお目当てに、多くの人が「京の奥座敷」を訪れます。
このエリアのみどころ
三千院(さんぜんいん)
客殿から望む「有清園」は、大原の代表的な風景です。往生極楽院を中心に杉木立と苔のじゅうたんが広がり、春はシャクナゲ、秋は紅葉が彩りをプラス。緑の世界に包まれる初夏には、梅雨を迎え苔も潤い、わらべ地蔵たちも喜んでいることでしょう。
宝泉院(ほうせんいん)
柱と柱、そして鴨居と敷居をフレームに見立てて、四季折々の風景を眺める“額縁庭園”が人気です。お庭の名前は、“立ち去りがたい”を意味する「盤桓園」。オープンエアの堂内に心地良い風が抜け、やがてその意味を実感します。
実光院(じっこういん)
客殿前のお庭は、歴代住職により愛情を込めて育まれてきました。モミジをはじめ、シャクナゲやシュウメイギクなどかわいらしい草花が植わり、どの季節に訪れても心和む風景が楽しめます。抹茶をいただきながら庭園鑑賞もおすすめです。
スタッフのおすすめポイント!
このエリアのスポット
寂光院(じゃっこういん)
聖徳太子によって創建されたと伝わる、『平家物語』ゆかりの尼寺。本堂へ続く石段の参道は長く、モミジがトンネルをつくり上げています。例年4月中旬に見ごろを迎える桜の穴場で、和歌にも詠まれた「みぎわの桜」が美しい。
大原女の小径 (おはらめのこみち)
大原女(おはらめ)とは、頭に薪や柴を乗せ、都へ行商に出かけた大原の女性のこと。三千院から寂光院へと続く散歩道には、大原女の石像があちこちに。一つひとつスタイルが異なるので、チェックしながら歩いてみましょう。
味工房 志野(あじこうぼう しの)
天然素材にこだわり約30年、大原で育まれたぽん酢とドレッシングの専門店。不動の人気No.1はゆずの果汁がたっぷり入った「ゆずのぽん酢」で、鍋はもちろん焼き魚、フライなど、何にでもあう優れものです。※一部期間限定商品あり。
志ば久 (しばきゅう)
大原名物といえば「しば漬け」。古くから農家で漬けられていた“里の保存食”で、大原が発祥とも伝わります。志ば久では自家栽培の紫蘇を使った「志ば漬」はもちろん、さまざまなお漬物を販売中。散策のお供には「アイスきゅうり」をどうぞ。
音無の滝 (おとなしのたき)
来迎院(らいごういん)の高僧がこの滝に向かい声明(しょうみょう)を唱えたところ、滝の音と声明が調和し、ついには声明だけが響き渡るようになったという逸話が名前の由来。三千院界隈からさらに奥、徒歩15分程の場所で今も流れ続けています。
大原ふれあい朝市 (おおはらふれあいあさいち)
毎週日曜日には「里の駅 大原」で朝市が開催され、地元で採れた野菜や加工品などを生産者の方が直接販売しています。その場で味わえる屋台もあり、詳しい出店リストは公式Facebookでチェックを。地元の方と触れ合える楽しい朝市です。
スタッフのおすすめポイント!
スタッフがおすすめする!
大原 エリアのポイント
掲載内容は2021年4月時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。
エリアガイド・マップ
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