祇園・東山エリアガイド

祇園・東山エリアガイド

どこを切り取っても絵になる風景と出会えるのが、祇園・東山。お茶屋さんが建ち並ぶ花見小路、川沿いの柳が美しい祇園白川、清水寺への北からの参道としてにぎわう二年坂~三年坂など、石畳の散歩道はいずれも京情緒たっぷり。
一度はお参りしてみたい有名社寺もあちこちにあります。2020年は八坂神社の本殿が国宝に登録され、清水寺では架け替えられた新しい「清水の舞台」がお目見えしたばかり。いまこそじっくり歩いてみたい、京都観光の定番エリアです。

どこを切り取っても絵になる風景と出会えるのが、祇園・東山。お茶屋さんが建ち並ぶ花見小路、川沿いの柳が美しい祇園白川、清水寺への北からの参道としてにぎわう二年坂~三年坂など、石畳の散歩道はいずれも京情緒たっぷり。
一度はお参りしてみたい有名社寺もあちこちにあります。2020年は八坂神社の本殿が国宝に登録され、清水寺では架け替えられた新しい「清水の舞台」がお目見えしたばかり。いまこそじっくり歩いてみたい、京都観光の定番エリアです。

このエリアのみどころ

高台寺

高台寺(こうだいじ)

豊臣秀吉の正室・ねねゆかりのお寺。霊屋(おたまや)に遺る、桃山時代の漆工芸の粋を集めた華麗な装飾“高台寺蒔絵”は必見。春夏秋の夜間特別拝観では、テーマに沿って意匠が変わる「波心庭」の白砂や趣向をこらしたライトアップが話題です。

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建仁寺

建仁寺(けんにんじ)

京都最古の禅寺。モミジと苔、石組みが調和した「潮音庭」は360度、どこからでも眺められるので、お気に入りのアングル探しを。特にモミジ越しの「風神雷神図屏風」(国宝※複製)がおすすめです。禅寺らしい枯山水庭園「大雄苑」、「〇△□乃庭(まるさんかくしかくのにわ)」も。

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知恩院

知恩院(ちおんいん)

日本最大級の木造二重門・三門(国宝)を筆頭に、どの伽藍も圧巻のスケール。三門楼上は特別公開時のみ拝観可能で、春には「ミッドナイト念仏 in 御忌」と題し、荘厳な雰囲気の中、夜通し念仏を唱える行事が行われます。

スポット情報

清水寺(きよみずでら)

“清水の舞台”で知られる大人気スポット。約10年にわたる平成の大改修が令和2年(2020)に完了し、長らくお預けだった舞台がご覧いただけるようになりました。定番は奥の院からの“横顔”ですが、おすすめは子安塔からの“正面”。本堂や三重塔が一望でき、舞台を支える柱組みも圧巻です。世界遺産登録。

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八坂神社(やさかじんじゃ)

四条通の突き当りに面した朱塗りの楼門が目印。江戸初期に再建された本殿は、令和2年(2020)に国宝に指定されたばかり。厄除けのご利益で知られ、京都三大祭のひとつ「祇園祭」は同社の祭礼です。“美麗の神様”を祀る美御前社や“縁結びの神様”を祀る大国主社など、さまざまなご利益の末社・摂社にもお参りを。

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とくにこれがおすすめ!

スタッフのおすすめポイント!

スタッフのおすすめポイント
建仁寺には、新旧のアートがいっぱい。有名な「風神雷神図屏風」(複製)をはじめ、桃山時代の巨匠・海北友松筆の「雲龍図」(複製)、現代アート作家による襖絵、思わず笑みがこぼれそうな「唐子遊戯図」など。法堂天井に描かれた108畳にもおよぶ「双龍図」は必見です。

このエリアのスポット

二年坂~三年坂(にねんざか〜さんねんざか)

二年坂~三年坂(にねんざか〜さんねんざか)

古くから清水寺へと続く参詣道のひとつ。京都らしい石畳のゆるやかな坂道には、甘味処やお土産店が軒を連ね、お散歩が楽しいスポットです。例年3月には、界隈が幻想的な灯りに包まれるイベント「東山花灯路」を開催。

かさぎ屋(かさぎや)

かさぎ屋(かさぎや)

二年坂の石段脇で、大正時代から愛される甘味処。おすすめは、つぶあん・こしあん・白あん(夏はきなこ)の3種がセットになった「三色萩乃餅」。飽きのこない程よい甘さで、散策の疲れも癒やしてくれそうです。

円山公園

円山公園(まるやまこうえん)

「祇園しだれ」と親しまれる桜が有名。見ごろの時季にはライトアップされ、花見客でにぎわいます。京都市最古の公園は、今も変わらず地元民の憩いの場。広々としていて、周辺の社寺観光のひと休みにもおすすめです。

花見小路(はなみこうじ)

花見小路(はなみこうじ)

石畳に町家が並ぶ、京情緒あふれる花街・祇園のメインストリート。敷居の高そうなイメージですが、元お茶屋さんをリノベーションした、気軽に立ち寄れるカフェやお食事処も増加中。四条通から北側の祇園白川にも立ち寄ってみて。

安井金比羅宮

安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)

縁切り縁結びのご利益で有名。願い事が書かれた形代(お札)がびっしりの「縁切り縁結び碑」の穴をくぐり悪縁を断ち、その裏から再びくぐり良縁を願います。穴は意外と小さく、くぐるのもドキドキ。

青蓮院

青蓮院(しょうれんいん)

門跡寺院でありながら、格式にとらわれない華頂殿のポップな襖絵が見事。青を基調にした蓮が60面にわたり描かれ、極楽浄土の世界に迷い込んだかのようです。紅葉や霧島ツツジの名所で、春秋にはライトアップを開催。

将軍塚青龍殿

将軍塚青龍殿(しょうぐんづかせいりゅうでん)

“絶景”を楽しむならこちら。「清水の舞台」の約4倍を誇る大舞台から京都市街を一望でき、特に、晴れた日の西山に沈みゆく夕日が美しい。春秋には展望台から桜や紅葉を見渡すことができ、ライトアップも人気です。

八坂庚申堂

八坂庚申堂(やさかこうしんどう)

カラフルな「くくり猿」が大人気。猿の手足をくくることで欲を抑えられ、願いが叶うとされています。日本三庚申のひとつで、境内のいたるところに猿のモチーフが。「我慢じゃ!」シールなどかわいい授与品もお見逃しなく。

建仁寺 両足院

建仁寺 両足院(けんにんじ りょうそくいん)

毎日開催される坐禅体験や写経に加え、ヨガなども実施。初めての方も気軽に体験いただけます(WEBで要予約)。葉がおしろいのように美しく変化する半夏生(はんげしょう)の名所で知られ、初夏には特別公開が行われます。

とくにこれがおすすめ!

スタッフのおすすめポイント!

スタッフのおすすめポイント
古都の景観美のひとつ、京町家。屋根の上には睨みを利かせる人形が……これは“鐘馗(しょうき)さん”と言って邪気除けとして置かれています。それぞれ表情も異なり、“福に転じる”ことからお多福が置かれることも。町家の意匠にも注目しながら、散策を楽しんで。

スタッフがおすすめする!

祇園・東山 エリアのずらし旅ポイント

祇園・東山エリアのずらし旅ポイント
京都屈指の人気エリアの“ずらし”ポイントとなるのは時間。例えば、清水寺の通常拝観が可能なのは6時から18時の12時間ですが、どちらかに寄せると比較的空いています。真っ先に訪れすがすがしい朝の空気を味わうもよし、最後のお楽しみとして夕暮れの景色を眺めるのもよし。新たな清水寺が発見できるかも。

掲載内容は2021年4月時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

エリアガイド・マップ