金閣寺・龍安寺・仁和寺エリアガイド

金閣寺・龍安寺・仁和寺エリアガイド

金閣寺、龍安寺、仁和寺など、世界的に有名な名刹が「きぬかけの路」沿いにひしめきます。山外の龍安寺を含め46もの塔頭を有する妙心寺は、近代禅宗建築の七堂伽藍配置が見られる貴重な禅寺。約10万坪もある境内には国宝「瓢鮎図」で有名な退蔵院など常時公開されている塔頭もあり、じっくり拝観してまわるのもおすすめです。近隣には関西花の寺第13番霊場の法金剛院や、足利家の菩提寺である等持院もあり、お寺巡りを中心とした観光に最適のエリア。

金閣寺、龍安寺、仁和寺など、世界的に有名な名刹が「きぬかけの路」沿いにひしめきます。山外の龍安寺を含め46もの塔頭を有する妙心寺は、近代禅宗建築の七堂伽藍配置が見られる貴重な禅寺。約10万坪もある境内には国宝「瓢鮎図」で有名な退蔵院など常時公開されている塔頭もあり、じっくり拝観してまわるのもおすすめです。近隣には関西花の寺第13番霊場の法金剛院や、足利家の菩提寺である等持院もあり、お寺巡りを中心とした観光に最適のエリア。

このエリアのみどころ

仁和寺

仁和寺(にんなじ)

遅咲きの「御室桜」が有名。国宝・重文の堂宇が並び、江戸時代に建てられた二王門は、京都三大門のひとつです。霊明殿にはわずか11cmほどの薬師如来坐像(国宝※秘仏)が祀られ、縁日である毎月8日には限定御朱印を授与。世界遺産登録。

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妙心寺

妙心寺(みょうしんじ)

日本最大級の禅寺。46もの塔頭寺院が並ぶ広大な境内は、まさに“お寺の町”。タイムスリップしたかのような風景が広がり、時代劇の撮影地となることもしばしば。法堂の天井画「雲龍図」や日本最古と伝わる「梵鐘」(国宝)など、堂内拝観も見どころが多い。

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妙心寺 退蔵院

妙心寺 退蔵院(みょうしんじ たいぞういん)

水墨画「瓢鮎図」(国宝)を所蔵し、境内の至るところでナマズの意匠を目にできます。余香苑では、四季折々に美しい風景と水琴窟の音に癒やされるひとときを。お茶席「大休庵」ではお抹茶と一緒に瓢箪とナマズがあしらわれた半生菓子「是什麼(これなんぞ)」がいただけます。

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金閣寺[鹿苑寺](きんかくじ[ろくおんじ])

黄金色に輝く金閣(舎利殿)があまりにも有名。令和2年(2020)に約20年ぶりとなる屋根の葺き替え工事が終わり、新たな装いとなりました。京都三大松のひとつ、方丈庭園にある樹齢約600年の「陸舟の松」も見どころです。拝観券はお札になっていて、開運招福や家内安全が祈願されていますので、ご自宅の玄関の内側などにお祀りしましょう。世界遺産登録。

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龍安寺(りょうあんじ)

お寺の代名詞ともいえるのが「石庭」。15個の石が並ぶ謎めく庭は世界的にも有名ですが、実は、お寺の半分を占めるもうひとつのお庭が・・・ その名も「鏡容池庭園」。創建前からあり、平安貴族が舟を浮かべて楽しんだそう。訪れたら2つのお庭比べを楽しみましょう。裏山からは京都市街を一望できます。世界遺産登録。

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とくにこれがおすすめ!

スタッフのおすすめポイント!

スタッフのおすすめポイント
仁和寺は「桜」だけではなく「モミジ」もおすすめ。五重塔の周りや金堂に向かう石段脇、そして御殿からは庭園と五重塔、モミジが織り成す風景を眺められます。仁和寺の裏山で体験出来る「御室八十八ヶ所巡礼」は、88のお堂をお参りする約2時間の道のり。山だけに桜・モミジはもちろん、自然を満喫することができます。

おすすめのスポット

等持院

等持院(とうじいん)

歴代の足利将軍像を祀る霊光殿と方丈の改修工事が令和2年(2020)に終了。夢窓疎石作と伝わる庭園は秋の紅葉はもちろん、皐月や半夏生、芙蓉など季節の花々で彩られます。日本映画とも関わりが深く、境内にはマキノ省三のお墓も。

法金剛院

法金剛院(ほうこんごういん)

花の寺として有名。浄土庭園に咲く「待賢門院桜」は、妖艶な花色から別名“紫のしだれ桜”とも。朝に花開く蓮の名所でもあり、見ごろの時季には「美しい花姿を見ていただきたい」と朝7時に開門されています。本尊・阿弥陀如来像は、令和2年(2020)国宝指定に。(拝観日は公式ホームページで要確認)

妙心寺 桂春院

妙心寺 桂春院(みょうしんじ けいしゅんいん)

妙心寺の塔頭で普段から拝観できる寺院のひとつ。「侘」「清浄」「思惟」「真如」と名付けられた庭があり、特に路地庭園の「侘の庭」は、一面に敷かれた苔が美しく、侘びた風情が感じられます。お庭を眺めながらいただくお抹茶は格別の癒やしです。

笹屋昌園(ささやしょうえん)

笹屋昌園(ささやしょうえん)

大正7年(1918)創業の和菓子店。10年ほど前に誕生した「本わらび餅 極み」は全国のお取り寄せスイーツや京都物産展でも大人気。「本わらび餅のできたての美味しさを味わってほしい」と、令和2年(2020)には本店のそばにCAFE&ATELIERがオープン。3分限定の食感を味わってみて。

妙心寺 東林院

妙心寺 東林院(みょうしんじ とうりんいん)

通常非公開のお寺ですが、季節の歳時に合わせて年3回公開されます。毎年10月に行われる「梵燈のあかりに親しむ会」では、ロウソクの灯りで表現された禅語がお庭に登場。毎週火曜日と金曜日にはご住職による精進料理体験教室が開催されています(要事前予約)。

京都府立堂本印象美術館

京都府立堂本印象美術館(どうもといんしょうびじゅつかん)

京都を代表する近代日本画家・堂本印象自らが建物をデザインし、開館した美術館。2300点ほどの作品を所蔵されています。ミュージアムグッズも充実し、京菓子司・笹屋守栄が手がけるエントランスにあるガラス装飾をイメージした羊羹「光る窓」もショップ限定で販売。

原谷苑

原谷苑(はらだにえん)

“京の桜の隠れ里”と称される、桜名所。春の開苑時には、紅しだれ桜や染井吉野など20数種類の桜が4月下旬頃まで楽しめます。ツツジや雪柳、シャクナゲなど春の花々も咲き継ぎ、苑内は百花繚乱の美しさです。

とくにこれがおすすめ!

スタッフのおすすめポイント!

スタッフのおすすめポイント
多くの塔頭寺院を有しながらも、そのほとんどが非公開の妙心寺。通年公開はなくても桜や紅葉などの時季、歳時によって拝観できることがあります。特に「京都非公開文化財特別公開」や「京の夏(冬)の旅」で特別公開されることが多く、京都の歳時情報をチェックして訪れるのがおすすめです。
(写真:妙心寺 大雄院(通常非公開)の襖絵)

スタッフがおすすめする!

金閣寺・龍安寺・仁和寺 エリアのずらし旅ポイント

金閣寺・龍安寺・仁和寺エリアのずらし旅ポイント 龍安寺
金閣寺・龍安寺・仁和寺の世界遺産を有するエリアのおすすめは “朝”。日中は混雑必至なので、朝一番に訪れましょう。特に金閣寺は、修学旅行生やツアーなどの団体客も訪れるスポットなので、いち早く向かってください。仁和寺・龍安寺へは、嵐電の最寄り駅(御室仁和寺駅・龍安寺駅)があり、交通渋滞なくスムーズに現地に行けるのでおすすめです。

掲載内容は2021年4月時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

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