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宝ヶ池・一乗寺エリアガイド

宝ヶ池・一乗寺エリアガイド

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宝ヶ池・一乗寺エリアガイド

修学院離宮など古くから貴人が別荘を構えた、山麓の落ち着きあるエリア。黒机に庭のカエデが美しく映り込むさまがSNSを中心に人気の瑠璃光院、武士の石川丈山が隠棲したという花いっぱいの詩仙堂、「竹内門跡」と呼ばれた曼殊院など、喧噪を忘れて静かなひとときを過ごせそうなスポットが点在しています。一方近年は、名店がしのぎを削るラーメン街道や、独自の品揃えにファンが多い書店・恵文社など新たな観光スポットもすっかり有名になりました。

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このエリアのみどころ

曼殊院（まんしゅいん）

「小さな桂離宮」ともいわれる格式高い門跡寺院。霧島ツツジなどの花名所であり、何より圧巻は紅葉。勅使門へ続く参道や、白壁沿い、枯山水庭園など境内各所を真っ赤に染め上げます。晩秋、散り落ちたモミジが山肌を染める風情は、もの悲しくも美しい、このお寺ならではの光景です。

スポット情報

詩仙堂（しせんどう）

江戸時代の文人・石川丈山が終の棲家とした山荘をはじまりとするお寺。書院前の唐様庭園に約100種の草花が植えられ、初夏には百花の様相に。鹿おどし発祥の地とされ、カコンと響く音も味わい深い趣があります。

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修学院離宮（しゅうがくいんりきゅう）

後水尾上皇により造営された離宮で、皇室庭園の最高傑作とも称されます。山沿いの敷地には上・中・下、3つの離宮が築かれ、壮大なスケール感を楽しめます。観覧（無料）は要事前申し込み。定員に空きがあれば当日参加も可能（申込み方法等、詳細は宮内庁ホームページを要確認）。

スポット情報

瑠璃光院（るりこういん）

春と秋のみ公開。市街地から離れた場所にありますが、書院2階、黒机に映りこむモミジの光景が話題となり、たくさんの参拝者が訪れます。「瑠璃の庭」「臥龍の庭」、ふたつのお庭があり、モミジはもちろん、ふかふかの苔も見どころ。苔スポットとしてもご注目を。

スポット情報

蓮華寺（れんげじ）

大原街道の途中、細い参道から小さな山門を潜ると、みずみずしい自然に彩られたお寺・蓮華寺があります。書院前庭園の池には高野川の支流が取り入れられ、マイナスイオンもたっぷり。額縁庭園を眺めながら“癒やし”のひとときを。

スポット情報

とくにこれがおすすめ！

スタッフのおすすめポイント！

瑠璃光院の黒机は、モミジのリフレクション（反射）が大人気。しかも、窓際は立ち入り禁止となっているため、どんなに混雑しても人が映りこまないのが嬉しいポイントです。譲り合いながら撮影を楽しみましょう。

このエリアのスポット

妙満寺（みょうまんじ）

比叡山を借景とした「雪の庭」で知られるお寺。春の桜や秋の紅葉名所で、なかでも約3000株が植わる初夏のツツジがお見事。特に、色とりどりのツツジに彩られる山門前が人気のアングル。5月ともなればたくさんの方が訪れます。

一乗寺ラーメン街道（いちじょうじらーめんかいどう）

叡山電車叡山本線「一乗寺駅」の周辺は、たくさんのラーメン店が集まるエリア。東大路通沿いを中心にラーメン店がひしめき合い、有名チェーン店や個人経営のお店が腕を競い合う、ラーメン好き垂涎のスポットです。

恵文社一乗寺店（けいぶんしゃいちじょうじてん）

昭和50年（1975）にオープンして以来、「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」として全国の本好き・雑貨好きから注目を集めるお店。棚に並ぶ本はどれも個性的。買うだけでなく、出会う・発見する楽しみがあります。

圓光寺（えんこうじ）

SNS映えすると、近年人気の紅葉名所。モミジと苔の美しい「十牛之庭（じゅうぎゅうのにわ）」は、書院から柱を額縁に見立てて楽しむのが定番のアングル。晩秋、散りもみじの頃には、紅葉に囲まれた小さなお地蔵様がかわいいと人気を集めています。

一乗寺中谷（いちじょうじなかたに）

和洋スイーツを楽しめるお店。「絹ごし抹茶てぃらみす」は、ECサイトでなんと9ヵ月待ちの大人気商品。令和3年（2021）1月には新しいお取り寄せサイト「一乗寺中谷のおさんじ」がオープンしました。

赤山禅院（せきざんぜんいん）

京都御所の表鬼門を守護し、千日回峰行を達成した比叡山の大阿闍梨による加持祈祷が行われるお寺。広大な境内には御堂が点在し、神聖な空気が立ちこめています。都七福神の「福禄寿」を祀り、おみくじも人気。

金福寺（こんぷくじ）

一乗寺の中でも、比較的穴場のスポット。こぢんまりとした境内ですが、本堂前には枯山水庭園、奥の高台に松尾芭蕉ゆかりの芭蕉庵が建ち、高低差のあるダイナミックな景色が楽しめます。ゆっくり紅葉を楽しみたい方におすすめ。

狸谷山不動院（たぬきだにさんふどういん）

「たぬき谷のお不動さん」の愛称で親しまれ、境内にはその名の通り狸がいっぱい。本堂へと続く長い石段では「お迎え大師」さんがお出迎え。懸崖造りの本堂を入ると中に洞窟があり、石像不動明王が安置されます。

三宅八幡宮（みやけはちまんぐう）

「子どもの守り神」として信仰される神社。神の使い・鳩を大事にされていて、境内には鳩のモチーフがいっぱい。狛鳩や絵馬などいろいろありますが、中でもおみくじがキュート。参道のお茶屋さんでは、門前名物の鳩餅がいただけます。

とくにこれがおすすめ！

スタッフのおすすめポイント！

一乗寺に行ったら、やっぱりラーメンは外せません。“唯一無二の味”「こってりラーメン」でおなじみの「天下一品」。最近では全国区の人気となった「総本店」は、「ラーメン街道」よりもすこし東の白川通沿いに。鶏がらをじっくり炊き出し、十数種類の野菜なども用いたスープは、こってりとした口当たりながらも、後味はすっきり。女性にも嬉しいラーメンです。