伏見・宇治エリアガイド

伏見・宇治エリアガイド

京都市内から電車に揺られて約30分。平安文化と宇治茶で名高い宇治には、世界遺産の平等院や宇治上神社をはじめ、エキゾチックな雰囲気の萬福寺、西国観音霊場第10番札所の三室戸寺など多くの観光スポットがあります。お茶どころならではの楽しみは、抹茶スイーツ。各老舗自慢の一品をぜひ味わってみたいところです。沿線に位置する伏見は、酒造りの町。まるでタイムスリップしたかのような酒蔵の町並みは、つい散策してみたくなる魅力的な風景です。

京都市内から電車に揺られて約30分。平安文化と宇治茶で名高い宇治には、世界遺産の平等院や宇治上神社をはじめ、エキゾチックな雰囲気の萬福寺、西国観音霊場第10番札所の三室戸寺など多くの観光スポットがあります。お茶どころならではの楽しみは、抹茶スイーツ。各老舗自慢の一品をぜひ味わってみたいところです。沿線に位置する伏見は、酒造りの町。まるでタイムスリップしたかのような酒蔵の町並みは、つい散策してみたくなる魅力的な風景です。

このエリアのみどころ

宇治上神社

宇治上神社(うじかみじんじゃ)

平安後期に建てられた本殿(国宝)は、現存する日本最古の神社建築。拝殿(国宝)横の祠の中に湧く「桐原水」は、宇治七名水のひとつとされています。季節ごとに色とりどりの御朱印が用意されるので、チェックしてみて。柔らかい色合いがかわいいうさぎのおみくじもあります。世界遺産登録。

スポット情報

興聖寺

興聖寺(こうしょうじ)

本堂は伏見城の遺構とされ、廊下には血天井が残ります。山門前に伸びる約200mの参道は、脇を流れる谷川のせせらぎが琴のように響くことから「琴坂」と呼ばれ、モミジの名所としても名高いスポット。毎月第1・3日曜日には坐禅会が開催されています。

スポット情報

萬福寺

萬福寺(まんぷくじ)

異国情緒漂う中国風の堂宇が特徴的。僧侶に時間を知らせる魚の形をした「カイパン」が人気です。天王殿では、大きなお腹とほっこりとした笑顔が素敵な弥勒菩薩(布袋)坐像が安置されています。事前予約をすれば中国風の精進料理「普茶料理(ふちゃりょうり)」をいただくこともできます。

スポット情報

平等院(びょうどういん)

10円硬貨でお馴染みの鳳凰堂で知られる寺院。鳳凰堂内部の拝観には、別途拝観券の購入が必要。入門したらすぐ手配しましょう。ミュージアム鳳翔館では、鳳凰堂内に祀られていた26体の雲中供養菩薩像など、ずらりと並ぶ文化財に圧倒されます。ミュージアムショップではコードクリップやレザーキーホルダーなど、日常使いできるおしゃれアイテムも。世界遺産登録。

スポット情報

三室戸寺(みむろとじ)

花の寺として知られ、特に訪れたいのは初夏から夏にかけて。シャクナゲからツツジ、紫陽花、そして蓮へとバトンを渡し、境内を彩ります。令和2年(2020)には紫陽花エリアが拡大され、今後の咲き具合も楽しみです。花が見ごろを迎える4月中旬から7月中旬にかけて、境内にお茶処「花の茶屋」も登場。紫陽花をモチーフにした、「あじさいパフェ」が人気です。

スポット情報

とくにこれがおすすめ!

スタッフのおすすめポイント!

スタッフのおすすめポイント
三室戸寺では“花”だけでなく、“動物”にも注目。石段をのぼると見えてくる“蛇”の身体をした宇賀神様。撫でると財運や良運がつくそう。本堂前にいるのは“狛兎”。兎の抱えている大きな玉の中に卵形の石があり、それが立てば願いがかなうとも。狛兎の正面で臥せる“狛牛”には大きく開けた口の中に石の玉があり、これを撫でると勝運の御利益があるそう。ぜひあやかってみて。

このエリアのスポット

宇治公園

宇治公園(うじこうえん)

宇治川に浮かぶ「塔の島」「橘島」と宇治川左岸にある「よりみち公園」からなる公園で、散策や憩いの場にぴったりのスポット。宇治川に架かる朱色の朝霧橋は絵になる風景です。塔の島には約15mの高さを誇る日本最大の石塔も建っています。春には「桜まつり」、秋には「観月茶会」など、さまざまな催しも。

宇治市源氏物語ミュージアム

宇治市源氏物語ミュージアム(うじし げんじものがたりみゅーじあむ)

『源氏物語』最後の十帖である「宇治十帖」。その主な舞台である宇治に建てられたミュージアム。光源氏の邸宅であった六条院の復元模型や、実物大の牛車などの復元展示、垣間見などの体験型展示によって『源氏物語』に親しむことができます。

中村藤吉本店 宇治本店(なかむらとうきちほんてん うじほんてん)

中村藤吉本店 宇治本店(なかむらとうきちほんてん うじほんてん)

安政元年(1854)創業の老舗茶商。建物は国の重要文化的景観に選定され、趣のあるたたずまい。製茶工場を改装したカフェでは、抹茶を使った料理やスイーツがいただけます。ぷるんとした食感の名物「生茶ゼリイ」や、濃厚な抹茶アイスなどがたっぷり入った「まるとパフェ」も人気です。

お茶の通圓(おちゃのつうえん)

お茶の通圓(おちゃのつうえん)

宇治橋のたもとで平安時代より続く老舗で、旅人に一服のお茶を振る舞う茶店からはじまったそう。現在も茶店として利用でき、抹茶パフェや茶そばなど宇治川を眺めながらいただけば、旅の疲れも癒やされます。昔ながらの茶だんごはお土産にもぴったりです。

福寿園 宇治茶工房(ふくじゅえん うじちゃこうぼう)

福寿園 宇治茶工房(ふくじゅえん うじちゃこうぼう)

お茶にまつわる多彩な体験ができる宇治茶文化の学びの施設。「石臼で抹茶づくり体験」では、お茶の香りや色など、新しい発見がありそう。併設の福寿茶寮や茅葺き屋根の玉露亭でお茶を注文すると、スタッフの方からおいしいお茶の淹れ方やちょっとしたコツなどを教えていただけます。

朝日焼 shop&gallery(あさひやき ショップアンドギャラリー)

朝日焼 shop&gallery(あさひやき ショップアンドギャラリー)

約400年の歴史をもつ窯元のショップ兼ギャラリー。現当主・十六世の作品や窯元の職人さんが手がけた作品が並びます。急須を用いたワークショップや、店内にある茶室では茶会や企画展なども開催。大きな窓一面に広がる宇治川を眺められる、隠れた絶景スポットです。

とくにこれがおすすめ!

スタッフのおすすめポイント!

スタッフのおすすめポイント
お茶処・宇治なだけあり、人気の抹茶スポットが至るところに。四季折々に限定の抹茶パフェがいただける伊藤久右衛門や、平等院の近くにある抹茶ソフトクリームが絶品のますだ茶舗など、老舗が展開するスイーツは押さえておきたいところ。江戸時代から続く宇治碾茶農家「茶園清水屋」が手がけるGOCHIO cafeでは、「抹茶クレープ」など濃さの際立つスイーツをカフェスタイルで楽しめます。
(写真:GOCHIO cafe)

スタッフがおすすめする!

宇治 エリアのずらし旅ポイント

宇治エリアのずらし旅ポイント 昇苑くみひも
平等院や三室戸寺など“観る”スポットが多いエリアですが、“体験”にずらしてみるのはいかがでしょう。本格的な石臼を使った福寿園 宇治茶工房での抹茶づくり体験や、朝日焼の窯元での陶芸体験など、宇治には体験スポットもさまざま。伝統工芸の組紐の手組体験ができる昇苑くみひもも人気です。事前に予約して、旅行スケジュールに組み込んでみてください。

掲載内容は2021年4月時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

エリアガイド・マップ