山科・醍醐エリアガイド

 山科・醍醐エリアガイド

三方を山に囲まれた、緑と水の豊かなエリア。小野小町や豊臣秀吉ら歴史上の人物が好んだ地には、天台宗五箇室門跡のひとつである毘沙門堂や、真言宗醍醐派の総本山・醍醐寺など格式高いお寺がたくさんあります。大石内蔵助と一部の義士が移住した場所でもあることから赤穂浪士ゆかりの神社仏閣も多く、見どころのひとつに。四季の花に彩られる山科疏水の散歩道もあり、史跡巡りにとどまらない観光も楽しめます。京都駅から電車で約5~10分というアクセスの良さも魅力です。

三方を山に囲まれた、緑と水の豊かなエリア。小野小町や豊臣秀吉ら歴史上の人物が好んだ地には、天台宗五箇室門跡のひとつである毘沙門堂や、真言宗醍醐派の総本山・醍醐寺など格式高いお寺がたくさんあります。大石内蔵助と一部の義士が移住した場所でもあることから赤穂浪士ゆかりの神社仏閣も多く、見どころのひとつに。四季の花に彩られる山科疏水の散歩道もあり、史跡巡りにとどまらない観光も楽しめます。京都駅から電車で約5~10分というアクセスの良さも魅力です。

このエリアのみどころ

醍醐寺

醍醐寺(だいごじ)

豊臣秀吉が催した「醍醐の花見」で有名。このビッグイベントに向け、秀吉は諸堂の修復や700本もの桜の植樹などを行ったと伝わり、現在も京都屈指の桜名所として名を馳せています。秀吉自らが設計したという三宝院庭園は、国の特別名勝・特別史跡。モミジが調和し、絢爛豪華な桃山文化を感じさせてくれます。

スポット情報

勧修寺

勧修寺(かじゅうじ)

桜にはじまり、藤、ハナショウブ、蓮が咲き継ぐ、春から夏にかけて訪れたい花のお寺です。平成30年(2018)には「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン地となり、一躍桜の名所として有名になりました。氷室池を中心とした庭園は京都市指定名勝。お寺の方が用意された池畔の双眼鏡で、野鳥と豊かな自然を観賞してみましょう。

スポット情報

隨心院

隨心院(ずいしんいん)

例年3月下旬に見ごろを迎える遅咲きの“はねずの梅”が有名です。能の間を彩る「極彩色梅匂小町絵図」は必見。京都の絵描きユニット「だるま商店」によるもので、この寺で余生を過ごしたという小野小町の生涯が描かれています。境内には小町ゆかりの史跡「文塚」「化粧井戸」があり、御朱印や写経にも彼女の姿が。

スポット情報

とくにこれがおすすめ!

スタッフのおすすめポイント!

スタッフのおすすめポイント
隨心院を色に例えるならば“ピンク”。一年を通して楽しめる色鮮やかな襖絵に、お守りや絵馬……そして何よりそのイメージを強くするのが梅園に咲き誇る“はねず梅”。お寺を代表する歳時「はねず踊り」では、薄紅色の着物を着た子どもたちが、小野小町の恋物語をテーマに踊ります。ピンクに包まれた隨心院に訪れると、心も晴れやかになりそう。

おすすめのスポット

醍醐寺 霊宝館(だいごじ れいほうかん)

醍醐寺 霊宝館(だいごじ れいほうかん)

彫刻、絵画、文書など数多くの寺宝を伝承している醍醐寺。霊宝館で行われる春秋の特別展では、テーマに沿ってその一部を公開。かつては上醍醐のお堂にお祀りされていた仏像など、国宝・重文を含む貴重な寺宝の数々をご覧いただけます。

大石神社

大石神社(おおいしじんじゃ)

御神木「大石桜」は、例年3月下旬に見ごろを迎える京都でも早咲きのしだれ桜。立派な枝ぶりで、桜が提灯を覆うように咲き誇ります。赤穂浪士・大石内蔵助ゆかりの神社で、12月の「山科義士まつり」の舞台のひとつ。

岩屋寺

岩屋寺(いわやでら)

大石神社とあわせて訪れたい桜スポット。赤穂浪士・大石内蔵助が隠れ住んだことから「大石寺」とも呼ばれています。ご本尊は、内蔵助の念持仏である不動明王像。堂内には赤穂四十七士の木像や位牌、大石内蔵助の遺品数十点が展示されています。

Le Clos Sous le cerisier(ル・クロ スゥ ル スリジェ)

Le Clos Sous le cerisier(ル・クロ スゥ ル スリジェ)

醍醐寺の霊宝館敷地内にオープンしたカフェ。パリと大阪にお店をかまえる「ル・クロ」プロデュースによるフレンチが気軽に味わえます。料理はさることながら北欧インテリアで統一された店内も、お寺であることを忘れてしまいそうなおしゃれさ。

京栄堂 小野店(きょうえいどう おのてん)

京栄堂 小野店(きょうえいどう おのてん)

つつみ生八ッ橋「去来花(きょらいか)」は、京土産の定番・つぶあん入りの生八ッ橋を贅沢にもどら焼きの生地で包み込んだ、同店の代表銘菓。お土産はもちろんバラ売りもされているので、醍醐散策のお供にもおすすめ。

とくにこれがおすすめ!

スタッフのおすすめポイント!

スタッフのおすすめポイント
店名のLe Clos Sous le cerisier(ル・クロ スゥ ル スリジェ)の意味は、「桜の樹の下で」。春には霊宝館前にしだれ桜が咲き誇り、お店の周りも春爛漫。その名の通り、桜を眺めながら贅沢ランチが楽しめます。春にこそぜひ訪れていただきたいカフェです。

スタッフがおすすめする!

醍醐 エリアのずらし旅ポイント

醍醐エリアのずらし旅ポイント
紅葉シーズンに京都各地で開催される「夜間拝観とライトアップ」は、どこも大人気。醍醐寺と隨心院でも行われていますが、市街地のライトアップに比べ比較的空いています。ホテルが集まる地下鉄「烏丸御池駅」からは乗換なしでスムーズにアクセス可能。秋の醍醐エリアには“夜”にずらして訪れるのもおすすめです。

掲載内容は2021年4月時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

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