京都の夏、山々に囲まれた盆地の京都市内は「とにかく暑い!!」というイメージが強いですよね。しかし京都では、たくさんの工夫を凝らした“涼”に出会えます。今回は、エリアや体験、グルメなどおすすめの涼の楽しみ方をお届け。写真からも“ひえ~!”を感じていただけますように♪
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京都の避暑地といえば、「貴船」エリア
京都市街地より気温が5から10度ほど低くなると言われるのは、鴨川の上流に位置する「貴船(きぶね)」。2002年夏の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンに登場し、『「京」と「水」とでできた「涼」でした。』というコピーからも、“涼”の地であることがわかります。古くは「氣が生まれる根源の地」を語源にした「氣生根」とも記され、訪れると夏の疲れも吹き飛ばしてくれそう。
夏の貴船では、貴船川の真上に川床(かわどこ)が設えられ、せせらぎをBGMにお食事を楽しめます。五感で涼を感じられ、少し肌寒いこともあるくらい。お食事の際は薄手の羽織が1枚あると良いでしょう。
\EXサービス会員の皆様へ/
水の神様を祀る貴船神社では、人気の「水占みくじ」(200円)をぜひ。境内に湧き出る御神水を使用した「御神水ラムネ」(500円)で喉を潤すのも、夏らしくおすすめです。
\貴船エリアのおすすめ情報!/
⇒参拝前にチェック! 貴船神社の見どころガイド(2022年7月掲載)
⇒貴船の気軽な“カフェ床”とは?(2022年7月掲載)
\貴船エリアのおすすめ情報!/
⇒参拝前にチェック! 貴船神社の見どころガイド(2022年7月掲載)
⇒貴船の気軽な“カフェ床”とは?(2022年7月掲載)
早朝なら涼しく、混雑も回避できる!? 「嵐山・嵯峨野」エリア
いくら暑くても、やっぱり人気エリアもめぐりたい・・・ そんな時は、まだ気温が上がらない涼しい早朝から出かけましょう。
例えば、京都を代表する観光地「嵐山・嵯峨野」。日中であれば人であふれる竹林の小径(Google map)も8時頃までなら・・・ ご覧の通り(写真)! この時間帯なら、比較的混雑なく楽しめるのも魅力です。サラサラと竹の葉ずれの音色も聞こえやすく、心身共に浄化されそうです。エリア内に点在する社寺の多くは9時開門ですが、苔が美しい野宮神社は参拝自由、世界遺産・天龍寺は8時30分から参拝可能で、朝いちばんにお参りするのも良いでしょう。
\夏は涼しい“朝観光”がおすすめ!/
⇒さわやか 京都の朝めぐり(2024年7月掲載)
例えば、京都を代表する観光地「嵐山・嵯峨野」。日中であれば人であふれる竹林の小径(Google map)も8時頃までなら・・・ ご覧の通り(写真)! この時間帯なら、比較的混雑なく楽しめるのも魅力です。サラサラと竹の葉ずれの音色も聞こえやすく、心身共に浄化されそうです。エリア内に点在する社寺の多くは9時開門ですが、苔が美しい野宮神社は参拝自由、世界遺産・天龍寺は8時30分から参拝可能で、朝いちばんにお参りするのも良いでしょう。
\夏は涼しい“朝観光”がおすすめ!/
⇒さわやか 京都の朝めぐり(2024年7月掲載)
朝の特別拝観。僧侶のご案内でお寺めぐり
世界遺産 東寺「早朝特別拝観」
京都のランドマーク的存在である五重塔を有することで知られる東寺。国内だけでなく訪日観光客からも人気の世界遺産寺院を、一般拝観開始前の早朝に拝観できるプランが、日にち限定で開催されています。
暑くなる前の時間帯に参加者だけで拝観できるうえ、僧侶のご案内付きなので、通常の拝観では見落としがちな“発見”がありそうなのも嬉しいポイント。東寺が誇る数々の仏様が祀られる金堂や講堂だけでなく、五重塔の初層や、天皇をお迎えする迎賓館として建てられた小子房(しょうしぼう)など通常非公開エリアの特別拝観も。参加の記念に、早朝拝観限定の御朱印も授与される特別感たっぷりの内容です。
■世界遺産 東寺 早朝特別拝観
【日程】2024年8月24日(土)・25日(日)、9月8日(日)、29日(日)
7:30~8:30
※参加ご希望の2日前10:00までに要予約
【料金】3,000円
【場所】東寺 詳細情報はこちら
【場所】東寺 詳細情報はこちら
【問合せ】075-662-0173(東寺/当日7:00以降 ※電話でのお申込みはできません)
世界遺産・非公開の建物で、特別朝食を
二条城「清流園・香雲亭での朝御膳」
徳川幕府の栄華を現在に伝える世界遺産・二条城では、非公開の「香雲亭(こううんてい)」で朝食が楽しめる企画を実施中。2017年よりスタートした夏の恒例企画で、毎年、趣向を凝らしたメニュー内容も気になるところ。「京のゆば粥御膳」には時期によって異なる「季節の逸品」が提供され、「鱧おとし」(~7月31日)、「賀茂茄子しぎ焼き(初登場メニュー)」(8月1日~15日)、「鮎の竜田揚げ」(8月16日~31日)、「萩豆腐と鱧のお吸い物」(9月1日~15日)、「鮑と勝栗の茶碗蒸し(初登場メニュー)」(9月16日~30日)と多彩な顔ぶれ。お庭を眺めながらの贅沢な朝ごはんを楽しんでみませんか。
■二条城 清流園・香雲亭での朝御膳
■二条城 清流園・香雲亭での朝御膳
【日程】2024年7月15日(月・祝)~9月30日(月)
9:15~10:15
※希望日の前日15:00までに要予約(1日40名限定)
【場所】二条城 詳細情報はこちら【料金】4,200円※別途要入城料
【予約・問合せ】075-551-1203(京料理いそべ/10:00~15:00)
【公式ホームページ】https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/nijojocastle/
日射しを避けて“影”からお庭を眺める
せっかくの京都旅行、暑いとは分かっていても、やはり神社やお寺で京都の風情を楽しみたいという方もきっと多いはず。日射しを避けて、お堂の中や境内の木陰から寺院のお庭を楽しんでみませんか。影によって作り出される凉空間から、じっくりとお庭を鑑賞しましょう。
\“影”から楽しむおすすめのお庭を紹介しています/
⇒厳しい日射しを回避! “影の凉”スポットで京都を満喫しよう(2022年8月掲載)
\“影”から楽しむおすすめのお庭を紹介しています/
⇒厳しい日射しを回避! “影の凉”スポットで京都を満喫しよう(2022年8月掲載)
神聖な川に足を浸けて心身を清め、火を灯したロウソクを奉納
北野天満宮「御手洗川足つけ燈明神事」
8月の御手洗祭から10月の瑞饋祭(ずいきまつり)にかけて、北野天満宮では神事が多数執りおこなわれますが、平成28年(2016)からは、足つけ燈明神事が再興されました。祈願したい御利益に応じて、五色あるろうそくのうち1本をチョイス。境内に流れる御手洗川に足を浸け、歩みを進めて心身を清め祓い、ろうそくに火を灯し献灯します。日中も体験できますが、おすすめは日が落ちた夜。川面にろうそくの灯りが揺れ、風情たっぷりです。8月9日(金)から12日(月・祝)は、恒例となっている通常非公開の国宝御本殿石の間通り抜け神事に加え、今年は、梅苑内州浜のライトアップを開催。露店や茶屋の出店も予定されており、さらに賑わいを増しそうです。
■北野天満宮 御手洗川足つけ燈明神事
【日程】2024年8月2日(金)~18日(日)
9:00~20:00(受付終了19:40)
※御本殿石の間通り抜け神事および梅苑内州浜のライトアップは8月9日(金)~12日(月・祝)
【料金】境内無料、足つけ燈明神事500円(御手洗ろうそく付)、石の間通り抜け神事1,000円
【場所】北野天満宮 詳細情報はこちら
【料金】境内無料、足つけ燈明神事500円(御手洗ろうそく付)、石の間通り抜け神事1,000円
【場所】北野天満宮 詳細情報はこちら
【電話】075-461-0005
【公式ホームページ】https://kitanotenmangu.or.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kitanotenmangu
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kitano_tenmangu
\今年注目の夜イベント情報/
⇒夏の京都、夜のおすすめイベント2024(2024年7月公開)
俳優さんの演技とミッション達成型コラボにゾクッ!
東映太秦映画村「史上最恐のお化け屋敷 呪われの人形」
お化け屋敷で背筋も凍る(!)涼体験はいかがでしょう。お化け屋敷は全国に数多くあれど、京都でおすすめしたいのが、東映太秦映画村の「史上最恐のお化け屋敷 呪われの人形」です。一昨年(2022年)9月にリニューアルオープンし、演出を手がけたのは、これまで100以上のお化け屋敷をプロデュースしてきた五味弘文氏。東映京都撮影所の美術スタッフさんの技術を結集したセットで、訪れる人に迫真の演技で恐怖を与えるのは、映画やテレビに出演される俳優さん! お化けの女人形から目隠しを外し、呪われた人形の目を塞ぐというミッションが加わり、背筋も凍り付きそうな最恐のひと時で、体温も低くなりそうです。
■東映太秦映画村
【公式ホームページ】https://www.toei-eigamura.com/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/toeieigamura/
■東映太秦映画村
【営業時間】9:00~17:00
※2024年8月3日(土)・4日(日)、10日(土)~18日(日)は~21:00
※2024年8月3日(土)・4日(日)、10日(土)~18日(日)は~21:00
【料金】600円※別途入村料要
【電話】0570-064349
【アクセス】JR山陰本線(嵯峨野線)「太秦駅」から徒歩約5分 Google map【公式ホームページ】https://www.toei-eigamura.com/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/toeieigamura/
ちょっぴり可愛らしい妖怪大行列
高台寺「百鬼夜行展」
「背筋が凍るほどまでは・・・」という方におすすめなのが夏の高台寺での恒例行事 「百鬼夜行展」。新旧の絵巻に加えて関西在住のアニメーター・キョウツベ氏が描く百鬼夜行絵図や、愛らしい「みまもりようかい」というAR作品も展示されています。どの絵巻もよく見ると、「ひえ~」っと恐怖を感じるどころか、「ほっこり」と心温まってしまいそうな妖怪大行列。じっくり眺めて、お気に入りの妖怪を探してみてください。
また「怖~い」のがお好きな方は高台寺掌美術館へも足を運んでみましょう。幕末から明治時代にかけて活躍した浮世絵師 河鍋暁齊による「百鬼夜行屏風」、白隠慧鶴禅師の御軸「南無地獄大菩薩」、江戸時代の巻物「地獄・極楽図」(すべて高台寺所蔵)などを展示しています。
高台寺境内のいたるところに「お化け提灯」が吊されるなど、いかにも夏らしいイベントとなっています。 8 月1日(木) から 18 日(日)までは夜間拝観も開催されますので、涼しさを増す夜に妖怪たちに会いに行かれてはいかがでしょうか。
■高台寺 百鬼夜行展
【日程】2024年7月15日(月)~8月31日(土)
9:00~17:30(受付終了17:00)
※高台寺のみ8月1日(木)~18日(日)は9:00~22:00(受付終了21:30)
※8月10日(土)および22日(木)は高台寺での展示は休止
【料金】600円(掌美術館入館料込)
【場所】高台寺 詳細情報はこちら
【問合せ】075-561-9966
【公式ホームページ】https://www.kodaiji.com/
\「百鬼夜行展」も紹介しています/
⇒北政所ねね400年遠忌! 高台寺の見どころと夏の催し(2024年8月掲載)
涼やかな音色に癒やされる♪
京都各地で、“風鈴イベント”が開催中
チリンチリ~ン♪ 風が抜けると奏でられる、風鈴の音色を耳にするだけで涼やかな気持ちになりますよね。神社やお寺の境内で風鈴を目にする機会も増えてきました。
風鈴は、お堂などの軒に取り付けられた風鐸(ふうたく)に起源をもつとされ、その涼やかな音色には厄除け・魔除けの意味もあるそう。どの社寺もたくさんの風鈴が吊され、デザインもさまざま。違いを楽しんでみるのもおもしろそうです。
\風鈴飾りの人気スポットをまとめてご紹介/
絶品! 京の“ひんやりスイーツ”、揃っています
涼を取るなら、やっぱり“ひんやりスイーツ”も欠かせませんよね♪ なかでも代表格といえるのが「かき氷」。京都の喫茶店・カフェでは、見た目も美しいバラエティ豊かな逸品が揃います。
かき氷と同様に、眺めているだけでも涼しげな透明感のあるスイーツも夏におすすめ。老舗のわらび餅やくずきりはもちろん、SNS映えでも話題のニューカマーも必見です。食べても眺めても涼やかな、お気に入りの“ひんやりスイーツ”を見つけてくださいね♪
\「そう京」スタッフおすすめ!/
⇒京都で出合うかき氷の世界(2024年6月掲載)
⇒京都の老舗が手がける、絶品かき氷(2023年8月掲載)
⇒透明感が美しい、涼やかな京都の和スイーツ(2023年5月掲載)
\「そう京」スタッフおすすめ!/
⇒京都で出合うかき氷の世界(2024年6月掲載)
⇒京都の老舗が手がける、絶品かき氷(2023年8月掲載)
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“辛党”におすすめ!
地酒・地ビールで火照った身体をひんやりと
「自分は辛党なんだけど・・・」という方におすすめしたいのが、地酒とクラフトビール。伏見を筆頭に京都は日本酒の名産地としても有名ですが、年々、クラフトビールシーンも賑やかさを増しています。気になる酒蔵や醸造の直営店でテイスティングを楽しんだり、たくさんの銘柄を扱う店舗でじっくりと飲み比べてみたり、京都のお酒で身体を冷ましてみてはいかがでしょうか。気持ち良くなってきたからといって、飲み過ぎにはくれぐれもご注意を。
\日本酒とビール、あなたはどっち派?/
⇒京都 酒蔵めぐり~夏に楽しみたい日本酒~(2021年7月掲載)
⇒京都のクラフトビールめぐり(2022年5月更新)
⇒老舗酒蔵「松井酒造」の最新情報(2022年8月掲載)
⇒130周年を迎えた京都・西陣の酒蔵「佐々木酒造」の“今”を知る(2023年6月掲載)
\EXサービス会員の皆様へ/
散策途中のお食事は「冷たい麺」でキマリ!
夏の京都散策でのランチには、さっぱりと味わえる「冷たい麺」がおすすめ。「京都“ローカル飯”」でもご紹介した、中華のサカイの「冷麺」は一年中メニューに載っていますが、やはり暑い夏にこそ味わっていただきたい一品です。京都らしいお出汁のきいたうどんや、フォトジェニックな“冷しラーメン”などのお食事で身体を満たして、暑い京都を乗り切りましょう!
\京都各地から推薦!/
⇒つるっとサッパリ! 京都で食べたい“冷たい麺”(2024年7月掲載)
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見る・聞く・食べる、などさまざまな“涼”をご紹介しました。皆さんも京都で、お気に入りの“涼”をみつけてみてくださいね。そして、おみやげには「京都の涼グッズ」をどうぞ♪
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⇒つるっとサッパリ! 京都で食べたい“冷たい麺”(2024年7月掲載)
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\涼を感じる工夫にも注目/
※掲載内容は2024年8月5日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。